表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/44

教室にて

はい学校につきました。


教室に入ります。


「お、おはよう隼人」


「………」


返事がない。

なんかボーっとしている。


「隼人ー!」


耳元で大きく言った。


「うわ!!ひ、久弥?!」


「どうしたんだ?」


とりあえず聞いてみよう。

だいたいわかっているが。


「お前は見たのか?」


「何を?」


僕は笑いながら答える。


「幽霊を」


「いったでしょ、僕は幽霊なんか信じてない」


今も信じていいか分からないけど。


「でも俺は見たんだ、なあ久弥お前何か隠してるよな?」


さあこれを、どうごまかせばいいですか?

今、こちらを見ているあずささん?

このもう、そこまで来ている隼人くんを、どうごまかせと?


僕はあずささんの方を向く。

するとあずささんは、そっぽを向いて知らんぷり・・。

おい!全部僕がどうにかしろと!


僕が黙っていると。


「はぁー、もういい、お前のそこは触れないでおく」


おーそうしてもらえるとありがたい。


「だが一度、もう一回だけあの屋敷にいく」


「はああ?!」


いやなんで?


「あそこ除霊頼んだ方がいいだろ、俺幽霊見たし」


忘れてた、こいつの家は、金持ちだったんだ。

そう隼人の家はあの屋敷の近くで、金持ちだ。

除霊を頼むぐらいの、余裕はある。


あずささんの方を向く。

とてつもなく慌てていた。

どうしようどうしようとオロオロしている。


えっ?除霊って効くの?あんなのが?


僕は席をはずし人気のないところにいき、あずささんに聞いた。


「除霊って効くんですか?」


「き、効きます」


効くんだ、でもそれなら成仏できていいんじゃないのか?


「でも、成仏はできません」


「えっ」


どういうこと?


「正確には、そこに居れなくなるだけです」


「つまり?」


「消えます」


消える?成仏できずに?


「実際、消された幽霊を見たことがあります」


「成仏と消えるってどう違うの?」


「成仏は、天国に行きます。そこからは私もわかりません」


まあ普通だな、言ったことないもんな。

あれっ?ていうか、


「そういえば、あずささんはどんな未練があるんですか?」


すると、真剣な顔で、


「そ、それは……今度ちゃんと言います」


あれ?

なんか変な空気にしちゃった?


「わ、分かりました、まあそれよりも消えるっていうのは?」


「存在がなくなります、天国にも行けず無になります」


怖っ!それやばくない?


「大変じゃないですか!!」


「そうなんですよ!!!」


するとチャイムが鳴る。


「分かりました、何とか止めるんで」


「よろしくお願いします」


しかしややこしいことになった。

どうやって隼人を説得しよう。



そして教室に向かった。


感想、アドバイスなどありましたらお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