アキレスvsネメアの獅子
アキレスの前に、ネメアの獅子が立ちはだかった。
ネメアの獅子:「お前の体も俺と同じく、どんな刃物も通さないそうじゃないか」
アキレス:「しゃべるライオンとは珍しいな、どこのサーカスから逃げ出してきたんだ?」
ネメアの獅子とアキレスはにらみあった。
武器が通じないと知ったアキレスは剣を投げ捨て、ネメアの獅子と取っ組み合いを始めた。
ネメアの獅子:「俺と組み合うとは愚かだな」
確かに、ネメアの獅子との組合はアキレスに不利だった。
アキレス:(なんでこんなヤツが存在するだ)
ネメアの獅子:「ヘラクレスと比べると、まるで子供の力だな」
地面に顔を押し付けられるアキレス
アキレスのピンチにミュルミドンたちが駆けつけ、ネメアの獅子からアキレスを引き剥がす。
アキレス:「ヘラクレスだと?・・・お前はネメアの獅子なのか?」
ネメアの獅子:「そうだ」
アキレス:「伝説によれば、お前はヘラクレスに殺され皮を剥がされたはず」
ネメアの獅子:「残念だが、この世界ではそうではないんだ」
盾でディオメデスの黒い糸の攻撃をかわしながら、ヘパイストスの槍を見つけたアイアネスは、
盾に隠れながら、槍に飛び付いた。
槍を手にしたアイアネスだったが、黒い糸がアイアネスの太ももを貫いた。
アイアネス:「っうぁ・・・」
ディオメデス:「その槍を渡すわけにはいきません」
アイアネスは手に取った槍を白いアマゾネス(アレス)に投げた。
黒い糸も槍を追って延びてくる。
槍は一瞬早く、白いアマゾネス(アレス)の手にわたり、黒い糸を切り落とした。
白いアマゾネス(アレス):「あとは任せろ」
軍神アレスにヘパイストス槍がわたったことで、ディオメデスへ反撃が始まった。
まずい状況になったと感じたディオメデスは、
「その槍は、しばらくあなたに預けておきましょう。」
そう言い残し、ギリシャ軍の中に紛れ込んだ。
白いアマゾネス(アレス)は膝をついた。
アレス:「あのやろう逃げやがった」
白いアマゾネスはもとのアマゾネスに戻り、アレスも天界へ引き上げた。
アイアネスは足を引きずりながら、倒れたアマゾネスが握っている槍を手にした。
アイアネス:「この槍が、またギリシャ側にわたると厄介だ」
ネメアの獅子に守られたペンテシネイアは、弓でミュルミドンを攻撃してくる。
盾に守られながら、作戦をたてるアキレスとミュルミドン
ミュルミドン:「アキレス様、この戦いは不利です」
アキレス:「この俺が負けるだと!」
「お困りのようですね」
どこから入ってきたのか、そこにはさっきまでアレスと戦っていたディオメデスがいた。
アキレス:「なぜお前がここに?」
ディオメデス:「私の本来の目的は、あのヘラクレスの弓を奪うことですから」




