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ティーナのお買い物

今回は、邪神を倒した後のお話です。


 ロフォール領主ティーナは、仕事中に思いついた。

 『そうだ、みんなのプレゼントを買いに行こう!』

 娘のユーナを連れて、二人で色々とみんなに贈るプレゼントを選んでいく。


2016/10/11 エリカが抜けていたのでクレアの前に話を挿入(´Д`;)

「よし! 買い物に行きますか」


 手を打って、思いついたら即行動。それがロフォール領主の良いところだ。……時々は。


「ユーナ、買い物に行きましょう」


 ティーナは愛娘の部屋をノックする。


「うん。ちょっと待ってね、ママ」


 黒髪に黒い瞳のユーイチによく似た幼い少女が部屋の中から返事をした。

 ユーナはそれまで着ていた黒いローブを脱いで、赤いローブを着る。

 ママは黒いローブがお気に召さないのでそこは配慮できる子だ。

 櫛で自分の黒髪をとかし、姿見でチェック。オーケーだ。


「お待たせ!」


「ええ。やっぱり赤が似合うわね! フフフ」


「うん! フフフ」


 母と娘、二人とも見つめ合い、お互い、含む笑みを浮かべる。


「じゃ、リックス、後は任せるわ」


「はっ。お気を付けて」


 重臣のリックスに後を任せ、女騎士の護衛を連れ、お膝元の街に出かける。

 ティーナはいつものように赤のミニスカに白マントという出で立ち。


「ママ、今日は何を買うの?」


「そうね、みんなのプレゼントを買うつもりよ」


「わぁ、いいね」


「ええ。ユーナは何がいい?」


「んー、お人形さん」


「むっ! そ、そうね、可愛いクマさんにしましょうか」


「それはぬいぐるみだよ、ママ。私は女の子のお人形さんがいいな」


「うーん、分かったわ」


 さすがにユーイチも娘にはおかしなフィギュアを渡していないので大丈夫だろうとティーナは判断した。

 この時ユーイチはフィギュアを渡していなかったのだが、後に鬼才ユーナとして同好の士の間で有名になる宿命だ。哀れ、ティーナ。


「じゃ、最初は何から探そうかしら。あ」


 ティーナは見回したが、干し魚の屋台が目に付いた。


「「 リムはお魚だね! 」」


 二人で人差し指を立て、ティーナとユーナの声が綺麗にハモる。


「ふふ。これを……そうね、三つ頂戴」


「へい。おお、これはこれは領主様。わざわざあっしの店に足を運んでもらえるたぁ、嬉しいですぜ。ささ、何匹でもタダで持って行ってくだせえ」


「駄目よ。ちゃんとお代は払うから、三匹だけ、包んで頂戴」


「へい。分かりやした」


 串刺しの干し魚の包みをリュックに収める。


「じゃ、次ね」


 ユーナが欲しがった女の子のお人形を買う。布を貼り合わせて作った物だ。ごく普通の健全な代物だ。ティーナとユーナがそれを見て微笑む。


「可愛いわね」


「うん!」


「じゃ、パパは本にしましょうか」


「うん、それがいいよ」


 本屋に二人で向かう。以前は無かった本屋であるが、活版印刷と学校の普及により、小規模の街にも本を売る店が増えた。 


「何がいいかしらね……グランハードの本は全巻揃ってるし、ん? 『ニート転生~異世界でもゴロゴロしたい』? 変な題名の本ね。えっ、著者がミオってなってるけど……本人かしら?」


