ディオメデス
パトロクロス:「アイアス!大丈夫か!」
ムクッと起き上がるアイアス。
アイアス:「こいつはバケモンだぜ」
パトロクロス:「メネラオス様を連れて退避しろ!」
大男のアイアスが吹き飛ばされるのを見て、ギリシャ軍は動揺していた。
ふらつきながらメネラオスを担ぎ陣の中へ下がるアイアス。
オデュッセウス:「まずいな・・・」
アガメムノン:「あんなのは反則だ!どうにかならんのか!」
パリス(アレス)は剣を持ち、ゆっくりギリシャ軍へ近づく。後ずさるギリシャ軍
アガメムノン:「アキレスはいないのか!アキレスは!」
ディオメデス:「アキレスの代わりに私がやりましょう」
アガメムノン:「お前は誰だ?」
オデュッセウス:「ディオメデスは、アキレスにも劣らない私の親友です。」
アガメムノンは眉をひそめた。
アガメムノン:(だが、知将オデュッセウスの言うことだ、問題はないのだろう)
ディオメデスは投げ槍をもって、パリス(アレス)の前に立った。
こんな一見普通に見える男が、化け物になっているパリス(アレス)に勝てるのだろうか?
ディオメデスは、槍をパリス(アレス)に向かって投げた。
勢いよく飛んだが、なんなくパリス(アレス)に避けられ、逆に武器を失ったディオメデスに
パリス(アレス)の剣が襲いかかる。
何度も降り下ろされた剣だったが、ひとつもディオメデスには当たらない。
パリス(アレス):「・・・こいつ、誰かの加護がかかってるな」
アレスがディオメデスの後方を神眼で見つめると、うっすらとアテナの姿が写し出された。
パリス(アレス):「なるほど・・そういうことか・・・」
ドカッ・・
パリス(アレス)の首に痛みが走る
投げたはずの槍が、後ろから襲いかかり、再びディオメデスの手に戻っていた。
パリス(アレス):「その武器は・・・」
アフロディーテ:「アレス戻って!あなたは大丈夫でもパリスが死ぬわ!」
アレスは天界にもどり、パリスは地面に倒れこむ。
首から血を流すパリスはすぐに、トロイアの門の中に担ぎ込まれた。
アレス:「あれは弟ヘパイストスが作った武器だ」
アフロディーテは夫ヘパイストスの名を聞いて不機嫌そうだった。




