日本人視点からのオタク文化論 ヒーロー各論 第3章
今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。
今や世界に広がる日本のヲタク文化ですが、この発展には日本特有の宗教や思想、歴史、言語、倫理観が大きく関わっております。この度はそういった視点から ヲタク文化 を考えてみました。出来る限り硬くない内容にしたいと思っておりますデス。
よろしければごゆるりと。
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はいどうも~。
人は初めから強いわけじゃぁ無いんですよねぇと分かったようなことを呟く今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
はい、今回も始まりました 日本人視点からのオタク総論 のお時間でゴンス。前に日本のヒーローは欧米のヒーローと違って基礎能力が最強と言う訳ではないと言う事を書きました。しかし、日本のヒーローの歴史においてはそうではない時代があります。
日本における特撮ヒーローの原点と言えば 月光仮面 になりますが、実は月光仮面は登場してから最後まで最強の存在です。お若い方はご存じないかもしれませんが、颯爽と現れて拳銃でバンバン敵を撃ち倒して行く訳です。
愛と勇気と正義の象徴たるヒーローは力が無くては存在しえないという非常に現実的で世知辛い命題を突きつけております。もう一度言いますが、愛も勇気も正義も力無しには存在が許されないことを幼少時期から刷り込む存在がヒーローな訳ですが。
それはともかく、何故月光仮面が欧米のヒーローと同様の存在チート野郎がとここで仮定しているのか。先ほどの説明だけだと他のヒーローと比べて何処に差があるのか分からないと思います。ではその差はどこにあるのか。それは日本ヒーローを語る上で一番大事な要素である必殺技が絡みます。
必殺技とはそれを出せばどんな不利もひっくり返せる鬼札です。なんせ必ず殺す技ですから。これは見ようによっては非常に卑怯な手段と言えるでしょう。逆に言うとこれを使わないと勝てないのであれば基礎能力で敵に勝っていないことの証明です。
ここに注目した時に、月光仮面 は必殺技を持ちません。拳銃という強力な武器を使ってはいるものの、敵もその武装は持っていますからあくまで対等です。その中で勝利しているのは基礎能力が最強と断じても良いのではないでしょうか。
しかしそれ以降必殺技を持つヒーローの台頭により、ヒーローたる者必殺技を持って当たり前の時代が到来します。ここで整合性を取る為の新たなバランス調整が掛かります。それがヒーローの基礎能力の弱体化です。
そもそも最強格の存在に卑怯な鬼札を持たせると無双して終わるだけというジレンマが起こりました。かと言って必殺技の存在を今更無くす訳にはいかない。しょうがねぇ、ヒーローを弱くすっかってなことになります。
そうした流れの中でドンドン極端化して出来上がったのが現在日本のヒーローの主流たる普通の人、若しくはクラスカースト最低主人公、又は最弱種族主人公という弱者要素を持ったヒーローではないでしょうか。
ということで力が無いと存在意義の無いヒーローにもかかわらず弱いヒーローが通常営業しているのが日本ってぇ事だと思います。皆さんも今は弱くてもいずれはと不屈の決意を誓ってみてはいかがでしょうか。
しかしこんな日本的ヒーローの価値観を狂わす出来事が起こります。それについてはまた次回にでも。
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今回はこの辺で。でわでわ~。
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