ハイエンド・ローエンド
お久しぶりの人は超お久しぶりです。
はい、前の投稿日を見ると去年の4月…1年半以上経っているんですね
2年過ぎなかっただけ良かったと思うことにします。
話なんか忘れたが?という方は前回の話をまた読んでみてください。
どうせ短いですし、今回も短いですが。
拙い文章ですが、誰かに刺さる物語でありたいと思ってはいます。はい。
奴隷は私の後ろをうつむきながらついてくる。俺に表情を見られないようにしているのだろう。
シャルルに魔法をかけられて表情や言葉に真実が宿りやすくなっている。魔法に対して抵抗力が強ければ争うこともできるのだろうが、抵抗力は本人の資質と扱い方によって決まるため、なんの準備もしていない奴隷には扱えないだろう。
俺も奴隷が何を考え、何を思ってるかなど興味はない。きちんと従えばそれでいい。
しかし…
それはただの思いつきで、なんとなく聞いてみただけにすぎない。特に意味があるわけではないのだ。
「おい」
奴隷は体をビクリと震わせ、目を見開いて俺を見る。驚きと怯えが伝わる。すぐに目を合わさないよう、表情を見られないよう、下を向いて答える。
「なんでしょうか……」
「お前は俺のことをどう思う?」
「えっ…?」
反射で奴隷は俺を見る。
「お前には俺がどう見える」
奴隷の表情には魔法の効果か、純粋な表情か、わからないが困惑と怯えが現れる。
しかし、魔法の効果で言葉は本人の意思に関係なく口から出てくる。
「わかりません」
怯えながら、俺の目を見て答える。
「買われてからほとんど時間が経っていませんが、ロウさんの私に対する態度がわかりません」
「ロウさんは私に興味がないようで気を使っていただいたり、薬を与えてくれたり」
「奴隷としたら扱っているようで、一人の人として扱ってくれているような」
「本当にわからないです」
奴隷は一通り喋り終え、すぐにまた下を向いた。
私は再び歩き出す。
所詮、ただの思いつきでしかない問なのだから。
読んでいただいてありがとうございます。
短いですよ、いつも通りです。いつもってほど書いてないんですがね。
1年半も空いてしまうとキャラとキャラのやりとりとかどう書けばいいんだっけ?みたいになります。自業自得とはこのことなり。
書き始めてからは早いんですが、気が向いたらしか書かないからこれだけ空きます。
次でるのはすぐか、それとも何年も後なのか……
気になるという方は首をキリンのように長くして待っていただければ…(ごめんない)