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〜転移した世界で色んな意味で最強になった件〜  作者: ユウキ
第1章〜異世界転生編〜
6/15

第5話〜コウキのスキル〜

第5話 登場人物

・コウキ

・リョウマ

・ヨウム

・ミリナ

・シズエ

...

...

ロンメルと名乗るおじさんからデュランを貰い受けた俺はヨウムと一緒に町外れの丘に来ていた。

剣の試し切りをするためである。


コウキ「この辺の丘なら被害が出ずにすみそうだな」


ヨウム「おお!そうだな、ここにしよう」


場所を決めた俺は鞘からデュランを抜刀する。

鞘から出てきたデュランの刀身は綺麗で思わずヨウムもそしてもらったときに一目見ている俺ですら見惚れていた。


ヨウム「めっちゃ綺麗だな、その剣」


コウキ「ああ。俺は一回見ているがそれでも見惚れちまうよ」


コウキ「って剣に見惚れてたら時間がもったいないな。早く始めよう」


ヨウム「そうだな。じゃあこの大木はどうだ?結構大きいから切りごたえあると思うんだけど」


コウキ「それって勝手に切っていいのかなぁ。あとで怒られないか心配だぞ」


ヨウム「切ったらうちに持って帰って母さんに頼んだらいいさ。母さんなら暖炉や飯作るのに薪がいるから助かるっていうはずだぜ」


コウキ「それなら良いんだけどさ」


コウキ「じゃあ切ってみるからヨウムは危なくないように避けておいてくれ」


ヨウム「りょーかい」


そうして俺はヨウムが安全な位置まで退避したのを確認した上で剣を振るった。


剣は凄く軽く全然切った手応えは俺には無かった

しかしその手応えとは裏腹に大木は一瞬にして真っ二つである。


俺もヨウムも空いた口が塞がらないでいた


コウキ「嘘..だろ⁉︎全然切った手応えなかったんだけど?」


ヨウム「瞬きした一瞬であんな大きな木が真っ二つになっちまった‼︎」


ヨウム「おい、コウキ!この剣すごいな‼︎」


コウキ「ああ!軽くて使いやすいしくれたロンメルさんには感謝しなくちゃな‼︎」


ヨウム「そろそろ帰るか。母さんが心配する」


コウキ「そうだね」


そうして剣を手に入れた俺はヨウムと一緒に家に帰るのであった。

...

