表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/40

不死身のアキレス

アキレスは、これまでの戦いで傷一つ受けたことはなかった。


ペレウスと結婚したテティスは旧神のティターン族で、アキレスを生んだ際、不死を願って冥界のステュティス河にアキレスを浸したのだ。こうして、アキレスの体は傷つくことがなくなった。

ただ、アキレスを河に浸した際、テティスが持っていた足首の部分だけが弱点となった。


アキレスのもとに使者がついたとき、母テティスはアキレスが死んでしまう事を予見してしまう。


テティス:「アキレス、行ってはなりません」

アキレス:「いいではありませんか、こんな大きな戦なんて滅多にありません」

テティス:「ダメです。行けばあなたは死んでしまいます」

アキレス:「なにを言っているんです母さん、俺が死ぬわけないでしょう。」

アキレスは戦うことが大好きで、自分が死ぬなど考えてもいなかった。

アキレス:「俺は不死身のアキレスですよ」

母テティスは、辛そうに目を閉じ首を振った。


テティス:「あなたが、止めても行くことはわかったわ。だったら彼らと一緒にいってちょうだい。」

テティスが指差した方向には、褐色の屈強な男たちがいた。ミュルミドンである。


ミュルミドンとは、ゼウスによって蟻から作られた人間で、アキレスの祖父アイアコスの為に作られ、現在は父ペレウスが引き継いでいた。

アキレス:「こいつは頼もしいな」

テティス:「彼らは屈強な戦士です。ですが不死身ではありません。あなたもですよ。」


アキレス:「ありがとう。母さん。でも心配は無用ですよ。」

そういうと、アキレスは馬にまたがり、戦場へと向かった。


アキレスはアガメムノン率いるギリシャ軍に加わった。

アガメムノン:「よく来てくれたアキレス」

アキレス:「あんたの為に来たわけではない。俺は俺の為に来たんだ。」


アガメムノンは、内心ムッとしたが笑顔をつくった。

(お前が来さえすれば、お前がどう考えようが、俺の為になるんだよ)


オデュッセウス:「あなたが来れば、勝ったも同然だ。みんなそうだろ!」

オデュッセウスの声に、まわりも声をあげて活気づいた。


ヘレネの夫でスパルタ王のメネラオスもホットし笑顔をみせた。


大男:「久しぶりだな、アキレス」

大男は、アキレスを持ち上げた。

アキレス:「アイアスじゃないか!お前も参加するのか」

アイアス:「もちろんだ、ここらで大暴れしておかないと体が鈍ってしまうからな。」

アイアスはアキレスの従兄弟で、アキレスの父ペレウスの兄テラモンの息子だ。


こうして、トロイア出発の前夜、祝賀会が開かれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