 首をひねるティーナ。


「面白そう! それにしようよ」


「ええ? まあいいけど。あ、クロちゃんにも、料理のレシピ本、買っていこうか」


「うん、そうだね!」


 『本格 ユーリタニア創作料理のレシピ』という分厚い本を買うことにする。


「ついでにこれも買っておきましょう」


 『錬金術の独自研究』という本。ミオかユーイチが興味を示しそうだ。すでに不要な知識かもしれないが、その時はユーナのプレゼントに加えれば良い。


「あ、こっちの方がいいかも」


 『お姉さんが教える、甘え上手になれる魔法の言葉』


 ミオから一度、夫との接し方を教えて欲しいと真顔で頼まれたことがあるので、その時は困ってしまったが、この本は役に立つかも知れない。

 念のため、パラパラと中身を確認するが、うん大丈夫、ポーズや視線や台詞のアドバイスで、変な事は書いてない。


 学校の先生をしているニーナには『新選 道徳民話集』と『ポケット国語辞典』

 国語辞典の方はもうすでにニーナは持っているが、優秀な生徒にご褒美として手渡せるだろう。


「これでよし。ここはもういいわ。次はアクセサリーのお店に行きましょう」


「うん!」


 アクセサリーの店に行き、ここではミネアに似合いそうな髪飾りと、リサに良さそうなブローチや指輪をゲットした。


「あの二人もオシャレしないとね!」


「んー? うん!」


 ティーナのチョイスに少し引っかかったユーナだが、宝石は売れば金になるし、気持ちは伝わるだろう。それでいいかと同意しておく。


「あ、ママ、あれ」


「んん? ああ、お花もいいわね!」


 花屋に行き、あれこれと選ぶ。


「これも綺麗ねぇ。あ、これもイイ!」


 目移りするうちに、すっかりプレゼントの事も忘れて買い込むティーナ。


「ママ、もうそれくらいでいいよ。それに、誰に渡すの?」


 ユーナが言う。


「ん? ああ、そうだった……ごめんごめん」


 二人で誰にどの花を渡すか考えるが……。


「うーん、喜んでくれそうなのは、クレアとミネアと…ニーナ…あとはエルくらいかしら」


「そうだね」


 クレアには白のカトレア、ミネアには紫のヒルガオ、ニーナには赤いフリージア、エルには黄色のカーベラを花束にして届けてもらうことにした。


「ママ、ミオママにはこれがいいかも」


 ユーナが見つけて言う。


「え? サボテン……?」


「うん」


 手のひらサイズの小さな鉢植えのサボテン。

 これはちょっと……とティーナは思った。それでも一応、買い上げて箱に入れてもらい、リュックに収める。

 ミオが要らないと言えば、自分の部屋の隅にでも飾っておくつもりだ。


「じゃ、次のお店ね」


「うん」


 防具屋に行き、二人であれこれと眺める。ユーイチが大量生産しているオリハルコン製の防具もあったが、あんな物ではみんな満足しないだろう。今のパーティー装備はオーダーメイドで作ってあるため、量産品ではサイズが合わず、質が落ちてしまうのだ。


「あ、でも、これはいいかも」


 だが、ティーナは良さそうな肘当て(サポーター)を見つけた。

 金属部分は十センチ程度の皿状のオリハルコンだが、腕に当たるカバークッション部分は樹脂やスポンジで、割とすぐに劣化する。レーネはそれでも気にせず装備していたが、見た目が気になるし、戦闘中にベルトが切れればよろしくない。


 値段など見ずに肘当てを購入。


「アーシェにはこれにしておきましょうか」


 手袋と剣を拭く布。手袋は群青色の丈夫な樹脂製、布の方はタダの白い布である。

 レーネとアーシェには他にも何か、と思ったが、良い物が見つからなかった。


 いったん、後回しにして次だ。

 

 エルのプレゼントは先月、発注した物があった。


「おお、これは領主様、わざわざ当店に足を運んで頂き、恐縮でございます」


 店長が奥から飛んできて、深々と一礼する。ティーナはそれを見て手をひらひらと振ってみせた。


「今はお忍びよ。それで、例の物はもう出来上がったの?」


「はい、ちょうど今朝方、仕上がりまして、お知らせに上がろうと思っていた次第です」


「そ、良かった。じゃ、見せてもらえるかしら」


「はい、もちろん」


 女性店員がドレスを持ってくる。

 ティーナがいかにも気に入りそうな、ド派手な朱色のドレス。宝石がちりばめられていてキラキラしている。


「わぁ。これならきっとエルも喜ぶわね!」


 ユーナは微笑みつつもそれには沈黙で応じる。もちろん反対はしない。哀れ、エル。


「じゃ、すぐに届けて頂戴」


「はい」


 精算を済ませ、店を出るティーナとユーナ。



「エリカは何がいいかな……?」


「んー、あ、ママ、銀細工があるよ」


「あ、それがいいかも」


 蓋を開けると音が鳴り出すオルゴールが売られていた。万能人ピエール作だったりするのだが、ティーナとユーナは知るよしも無い。


「綺麗な音色だね-」


「ええ。それによくこんな仕組み、思いつくわね……」


 ティーナの家にもあったのだが、子供の頃はオルゴールを面白いとは思っても仕組みを気にしたことは無かった。ユーイチがあれこれカラクリ物を作っていたのでティーナも密かに挑戦したのだが、上手く行かなかった。

 ユーイチ凄い、と思ったティーナである。ユーイチは「別世界の知識の受け売りだから」と言って謙遜していたが。


 

