プロローグ:異世界転生
転生するまで!
みなさん元まして。
え?漢字がおかしいって?
いやいや、ちょっととぼけてみただけですよ。
さあ、前置きとかはここまでにして!
自己紹介をしよう。
今回の主人公の名前は
高山 元《タカヤマ ハジメ》
今年24歳になる自称イケメン会社員
結婚1年目で子供も1歳になりました。出来ちゃった婚だけど幸せいっぱいのパパが
とあるきっかけで異世界に転生してしまいます。
これはそんなお話・・・
どうぞお付き合いください。
「よしっ!これで最後っと!」
俺はポツンと一人残る事務所で呟いた。
「今何時だっけなー?ってもうすぐ日付け変わるじゃん・・・」
夜中に一人で仕事をしているとついつい一人言が多くなってしまう。
ストレスから来るものなのだろうか、そんなことはどうでもいい。
そう思い、いそいそと帰る準備を始めた。
最近仕事を一人で任される事が多くなってきた。
一人前に認められた証拠だろう。
彼は回りから好かれる性格だった。人が喜びそうな事が何となくわかるのだ。
そして、彼自信も人の喜ぶ顔を見るのが大好きだった。
「そろそろ、お前も一人でやってみるか?」
上司にそう言われるまでは長くはなかった。
嬉しいのだが結婚もして子供も出来たこの時期に夜遅くまで仕事するのは家族に申し訳なく思う。
寂しさと罪悪感に襲われて、大急ぎで事務所を後にした。
なんてったって明日は休みだ!
明日は子供を抱えて景色の綺麗な観光地を回ろうかと思っている。
子供は何を見てもまだ意味が分からないと思うが大きくなったときに写真を見せるのだ!
そう意気込んで運転していると
「バリボ―ヒョエー」
なんとなく奇声を上げたくなった。特に意味はないけど夜中のテンションだと「たまによくある」事だと思う。
ザザザーーザッザッーーーーー
ん?
今何かノイズが聞こえたような・・・
「車ラジオつけてないよなぁ・・・」
実は俺幽霊とかメチャクチャ苦手なのだ、
手にじっとりと汗をかいたまま更にスピードを上げて帰宅する。
「あともう少しだじょー」
家が近付いてきた。すこし安心した。
それだけで赤ちゃん言葉になる。
そう、今の俺はデレデレ幸せ真っ最中なのだ。
これが、この世界で発した人生最後の言葉となった。
初投稿頑張ります!。。(〃_ _)σ∥