日本人視点からのオタク文化論 必殺技各論 第1章
今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。
今や世界に広がる日本のヲタク文化ですが、この発展には日本特有の宗教や思想、歴史、言語、倫理観が大きく関わっております。この度はそういった視点から ヲタク文化 を考えてみました。出来る限り硬くない内容にしたいと思っておりますデス。
よろしければごゆるりと。
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はいどうも~。
まだ出来んかぁ、修行が足らないのか才能が無いのか、そもそも可能なのかと悩みに悩む今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
誰しも思い当たることがあるかとは思います。一人で部屋にいる時に波動拳やカメハメ波が出ないか試したりすることが。さもなくば昇竜拳を出す為に一人部屋で飛び跳ねていた諸兄方もいらっしゃるかと。
それもこれもヒーローがカッコイイ必殺技を使うんだからしょうがないじゃん。それはともかく日本のヒーローには必殺技が付き物です。しかしアメコミヒーローでは必殺技はあまり見かけません。
では日本のヒーローには何故必殺技が付いてくるのか。これには二つの要素があると思っております。今回はその一つ目についてのお話です。それは大衆娯楽であった講談の存在です。過去の剣豪や戦記を面白おかしく庶民に伝えるというエンターテイメントですね。
そもそも歴史上の強者は技を使っておりました。その技が実在したかはともかく、佐々木小次郎の燕返しや真田忍軍の使う忍の術である猿飛の術や霧隠れの術などです。
これを講談が盛り上がるように派手な技を用いたキャラ付けを行ったことで 必殺技を持つ = カッコイイ という図式が出来上がったのではないでしょうか。絵も使わないでキャラクターを引き立てるには非常に効果的だったんだろうと思います。
これがドンドン進化して実在の技自体が実際出来ないくらいのスゴ技に勝手に作り変えられたりします。例えば真剣白刃取り。実際は無刀取りという刀が降り下ろされる前に相手の両腕を固定する技が素手で刀身をキャッチするように。
まぁ、現代の必殺技にもモチーフがありますよね。現代の漫画的な表現で言うカメハメ波や波動拳は、合気道の相手に触れずに体勢を崩す遠当てが可視化されたエネルギー攻撃へ脚色された進化でしょうね。
そんなヒーローしか持ちえない荒唐無稽なトンデモ技、むしろトンデモ技を持つことがヒーローの証。そんな価値観が講談から時代劇、特撮や漫画、アニメへ脈々と受け継がれたのが必殺技と言う訳です。
象徴的なのは1954年に始まった漫画 赤胴鈴之助 の存在です。掛け声と共に真空切りという必殺技を持って敵を倒すというのは非常に画期的でした。いかに画期的だったかというと特撮ヒーローの初代とされる月光仮面は必殺技を持っていません。
しかも月光仮面が始まったのは1957年からです。それに先駆けて始まっている上に、決めの掛け声付き。正統に講談の伝統を受け継ぐヒーローとしては 赤胴鈴之助 が日本の初代ヒーローといっても良いんじゃないでしょうか。
漫画で始まった 赤胴鈴之助 はその後、映画、特撮ドラマ、アニメとマルチメディアに展開していきます。てぇことで必殺技と日本のヒーローは講談から作られたというお話でした。皆さんも寝る前にヨガファイヤーの練習をしてみてはいかがでしょうか。
という事で 日本人視点からのオタク総論 必殺技各論第1回でした。次回はもう一つの要素である必殺技を使うヒーローを何故カッコよく感じるかについてお話したいと思います。
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今回はこの辺で。でわでわ~。
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