「最後はクレアだけど……何がいいのかしらね……」


 ティーナはクレアとも話はするのだが、今ひとつ、彼女の好みを掴めていない。


「クレアが好きな物ってなにかしら?」


 と問えば、


「それはもちろん、ユーイチさんです。うふっ」


 などと臆面も無く答えてくるのだから、ふん、聞きたくも無い。


「あ、ママ、あそこ」


 レストランの前で、車いすの子供が段差に阻まれて困っている様子。

 ユーイチが指示しトーマスとピエールの手によって設計・開発された車いすだ。普及しつつあったが、この世界にはまだ『バリアフリー』という概念は浸透していない。


「手伝って上げましょう」


「うん!」


 『人助けハンター』とユーイチから称号をもらうティーナである。美味しい獲物は決して逃さない。 


「手伝うわ」


 手伝いましょうか、ではなく、有無を言わせず車いすを抱えて階段の上に上げるティーナ。

 細腕にも拘わらず、Lv99の彼女の筋力なら指一本でも余裕だ。もちろん、安全のため、両手で抱えたけれど。


「あっ! ありがとう、お姉ちゃん」


 車いすの少年がびっくりしつつ、お礼を言う。人の善意を『当たり前』などとは思わぬ心根の健全な子だ。


「いいえ。それから――領主である! 直ちに店主を呼びなさい」


 白竜にレイピアを付け加えた紋章を掲げ、部下の女騎士に店長を呼びに行かせる。


「な、なんでございましょう」


 高級店ではなく、大衆向けの食堂である。普段相手にしない貴族に、呼び出された店主は緊張した。


「これだと車いすが通れないわ。全額の補助金を出すからスロープを付ける工事しましょう。もちろん、嫌とは言わないわよね?」


 右手はレイピアの柄を触っている。ここで拒否すればいったいどうなるのか……周囲の人々は恐怖した。


「ははーっ、もちろんでございます」


「これでお客さんが増えるね!」


 ユーナも店側のメリットを大きな声で挙げて、少し至らぬ母親の助けをする。


 直ちに大工が呼ばれ、営業時間中であるのに工事が始まってしまった。領主の力である。ストーンウォールの呪文を使える魔術士も呼び出されたので、すぐに工事は終わり、店側の損害は軽微であったが。


「よし」


 それをわざわざ完成まで見届けたティーナ。決裁の仕事が溜まって、いつも忙しくなるわけである。


「あんれまあ、階段が変わってるさね」


 杖を突いたお婆さんがやってきて、店の変わりように驚く。


「さ、手を貸してお婆ちゃん」


 ティーナは新たな獲物に貪欲に食らいつく。


「いえいえ、一人で大丈夫ですよ」


 あっさり断られてしまった。残念そうにしつつ、見守るティーナ。

 お婆さんは杖を突きながらではあるが、手すりも使ってスロープをゆっくり上り、店の入り口に辿り着いてしまった。重ね重ね、残念である。


「ああ、そうそう、お礼に、これをあげようかね」


 一枚の小さな御札をティーナに差し出すお婆さん。


「ええ? 何もしてないのに、もらえないわ」


「いえいえ、お天道様は何でもお見通しですよ」


「??? あっ、ちょっと」


 御札が落ちかけたので慌ててそれを拾うティーナ。


「あれえ? ママ、お婆ちゃんが、いなくなってるよ?」


「ええ? 探すわよ!」


 店の中や外も探し回したが、さっきのお婆さんはどこにもいなかった。

 首をひねるティーナとユーナと護衛達。


「ま、いいわ。御札ならクレアが喜んでくれるかも」


「あ、そうだね」


 全員分のプレゼントを揃えてティーナは買い物を終了することにした。



 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇


 

