第5話ヴァルヴァスの過去
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第5話ヴァルヴァスの過去
こ、ここは?
目が覚めたとき真っ白くだだっ広い場所にいた。
「おい、ヴァルヴァス」
「父上」
体が反射的にそう答えた。
恐らくこの男がヴァルヴァスの父なのだろう。
ラグナロク
「はあ、ヴァルヴァスこの天界騒乱の時お前だけを気にしている余裕は無いのだ」
「承知しております」
「分かればよろしい」
父は無愛想な人であったようだ。しかしラグナロク?何だそれ。
知らないな。
!
いや、思い出した。
このとき確か神と対になる罪王が天界に進行。
支配を目論んでいたんだ。
であるなr・・・・
ドカーン
な、なんだ?
「フハハハ、虚無神アゼルトースだな」
「如何にも」
「出会って早々失礼だが・・・死ね」
赤黒い閃光が一点に収束アゼルを狙った。しかし・・・
カキン
難なくアゼルは閃光を弾いた。
奴らがおそらく罪王だろう。
しかし、あの罪王が放った光線は一発で星1つ消えそうなエネルギーを持っていたぞ。
そしてアゼルは非常に強い神だったようだ。
神帝と別系統の神々の頂点だったようで神帝とは別格の存在だったようだ。
「残念だったな、下位の神ならば消えていたやもしれんが、この程度のエネルギーでは通用せん」
「はは、その程度百も承知我だけでは勝てる見込みは無いだろう」
「だが、これならどうだ?」
そこに7つの影が。
「なっ、すべての罪王だと!?」
この世界には7人の罪王がおり。
憤怒王サダナエル
暴食王ヴェルゼビュート
傲慢王ルゼファー
嫉妬王レヴァイアヴァ
強欲王ゼヴァヴァルマ
色欲王アグヴォディルス
怠惰王ヴェルハゴール
と言う。
個々が銀河を消すほどの力を持ち。先程襲ってきたのは、傲慢王ルゼファーである。
なぜアゼルが焦っているか。それは・・・
「貴様らはお互いを忌み嫌っていたではないか。
なぜ・・・?」
「実は全員貴様を殺すという考えには同意してなこうしてあつまったというわけだ、これでも勝てると言えるかな?」
や、ヤバい奴らの狙いはアゼル、父に勝つことだ。
だとするなら。
「避けろおおおおお」
アトナメントシン
「罪の贖罪」
カッ
それは太陽と見紛う程の閃光、しかし白ではなく夜のような漆黒の色をしていた。
そして光が消えたあと父も消えていた。
なんだ?この感情は。興奮?怒り?懺悔?どの感情共につかない不思議な感情が心の底に湧き上がる。
《覇帝を獲得しました》
突如湧き上がる全能感。
ああ、気持ちいい。
この感情に従い俺は手に剣を創造した。
「死ね」
覇空斬
俺が剣を振るった瞬間、空間諸共罪王たりは消え去った。
これかr。
グウッ
い、痛い頭が潰れるようだ。
ぐあああああ・・・
《演算が終了、転移が可能になりました》
考えるの大変だった~