俺たちが家についたのは夕方だった


ヨウム「母さんただいま〜」


コウキ「シズエさんただいま戻りました」


すると奥からシズエさんとミリナが出てきた。


シズエ「コウキ、ヨウムおかえり」


ミリナ「お兄ちゃん、コウくんおかえりなさい」


ミリナがとても良い笑顔で出迎えてくれた


シズエ「もうそろそろで晩ご飯できるから2人とも手洗ってきな。ミリナももうちょっと手伝っておくれ」


ミリナ「はーい。お母さん」


俺とヨウムが手を洗ってうがいをして戻るともう食事ができて並んでいる状態だった


シズエ「じゃあ食べようかね。いただきます」


コウキ、ヨウム、ミリナ「いただきまーす」


今夜の食事もどれも美味しかった


コウキ「おお〜今日のご飯も美味しいな」


シズエ「ありがとうよ。作った甲斐があるってもんさ」


ミリナ「私もお手伝いしてこれ作ったんだよ」


ミリナが手のひらで刺していたのは俺が最初に食べた鶏肉の煮物であった。


コウキ「これをミリナが作ったの?」


ミリナ「そうだよ。お母さんに教えてもらいながらだったけど味はどう?」


コウキ「めっちゃ美味いよ!」


ミリナ「やった!嬉しい」


俺はミリナの頭をポンポンと撫でながら感想を言った。


ミリナ「えへへ〜ありがと///」


顔を赤らめながらはにかんだミリナはとても可愛くてドキドキした。


シズエ「ところでリョウマの所には行ってきたんだろう?」


コウキ「はい!明日から修行をつけてもらえるようになりました」


シズエ「それは良かったねぇ。ん⁉︎」


コウキ「どうしました?シズエさん」


シズエ「コウキの隣に立てかけてある剣はどうしたんだい?」


コウキ「ああ、これですか?これはリョウマさんに修行を頼んだあと武器を買いにヨウムと武器屋さんに行った時にもらったんです」


シズエ「貰った?買ったんじゃなくて?」


コウキ「はい。あそこの店でお手洗いに行こうと路地裏に行ったらそこにロンメルと名乗るおじさんがいたんですけど僕が転生者だと伝えるとこの剣をくれたんです。こんな所で転生者さんに会えたのも何かの縁だって言ってね」


シズエ「へ〜そりゃあ良かったね〜〜」

と言ったところでおかしな所に気づいた


シズエ「ちょっと待って!今ロンメルって言わなかったかい⁉︎」


コウキ「言いましたけど何かおかしかったですか?」


シズエ「コウキあんたもの凄い有名人に認められたんだね!」


コウキ「有名人?」


シズエ「そうさね!ロンメルと言えば数十年前活躍したっていうギルドの英雄だよ。ドラゴン殺しで有名だよ」


コウキ「そんなに凄い人だったんですね!もうちょっと話をすれば良かったな〜」


シズエ「じゃあその剣はデュランって名前じゃないかい?」


コウキ「ええ。そうです」


シズエ「やっぱりね。その剣は彼がギルドの英雄と言われていたときに使っていた剣だよ」


コウキ「この剣ってそんなに凄い剣だったんですね」


シズエさんから凄い話を聞きながら食事を終えた俺は風呂に入った後部屋でゆっくりしていた。


コウキ「それにしてもあの路地裏で出会ったおじさんがギルドの英雄でこの剣はその時使ってたっていう神剣デュランだとはね...何があるか分かんないもんだな」


そう呟いた俺はベッドに入って眠りについた。


明日からはリョウマさんに修行をつけてもらうんだ!

張り切って頑張らないとな

...

翌日の朝起きて身支度をし下に降りるとシズエさんとミリナとヨウムがいた。


コウキ「シズエさんおはようございます。ヨウムもミリナもおはよう」


シズエ「お!起きてきたね?コウキおはよう」


ヨウム「コウキおはよう」


ミリナ「コウくんおはよ〜」


シズエ「じゃあコウキも起きたことだし朝ごはんにしようかね」


そうして俺はみんなと談笑しながら朝ごはんを食べた

...

そしてお腹も落ち着いたところでヨウムに声をかけられた。


ヨウム「そろそろ行くか!」


コウキ「そうだな」


俺は剣を腰に添えて立ち上がった


ヨウム「それじゃあ母さん行ってきます」


コウキ「シズエさん行ってきます」


シズエ「2人とも行ってらっしゃい。気をつけていくんだよ」


ヨウム「分かってるよ」


そうして俺たち2人はシズエさんとミリナに見送られリョウマさんの家に向かった。

...