「はい、リム、あなたに私とユーナからプレゼントよ」


 ティーナがリュックから包みを出す。


「ニャ! 魚の匂いがするニャー! ありがとニャ!」


 抱きついて喜ぶリム。大当たりだ。



 次。


「クロちゃん、これ、私とユーナからのプレゼントよ」


「わぁ。ありがとうございます。あ、ユーリタニアの料理、もっと知りたいと思っていたので嬉しいです」


「良かった」


 当たりだ。



 次、ユーイチ。


「はい、ダーリン。これ。私とユーナからのプレゼントよ」


「おお、ありがとう。んん? 『ニート転生~異世界でもゴロゴロしたい』? な、なんでこんな題名が……ああ、ミオの奴か。ま、読んでみるよ」


「ええ」


「パパ~、後で私も読むー」


「ああ。順番な」


「うん、順番で」


 面白ければ当たりだろう。

 次。


「はい、ミオ。私とユーナからのプレゼント」


「ん」


 本を受け取り、題名を確認するミオ。


「それで良かった?」


「ん」


 反応がよく分からない……。


「あと、これも」


 サボテンの鉢植えを渡す。


「ん」


 やはり反応が薄い。



「アレで良かったのかしら……?」


 渡した後で、ティーナが考え込む。


「いらないなら、いらないって言うと思う」


 ユーナが言った。


「それもそうね」



 次はミネア。


「はい、ミネア、プレゼント。私とユーナから」


「ああ、おおきに。へぇ、これは可愛いアクセサリーやね。ありがとな、ユーナ」


「うん!」


 さっそくミネアが自分の髪に白猫の顔を模した髪飾りを付けてみる。


「あ! いい! 似合う!」

「とっても良いね!」


 手鏡で確認し、ミネアも照れくさそうに笑う。


「自分で言うのもなんやけど、ほんまやな」


 ユーナとグッと親指を立て合い、これは大勝利だろう。



 次、アーシェ。


「アーシェ、これ、私とユーナから、プレゼント」


 手袋と布を渡す。


「おお、それはありがとう、二人とも。別に気を遣ってもらわなくてもいいのだが……」


「ダメダメ、家族でしょう、私達」


「そうだな。ちょうど、新しい布を買おうかと思ってたし、ありがたく使わせてもらおう」


 喜ばれたようだ。もっと高価でオシャレな物を渡したいが、かえって遠慮するかも知れない。また次を考えるとしよう。



 次、レーネ。

 こちらも、女性のプレゼントとしては微妙な感じがする。


「レーネ、これ、私とユーナからプレゼントよ」


「ほう、肘当てか。どれ」


 すぐに装備してみるレーネ。


「どう?」


「うむ、良い感じだな」


 大剣を振って具合をしっかり確かめるレーネ。


「良かった」


「ああ、使わせてもらう。ユー坊もありがとな」


「むー、私、ユー坊じゃないもん。女の子だもん」


「はっはっ、ユーナだったな。すまんすまん」


 喜んでいたし、当たりだろう。

 髪飾りや指輪はあまり喜ばないだろうし。



「エル、ああ、届いたみたいね」


 エルはもう赤いドレスに着替えていた。


「ティーナさん、これはちょっと私には派手すぎるんですが……」


「いいのいいの。侯爵の妻なんだから、それくらいは着飾っても良いと思うわよ? 次のダンスパーティーで主役、間違い無しね」


「間違い無しー」


「ええ? そ、それも困ります……」


 本人は明らかに困っていたが、成功だ。

 ティーナとユーナは「良い仕事をした」という達成感に包まれ、二人とも胸を張った。



 次はエリカ。


「はい、エリカ、これ、私とユーナで選んだプレゼントよ」


「ええ? …ありがとう。ふうん、綺麗な銀細工ね。…ひ、人族もなかなかやるじゃない」


 気に入ったようである。


「「 ふふ 」」


 ティーナとユーナは微笑む。


「音も出るから、開けてみて」


「えっ? これ、魔法が掛かってるの?」


「ううん、カラクリよ。ユーイチがやってるようなヤツ」


「ああ。へえ。よくこんなの思いつくわね……むむむむ」


 ティーナと同じような事を考えたらしく、複雑な顔をしていたが、プレゼントは大成功だろう。



 次のクレアは護符。


「クレア、これ、私とユーナからのプレゼントよ」


「あらあら、うふふ、ありがとうございます」


「あなたには不要な物かもしれないけど……」


「いいえ、コレにはとても良い気を感じます。きっと徳を積まれたのですね。これもご縁、大切に使わせて頂きますね」


「うん、そう言ってくれるとありがたいわね」

「ふう、良かった」



 次はニーナ。


「はい、ニーナ。これ、プレゼント」


「ああ、奥様、ありがとうございます」


「もう、あなたも結婚したんだから、ティーナでいいわよ。お腹、大きくなったわね」


「はい…順調だそうです」


 ニーナは照れくさいのか嬉しいのか、白いしっぽをくねくねと動かした。


「良かった。でもこれ以上、お嫁さんが増えなければいいんだけど」


「は、はあ」



 最後はリサ。


「リサ、これ、私とユーナからのプレゼント」


「ええ? 別に良いのに。って、なんで光り物なのよ。シーフはそう言うの付けないって前にも言ったでしょ」


「まあ、そうなんだけど、ダンジョンやフィールド以外なら、身につけても良いでしょ。シーフお休みの時」


「そうね。ま、たまにはオシャレさせてもらうわ」


「「 うんうん 」」


 だが、リサもこちらに気を遣ってああ言ったかもしれないと考えたティーナは、もう一度買い物に行き、黒いリボンを買ってきた。


「リサ、これなら良いでしょう?」


「そうね。わざわざありがとう。良かったのに」


「ミサもお揃いのだよ」


 ティーナが小柄なミサにリボンを手渡す。母親と同じレモン色の髪の毛をツーサイドアップの髪型にしている。


「ありがと、ティーナママ」


 声もハスキーで、ちょっとクールなところもよく似ている。

 さっそく黒いリボンで髪を結ぶリサとミサ。


「うん、いいわね」


「似合ってるね!」


 ティーナとユーナは自室に戻ると、二人でニッと笑い、ハイタッチした。

 ミッション・コンプリート!

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