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私の熊本地震体験記

作者: 肥後 椿

私の体験記

リアルな描写があります真実を書くことで

皆様に伝わればと思います

2年前の春、今も思い出す

あの春の日、日常は無くなり時は止まった…

平成16年、4月14日いつもの朝…

この夜あの恐怖が襲い来るとは考えもせず…穏やかな時が流れていた

朝からいつものように洗濯や掃除をし終えテレビを点ける…TVを見ながらそういえば録画たまってたなぁとぼんやりと今夜の晩御飯は何にしょうか?等と考えていた…いつもの時間に家族が帰宅

晩御飯の支度にお風呂を入れて…今夜は楽しみしている連ドラがあるから早めに済ませよう…よし早めに終わったこれでゆっくり見れる

TVの前に座り見始める家族は夕飯を済ませたあと部屋でTVを見たりgameをしたりしていたが夜9時頃

お風呂場へ行き入浴し既にパジャマ姿だった

私はお茶を注ぎにキッチンへ行った

時刻は…午後9時26分…

ドン!轟音…ゴゴゴゴゴオォォォードドーンドドーンドーン…

「何?!」ガタガタガタガタ!ギシッギシッギシッ…ガッシャーン!…ガラガラガラ…地震だ!

家が物凄い音を起てながら上下に左右に揺れる…揺れると言うよりは…

まるで荒ぶる大波に浮かんだ小舟の様な動きだ

電気が一瞬フッ…と消えたがすぐに点いた

テーブルを必死で掴むものの動くことさえ出来ないどうすることも出来ずテーブルを離すまいとする

悲鳴を上げる…地震は止まない揺れが少し弱くなった瞬間、ドアまで何とか行くドアを開け外へ出る…

外へ出た瞬間アスファルトの地面を踏んだ…はず…?

グニャリグニャリと地面が動く…

立ってることさえ出来ず体は前の めりになった、更に少し揺れが収まる玄関にいた家族が外に出てくる

外に出てから家を見ると…

まるでおもちゃの様に全体が上下左右に揺れながら音を起てている

周りの家々からも人々が次々に出てくる…ざわめきと悲鳴…地鳴りの轟音が響くドドーンドンドドーンドドーン…数多の物が落ち壊れる音

ガッシャーン…ドサドサドサッ…

全身がガタガタと震える寒さからもあったかもしれないが…恐怖から

震えが止まらない…すぐ側の空き地に集まり暫く様子を見ていた…

地震は轟音を起てながら一向に止む気配すらない…空き地に身を寄せていると上空からヘリの音、明かりが空き地を照らす…ここにいても止まない地震…一度避難所ヘ向かう事になった向かう夜道は徒歩周りからも壊れる物音が至るところからしている…避難所に着くと既に避難して来ている人も多くいた体育館の鍵は開いておらず鍵が開くのを待つ間一旦運動場へ避難した

その間も地鳴りの轟音と激しい振動

揺れは収まらず絶え間なく続いている…どれくらい経っただろうか?

鍵が開いたと声が聞こえ体育館に向かうしかし体育館も危険かもしれないとのことでまた運動場ヘ戻る

運動場には多くの人々が立ち尽くしている緊急サイレンが鳴り響く

運動場は寒い4月とは思えないほど寒くまた恐怖で声を発する事さえ出来ない方々もいた…皆、一応に震えていた

椅子が運ばれ何方かの毛布が数枚置かれる…数時間が過ぎる頃

帰る人がいたためか?

少し人数が減ってきたのは

空が少し薄く色づき始めた頃だった…深夜3時か4時頃だっただろうか…あまりの寒さに耐えかねて体育館を除くと数人見えた…大丈夫そうだ…

家族と共に体育館へ入り朝方まで毛布をかけ過ごした…

何時頃だったのか朝早く体育館の中に居る人達が帰り支度を始めた毛布をたたみ体育館の隅にきちんと重ねる…それから徒歩や車等で自分の家へ帰って行った…

私も自宅へと戻る地震は止まないがTVを点けるとニュースで…報じられていた余震はあるもののこれ以上大きな地震は来ないだろう恐らく私だけでなくそう思っていた人も多いと思います

この日電気は点いていました…

これが後に…前震と呼ばれた

4月14日の夜のことです…

15日の朝早く体育館から戻り

そのうち収まるだろうと思いながら過ごしていたが…恐怖は消えなかった

念の為と水をヤカンや鍋にため

TVのニュースで被害の様子を見ていた…15日の夜前震の時間が過ぎる前に動揺は消えない中で晩御飯やお風呂の支度をするこの時

また地震がおこるとは予想だにしなかった…





















大地震の脅威を知り備えの大切さを知って欲しいとの願いを込めました

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