アキレスの死
ギリシャ側の攻撃が始まった。
トロイア兵:「ギリシャ軍が攻めてきました」
アイネアス:「もうまともに戦える者はいない、城に引き上げよう」
パリス:「まってくれ、せっかくヘラクレスの弓が手に入ったんだ使わせてくれ」
アイネアス:「だが、そいつを敵に奪われてもしてみろ、城壁の加護を失うことになるぞ!」
確かにその通りだった。
ポセイドンとアポロンにより築かれた城壁も、破魔の弓で魔力を失う可能性があった。
トロイアの兵士たちが城へ向かう中、パリスだけは丘に上がりアキレスを探した。
丘の上から、ヘラクレスの弓でアキレスを仕留めるつもりだ。
アキレスは相変わらずの強さだった。
ボーッとしていても、体が勝手に動き相手を倒していく。
刃物が当たっても傷つかない。
パリスはアキレスを見つけると、弓を絞り矢を放った。
キーン!
矢はアキレスに直撃したが、いつものように弾き返された。
パリス:「バカな!」
大男アイアス:「おい!アキレス!お前、弓で狙われてるぞ!」
アキレス:「そのようだな」
アキレスはパリスを見つけ近づいてくる。
パリスは慌てて次の矢を放つが、同じだった。
キーン!
「かかとを狙うのよ」パリスの耳元で、白い女性の影がささやく。
パリスは言われるままに矢を放った。
アキレス:「ペンテシレイア」
アキレスはパリスの隣を見て呟いた
次の瞬間、アキレスのかかとに矢が命中する。
動きと止め膝をつくアキレス
アキレスの体から金色に光る皮膚が剥がれ落ちていく。
数名のトロイア兵がアキレスに襲いかかった。
動けない状態で応戦するアキレスだったが、次々と剣がアキレスの体を貫く。
大男アイアス:「アキレス!」
大男アイアスが叫んだ。
アイアスはトロイア兵を蹴散らし、アキレスのもとやって来る。
不死身のアキレスは動かなくなり息絶えていた。
パリスには声の主が誰なのかわからなかった。




