第一村人発見
マイペースに進めていきまー!
「ん・・・ここは・・・」
目覚めるとそこは洞窟だった。
そして、足下には一冊の本が置いてあった。
「女神様の安心安全異世界転生って・・・説明書的なあれか。とりあえず一通りはこの世界の仕組みがのってるな・・・」
魔法やスキルなどの説明がのっている親切な本である。
「はーい!女神様でーす!えーとー回りを見渡してるあなた!これは音声ガイダンスなので誰も居ませんよー!残念でしたー」
「すごくイラッとするな・・・これ、とゆうか音声で説明してくれるなら本じゃなくても良いような・・・」
「まずはーこの世界の仕組みについてです!あ、音声ガイダンスなら本いらねーじゃんと思ったそこのあなた!魔力を消費しなくても後で読み返せるでしょー?バカなんですかー!アホなんですかー!」
「・・・燃やすか」
「燃やしちゃったら後悔しますよー?まぁ女神様の特殊なパワーで燃えないんですけどね♪」
「・・・」
「さぁさぁ、まずは魔法からです!魔法は魔力を使用して自然現象を再現したり、もともとある作用を強化したり、弱体化させたりと!この世界で生きていく上では欠かせない物ですね!よーく覚えておきましょー」
「さらに!スキルもあります!これは種族事に固有で持っていたり、ある条件を満たすと手に入れたりします。スキルや魔法についてはだいたいこんなものですかねー!
ハジメさんは転生のショックで前世の記憶を大半失われてますが前世の常識はだいたい覚えているはずです!あとはさっき説明した知識さえあれば生きていけると思うので頑張って下さいー!」
プツンと音が聞こえた気がした。
「いまの・・・ほんとは通話だったんじゃないのか?・・・とりあえずだいたい分かったし、ここに居ても仕方ないな。外に出ようか、地図があっても現在地が分からないと意味ないしな」
本には一応世界地図的な物も記載されていた。
ただ落書きレベルなのが気になるところである。
そしてハジメは歩き始める。
とりあえず上に向かう道を選び歩いている。
「スキルってどうやって確認するんだろう・・・取得条件とかどうなっているんだろう・・・あー!もう!気になることが多すぎる!」
「動くな!」
ハジメ第一村人発見である。