ヨウムと2人で戦闘スタイルやこの世界にいるモンスターについて話しているとリョウマさんの家についた。


ヨウム「おーい!リョウマ〜来たぞ〜〜」


すると中からリョウマさんが出てきた。


リョウマ「お!ヨウムにコウキもよく来たな」


リョウマ「とりあえず上がっていけよ」


ヨウム「じゃあ上がらさせてもらうわ」


コウキ「リョウマさんお邪魔します」


中は必要最低限のものしかなかった


リョウマ「えっと、今日からだったよな!コウキの修行」

コウキ「はい!よろしくお願いしますリョウマさん」


リョウマ「あのなコウキ、呼び捨てとタメにしてくれないか?敬語使われるの慣れてないからむず痒いんだ」


コウキ「分かった。リョウマがそれを望むならそうするよ」


リョウマ「サンキューな」


リョウマ「それでだ。コウキ、自分のステータスを見てみてくれ」


コウキ「ステータス?ステータスってどうやって見るんだ?」


リョウマ「右手で上から下に下ろせばステータス画面が出てくる」


コウキ「こうか?」


俺は言われるがままやって見ると視界にステータスと表示された画面が出てきた


リョウマ「出来たか?」


コウキ「ああ、これで何を見ればいいんだ?」


リョウマ「コウキが何が得意なのかを知るためにな!とりあえず剣の熟練度と魔法の熟練度それからスキルを使えるかみてくれ」


コウキ「分かった」


俺は画面に目をやった

コウキ:レベル2

HP:3500

MP:5000

片手剣:1000

両手剣:0

弓:30

杖:0

スキル:大賢者、捕食者、千里眼、テレパシー、クリエイト、反射(リフレクト)、熱変動耐性、魔力感知、熱源感知、身体装甲、粘糸鋼糸、麻痺吐息、超速回復、思念伝達、威圧、超嗅覚、無限牢獄、擬態

...

それをリョウマに見せると聞いたことのない声を上げて倒れ込んだ。


リョウマ「スキルの量えぐいな!それに片手剣の熟練度とMPがあり得んくらい高い‼︎」


コウキ「そうなのか?」


リョウマ「当たり前だ。今からギルド登録しても遜色ないぞ!」


リョウマ「こんななら俺が教えてやれるのは戦闘での心得ぐらいだな」


リョウマ「実際の戦闘はやって慣れるしかないからな。全く修行もせず俺を追い抜きやがった^^;」


コウキ「じゃあ戦闘での心得を教えてくれ!」


リョウマ「分かった!じゃあお茶でも飲みながら話そうか」


コウキ「ああ!よろしく頼む」


リョウマ「まず戦闘で大事なことは大きく分けて3つある」


コウキ「3つしかないのか?」


リョウマ「まあ大まかに言えばだ!細かく言ってたら日が暮れちまうんでな。細かいことは実際にモンスターとの戦闘訓練に入ってから自分の感覚で知っていけばいい」


リョウマ「じゃあ説明するぞ。まず1つ目は戦うモンスターや場所の把握だ!」


リョウマ「このモンスターには何が効くのか。この場所だと使える魔法使えない魔法の有無、スキルなんかも考えろよ」


リョウマ「そして2つ目は自分や仲間のパーティーメンバー、その場にいる他のパーティーの状況だ。自分や仲間に回復が必要なのか、他のパーティーに負傷者がいるのか見て最善の行動を心掛けるんだ。」


コウキ「ふむふむ」


リョウマ「そして最後の3つ目だ。これが1番大事だと言っても過言ではないな!」


コウキ「それは?」


リョウマ「それは如何なる戦闘や状況でも落ち着くことだ!」


リョウマ「自分自身が落ち着いて冷静に周りを見れると戦闘が安定するんだ!」


コウキ「分かった!ありがとう」


リョウマ「良いってことよ。あとはモンスターとの戦闘で慣れていくしかないから明日からはモンスター狩りをするがその前にこの町にあるギルド支部に行くぞ!そこでコウキの冒険者試験手続きをするんだ」


コウキ「冒険者になると良いことがあるのか?」


リョウマ「ああ。冒険者になるとクエストを受注できるしお金稼ぎにもなるぞ」


コウキ「それは良いな!ぜひ行きたい」


リョウマ「じゃあ明日行くから今日と同じ時間にヨウムと来てくれるか?」


コウキ、ヨウム「分かった!」


そうして修行もせずにリョウマを越し町で最強になってしまった俺はヨウムと一緒に帰路に着いた。

明日はギルド支部に行って冒険者試験を受けるんだ。


修行はコウキのチート級のスキル量と剣の熟練度やMP、HPの高さが分かり無くなりましたが次回話ではギルド本部のラピルス支部に行き冒険者に試験を受ける予定です。


そしてそのあといよいよモンスターが登場する予定です

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