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王宮騎士が弱いわけがない!  作者: 雨後外待雨
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王宮騎士について

 王宮騎士。

 

 呼び方は何でも良い。

 ただの騎士でも衛兵でも守備隊でもなんだって構わない。

 謁見の間に整然と並ぶ騎士達のことだ。

 そんな彼らは普通、物語における脇役(モブ)に過ぎない。

 漫画でもゲームでも大抵はやられ役だ。

 やすやすと王宮に魔物や侵入者を許し、壊滅的な打撃を受ける。最悪、王を亡き者にされ、(きさき)や王女が(さら)われることも少なくない。

 もちろん、騎士の中には強い者もいる。が、大抵は騎士団の副団長ぐらいまで。

 それ以外は名前すら出てこないことが大半だ。

 俺だって騎士なんてそういうものだと思っていた。


 だけど少し待って欲しい。

 考えてもみてくれ。

 確かに騎士の全員が強いということはないかもしれない。

 強さには当然の如く才能が必要になるものだ。

 しかし。

 王の御前を守護する王宮騎士が弱いなんてことがあるだろうか。

 力もない雑兵に王は信頼を寄せて守護を任せることがあるだろうか。


 答えは『否』だ。


 そう、王宮騎士は強いのだ。

 それも圧倒的なまでに。

 高ランク冒険者や勇者たちと肩を並べるほどに。

 というかそれ以上かもしれない。


 俺はこの世界に転生し、王宮騎士の付き人として召し上げられ、その強さを嫌と言うほどに思い知った。

 俺の凝り固まった認識なんて軽々と吹き飛んだ。

 彼らの強さには苦笑いを浮かべるしかないのだ。

 きっとみんなもその実態を知れば認識を改めることになるだろう。


 王宮騎士が弱いわけがない! と。

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