溶けてゆく意識の中で
他の作者さんが予定より長引いたわ言うてる意味が分かりました。( ;∀;)
「はいはーい!一名様ごあんなーい!」
聴き慣れない声が頭に響く。
頭・・・?なんだこの感覚は・・・懐かしいような・・・
「おぉ!これは、これは素晴らしい輝きを持っていますねぇー」
よくよく聴くと聴いたことのあるような声・・・
とゆうか俺は・・・何が起きている?ここは家か?車か?どこなんだ・・・
周りを見渡そうにも身体?とゆうかなんだか「感覚」だけが動き回るそんな感じだ・・・
思うように動けない。
「かなり期待出来そうですねぇ。
んんん???ですがこれは少し・・・おかしいですねぇ・・・んーこの魂は・・・こんなことは過去にも無かったような有ったような・・・
まぁ・・・いっか!ダメならダメでいつも通り処分すれば良いだけだし!」
輝き・・・?魂・・・?処分・・・?
なんの事だ?
まさか・・・これは・・・過去にもあったぞ!
そうだ夢だな!
「さぁ、観察はこのくらいにして・・・っと
そろそろ始めますか!おーい!始めるよー!
・・・って聴こえないんだけどねー」
子供の頃によくこんな夢を見た気がするなぁー
ん?そう言えば子供の頃って夢見てたっけ?
あれ?なんだか記憶が・・・
「おぉーこれはこれは・・・弄り甲斐がありますねぇ。えーっと・・・ここをこうしてぇー
うーんやっぱりぃーなんかおかしいけどまぁいいかー」
なんとなく分かってきた。
これは夢ではない、そして俺は何かをされている・・・
とゆうか俺は誰だ?
一瞬はっきりとしたような意識もどんどん溶けていく・・・
「よし!これで完成っと。さぁいつもみたいに始めますかー。」
女神はそう言うと、先ほどまで弄っていた魂に
口づけをした。
女神の口づけを受けた魂はよりいっそう輝きを増していった・・・
そしてぼんやりと人の形となっていく。
「よし。とりあえず完成かな。」
形が出来たのをニマニマと眺めながら女神は呟いた。
「おっほん!」
咳払いをして女神は話しかける。
「唐突ですが、あなたは死んでしまいました。」
「・・・は?
ちょっと待て。死んだも何もここはどこだ?」
寝ていたのを突然起こされて突然話かけられたような感覚になった俺はひどくイライラした。
とゆうか目の前の巨乳露出美女は誰だよ。
肌色の面積の方が広いじゃねぇか。
女神の服装はよく絵画に描かれているような長めのシルクの布を身体に軽く巻き付けてあるだけなのだ。
しかし、大事なとこは女神パワーで絶対に見えない。
恐るべし女神パワー
「はいはーい。とりあえず質問は後で答えますね!話を聞いてくださいね。とゆうか胸を見すぎです!」
驚いた女神はそうゆうとパチリと指を鳴らした
次の瞬間事に何もない空間からニットが出現し、女神はそれを上から着た。
「え?着ちゃうの?」
俺は思わずそう呟いた。恐らく絶望の表情だろう。
他に考える事は沢山あるはずなのに、そこにしか興味がいかなかった。
気付いてはいないがなにせよ相手は女神なのだ。
男ならしょうがない事である。たとえ死んでいようとも・・・
裸巨乳ニットもやばいな・・・
表情が明るくなった。とゆうかやらしくなった。
「やらしい事しか考えてませんね!?まぁいいですけどー♪」
かなり嬉しそうに女神はそう言うと話を続けた。
「さてと、あなたは前にいた世界で死んで異世界に転生する事になりました。
なぜかと言うとたまたまですね。」
そう告げられた俺は・・・やはり胸に目が釘付けになった。
「徳を積んだ魂は
ここ、神々の間へ運ばれる事がたまにあります。そう、あなたは前世で良いことを沢山したのです。ですので、こうしてもう一度人生をやり直すチャンスを与えます。しかもあなたの魂が一番輝く世界で転生する事が出来ます。って聞いてますか?!」
先ほどまで胸に集中していた視線が股の方へ向かった事に気づいた女神は少し怒り気味に声を上げた。だがとても嬉しそうだった。
「ぶっちゃけ前世とかあんまり記憶にないし。
なんで死んだかも良く分からないけど、とりあえずお願いします。」
俺は記憶がほぼなかった。失われてしまったのだ。
「とりあえずいつも通りに話しかけてみたけど、返事が帰ってきたのは100年ぶりですねー。女神さま超ビックリ!」
「話するのがそんなに珍しいのか?」
とゆうのも普通は神々の間で人の形を保ち言葉を話すなんて事はまずあり得なかった。
通常のレベルの魂だと神々の輝きにかきけされてしまうからだ。
感覚も記憶も何もなく気がつけばただ世界に産み落とされている。それが普通なのだ。
英雄クラスになるとようやく人の形を保てるらしいが・・・
その例は多くは無い。
「それは勿論!いつもは魂が揺らめいたりする程度ですから!とゆうか話す上に欲望を持つほどの状態を保てるなんて前列が無いような・・・」
「言ってる事はよくわからないけどなんだか凄いって事はよくわかったよ。それで、転生させてくれるのかい?」
「ええ勿論です!そのためにあなたを起こしたのですから!」
「そうか、じゃあすぐに頼むわ。あんたみたいな美女を目の前にして言うのもなんだが、ここは息苦しいしな。」
「おっと、そうでした。魂だけの状態で長居するのは良くありませんしね!では新しい世界へレッツゴーです!」
そう言うと女神は俺の前に立ちおでこをくっ付けた。
その瞬間俺はさらに輝きを増し、意識が溶けていった・・・
その最中に聞こえたような気がした。
「契約完了っと!頑張って下さいねー期待の新人君!」
スマートに話をまとめる技が欲しいですね。
まぁそれ以前の問題もありますが・・・┐(´д`)┌