表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/26

日本人視点からのオタク文化論 キャラクター総論 宗教各論 

 今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。


 今や世界に広がる日本のヲタク文化ですが、この発展には日本特有の宗教や思想、歴史、言語、倫理観が大きく関わっております。この度はそういった視点から ヲタク文化 を考えてみました。出来る限り硬くない内容にしたいと思っておりますデス。


 よろしければごゆるりと。



 本編は tarutaruさん本日のオススメ なろう版 です。よろしければ覗きに来てください。


https://ncode.syosetu.com/n3961hq/

 はいどうも~。


 あなたは~神を信じま~すか~?そんなことを言われたらすぐさまそいつから逃げようと心に誓う今日この頃、

皆さんいかがお過ごしでしょうか。


 始まりました 日本人視点からのオタク総論 キャラクター各論 で御座います。以前いかに日本語が複雑怪奇か、そしてだからこそ今の漫画やアニメ的なキャラ付けが生まれたというお話を致しました。


 今回は日本の漫画やアニメ的なキャラクターを形作る骨子を欧米のキャラクターとの比較でお話したいと考えております。んでもって、神様に話は戻ります。と言いますのもこれらはお互いに宗教的観念が大きな役割を果たしております。


 ヒーロー各論 でもちょっと書きましたが、日本と欧米の宗教の考え方の違いによってヒーロー像が大きく違っています。そこをもう少し深堀りして行きましょう。そもそも日本の宗教は神道で括られる多神教です。


 多神教は自然発生的な宗教です。自然の脅威を崇めたり遠ざけたりする為、その現象ごとに神様が存在します。特に日本の神様の定義はたった一つ、人知が及ばない存在であることのみです。


 その為、善悪や力の強弱、都合の良い悪いに関わりません。よう分からんけど説明できんし、祀っておこうというものまで含まれます。なので国土を作った創造神から害を成す祟り神、果ては年の初めに生まれ変わる年神様など非常に雑多です。


 姿形も多種多様で人の姿だけではなく、単なる怪物や妖怪、そもそも形自体が無いなんていう神様もいらっしゃいます。要するに何でもアリってことです。そのせいか日本の漫画やアニメの主となるキャラクターがどんなものでも成立します。


 別に悪でも人外でも、物でもです。なので欧米では近年にしか登場できなかったダークヒーローや悪魔、モンスターなどの人外が主なキャラクターであることに全くの抵抗が無かった為、現在の日本のキャラクターの幅は非常に広くなりました。


 また、日本における魂の定義は人や動植物だけではなく、長年の時を経た無機物や人工物にも宿ると付喪神の存在も大きく影響しています。人が輪廻転生で虫に生まれ変わるという魂の循環と人工物に自然発生的に宿る魂とが同時に存在できる世界です。


 この二つの要素があって初めて人外のキャラクターが容易に存在出来、人外に好感を覚えたり感情移入するという日本独特のキャラクター構築が生まれています。例を挙げれば戦車や軍艦、お城など何でも擬人化キャラクターの存在や人間の主人公よりも連れているモンスターの方が人気があるなどです。


 それでは欧米はというと基本は一神教です。その為、正義は神にありますし、神は絶対で全知全能です。これは一神教が多神教より新しい時代に人が作った宗教だということが挙げられます。


 正しい神が作った人間が至上であるという確固たる価値観が存在します。ですので悪や不都合は全て敵対勢力の悪魔として排除される為、主なキャラクターはどうしても人間に姿形が近くなりますし、人型のキャラクターにしか感情移入出来ません。


 また、魂も全能たる神が作り給うた物なので変質することが無い(他の生き物に生まれ変わる等)というゆるぎない価値を持っている所がポイントでしょうか。そうした常識の下でのキャラクターは人や人型から離れられない呪縛を受けます。


 アメコミなどのコミックは近年まで教会の教えに基づく指針で縛られており、正義が負けてはいけなかったり造形が冒涜的であってはいけないなどの制約の下で進化してきました。それ故キャラクターの裾野がどうしても狭くなってしまいます。


 分かりやすいのはポケモンですね。ヒーロー各論でも書きましたが、日本ではモンスターのキャラクターグッズが販売の中心なのに対して欧米では主人公サトシの衣装や使う機材など人間の使う物が中心です。


 戦っているモンスター自身に感情移入している日本と戦わせている人間に感情移入している欧米。同じようにヒットしていても響いている所が大きく違っていることが如実に現れています。


 こうしたところが宗教を下地とした文化の違いって事だと思います。皆さんも違いに憤らず楽しめるよう心がけてみてはいかがでしょうか。






 そんなこんなで毎週日曜日に教会に行くような民族も無宗教で神社に行っても何の神様に祈っているか分かっていない宗教無頓着民族もそれぞれの宗教観に大きく影響されているってお話でした。


 ちなみにおっちゃん家は先祖代々由緒正しきゾロアスター教徒ですけど何か問題でも?


 次回はお互いの文化圏でキャラクター構築が大きく動いた実例を挙げて、どう今のヲタク文化に繋がったかをお話したいと思います。


 あと、もしよろしければ本編の tarutaruさん本日のオススメ なろう版 に覗きに来てください。本編にその他のお話なんかも御座います。

https://ncode.syosetu.com/n3961hq/


 今回はこの辺で。でわでわ~。


お読みいただき、ありがとうございました!


少しでも面白い! 続きが読みたい! と思っていただけたら、


『ブックマーク』と広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしていただけると嬉しいです!


評価ボタンはモチベーションに繋がりますので、何卒応援よろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