買い物2
どうもこんにちは乱丁海月です
なんていうか………………もうあれですね、はい
待ってくれていた方がいらっしゃるかは謎ですがお待たせしました
町までは山の山中にある屋敷から降りたところにある。
森の中を奴隷と私は無言で歩く。私も特にしゃべることはないし奴隷も下を向いて私の後ろを黙ってついてくる。
町について、奴隷の様子を窺うと少し疲れた様子で咳き込んでいる。病弱な体質もあるだろうが、三十分程舗装されていない道を慣れていない人間が歩けば少なからず疲れるだろう。
「すまないな」
「え?」
奴隷は突然声をかけられて驚いた声を出した。
「疲れただろう、少し休憩をしよう」
「えっ・・・・・あの・・・だ、大丈夫です・・・」
「なぜそこで断る」
奴隷は困ったようにおどおどとし始めた。
「私は…………………ど、奴隷…………ですので…」
「だから?」
「…………ッ」
ほぼ反射的にでた言葉と多少のイラつき。言葉に怒気も含まれる。それに驚き怯える奴隷。しかしイラつきが簡単に薄れることもなく
「奴隷、だから?それがなんだと?」
感情を理性で押さえつけながら、それでも奴隷を睨み付ける。蛇に睨まれた蛙のようになにも言えず動けず、ただ怯えたようにこちらをみている。緋色の双眼で。
その考えが………その思いが……………その眼が………………。
「奴隷という立場を理由にするな」
「えっ…」
小さく呟いた私の言葉が奴隷に聞こえたか聞こえていないかはわからないが、それを確認することもなく奴隷に背を向け市場の方へ歩きだす。
短いって?
ですね、すみません
次こそは?
たぶんまた………………