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詐欺師  作者: メル
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鈴の音

これは頭のおかしい幻聴のはなし。

あの子が私に囁くの。生きていてっていうの。そんな訳ないのに美しい鈴の音が聴こえるの。

おかしいな笑あの子は私の事苦手に思ってるはずなのに。心のどこかでいきたいと思ってるのかなー、んなわけない。しねよ!。


鈴の音は生きている。

祈りの声は消えている。

祝詞は届かない。

生きている。消えている。届かない。死んでいる。

私以外の音はない。


私以外が、、、




私にしか聴こえないんじゃなくて私以外のみんなが聴いてるんだ。わたしが逃げてるんだ。鈴の音から。祈りの声から。みなの祝詞から。


逃げるのはもうやめにしよう。死ぬのはもうやめにしよう。生きよう、灯そう、命の火を。



鈴の音が消えた。今までが嘘のようになくなった。

いま思えばそれはわたしが生きるための暗示だったのかもしれない。意味のある言葉の羅列、死ぬのをやめるような、生きるのを進めるような、そんな言葉たち。

さぁ生こう。意味ある生を歩みに。綺麗な終わりを目指して。


鈴の音は死んだ。祈りは灯された。祝詞は届いた。

死にゆくものに敬礼を。明日を歩むわたしに祝福を。

ここまで読んで頂きありがとうごさまいます。次話もよろしくお願い致します。

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