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詐欺師  作者: 雪乃
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わたし

もし音楽なんて愛さなければ結末は変わっていたのだろうか。そんな意味の無い妄想を続けている。

でも音楽を愛したからこそ今の自分があって、音楽を愛したからこそこんな最高の仲間と出会えた。


わたしにとって音楽とは生きる理由をくれた存在。

わたしにとって音楽とは仲間と出会えるきっかけをくれた存在。

そんな最高の存在をどうして愛さないなんて言えるだろうか。

こんな恩人を愛さないなんてそんなものあまりにも無礼だろう。

音楽のためなら全てを捨ててやろう。

それで貰った恩を自分に出来る最大限の形でお返しするんだ。


もし音楽に出会えなければわたしの人生は灰色のまま終わりを告げていただろう。

でも音楽に出逢えたおかげで私の人生は虹色に輝いて見えている。このまま音楽を愛し続ければ最高の終わりを迎えることができるだろう。音楽という存在に出逢えたことに最大限の感謝を。これからも愛し続ける。この人生が終わりを迎えるまで。




わたしにはなんの才能もないし音楽に関する才能なんて他の天才たちに比べたら最底辺とも言えるだろう。でも、それでも、足掻いて足掻いて最高の音楽を奏でるんだ。恩に報いるためにもわたしに出来る最高の音楽をみんなに届けるためにも、わたしに出来る限界まで音楽を作り続けて、それでも足りないなら限界何てもの軽く超えて最高の音楽を作ってやる。


今までどん底を生きてきたわたしにとって音楽は唯一の居場所だった、だから才能がなかろうがめげずに続けてきた。その努力が実るかは分からないけれど私は最後まで足掻き続けてやろう。


わたしは足掻き続けるぞ。たとえ誰にも認められなくても。才能なんてクソ喰らえだ。そんなもの死に物狂いの努力でねじ伏せてやる。それが恩人への最大の恩返しなのだから。



才能なんて必要ない。才能がないなら死に物狂いで努力して努力して努力して才能なんて関係ないくらいに最高の音楽を作りあげてやるんだ。それで誰かの心に響けばそれはあまりにも幸福で、だから俺は音楽を続ける。たとえ歌えなくなっても体が動かなくなってもわたしが存在している限りずっと。ずっと。ずっと。

はじめまして。雪乃と申します。ここまで読んで頂き誠にありがとうございます。短編集とは言いつつ短編小説と言えるのか少し怪しい位の拙作ではありますが、また読んでいただけると大変嬉しいです。感想やレビューもお待ちしております!

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