地球最後の日に。
「聞いた?今日で地球滅亡だって」
「あなた本当に信じてるの?数百年前のなんとかの預言だったかしら?」
「……なんだよ。信じてみてみようよ。今日はそのつもりで生きようと思ってる。その方が楽しい。君は何がしたい?答えてよ」
「はぁ……そうね。最後の日なら駅前のラーメンが食べたいわ」
「ははっなるほど。本当に君らしいね」
「……いちいち癪に障る言い方をするわね。あなたは何がしたいのよ」
「僕?僕はね今まで言えなかったことを言っていこうと思ってて。それで一番最初に君のところに来たってわけ」
「あら?それは光栄ね。それで何が言いたくて来たの?」
「いやなに、すぐに終わることだよ。だからこそ言えなかったというところはあるんだけれど」
「長ったらしいご託は結構。今日は地球滅亡の日なんでしょ?時間は貴重よ早く言って頂戴」
「ふふっ冷たいねそれじゃあ遠慮なく。『好きです。今日一日だけ一緒にいてください』」
「いやよ」
「ははっやっぱり。そう言うと思った」
「……………………今日一日だけは嫌よ」
「そう言うとも思った」
「あなた本当に腹立つわね」
「ふふっ嬉しいね。さぁラーメンを食べに行こう」
最後まで読んで頂きありがとうございました。「聞いた?地球最後の日だって」というセリフを聞いて書きました。いつかまた書き直し出来たら良いなと思いながらも投稿しました。