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お狐な僕  作者: 蟹将軍
第一部〜家族と女の子な僕〜
9/20

復讐だ!!ついでに親友登場

復讐してやる…。

女の子になって2日目の午後、僕は昨日の気絶二回の復讐しようと思うんだ。でも、僕だけじゃ希に効果的な仕返しは出来ないから、親友を呼ぼうと思う。というわけで、メールだー。

『祐樹ー話があるからうちきてー』

送信っと。

ピロリーン。

祐樹のやつ暇みたいだね。なになに?

『しょうがないなo(´^`)o 。10分待ってろ。』

祐樹め、顔文字なんて使って…。ナマイキなっ!僕はイマイチよくわからないのにぃ〜。なんか負けた気がするよぅ。


〜10分後〜

ビンポーン

祐樹かな?

窓から外を見ると祐樹がいつも使ってる自転車が見えた。

祐樹が来たみたいだね。今、秀兄と希は出かけてるから家には僕一人。よって、仕返しの仕込みもしやすいのだ!

ピンポーン

おっと、祐樹の事忘れてたよ。テヘッ☆

まあ、そろそろ迎えに行かないとね。

ガチャっ

「おーす、かえ…で?誰?」

あっ!祐樹に伝えるの忘れてた…。

「固まってないで入ってよ。僕が楓だよ、祐樹。」

「エェェェッ!」

祐樹、声大きいよ…。

「近所迷惑だから、早く入って」

「あ、ああ。お邪魔しまーす」

「祐樹先僕の部屋行っててね。お茶とか持ってくから」

「ちょっと待て楓。なんでお前女になってんの?!」

「もう、その辺も僕の部屋でするから先行っててよ!」

「わ、わかったよ。手伝わなくて良いのか?」

僕は少し膨らんだ(男の時に比べ)胸をはって笑顔で

「大丈夫だよ!」

というと祐樹は顔を赤くして「そうか」とだけ言って僕の部屋に行った。

「さあ〜て、お茶でも持っていくかな〜。」

僕はお茶を用意するとそれを持って部屋に向かった。

「お待たせ〜祐樹〜」

「おお、サンキュー」

お茶を渡して一息着いたところで、祐樹は僕になぜ女の子になっているかを聞いてきたので、牡丹に聞いたことを祐樹に話した。

「はぁー。何はともあれ助かって良かったな。だけどな、次からは気をつけろよ?」

「もう、わかってるよ。僕もそこまでバカじゃないもん」

「それで、耳と尻尾は今ないのか…。よし」

すると祐樹は急に立ち上がり、僕を抱きしめた。

抱きしめたぁっ?!ちょっと、え?なんで?祐樹、え?と顔を赤くしてわたわたしてると耳と尻尾が出てきた。

「おお。本当にて出てきた」

祐樹は笑っているので、僕は涙目の上目遣いで睨んだ。

「わ、悪かったよ。だからそんな目で見るなよ…。」

祐樹ぃ顔が赤いヨゥ?

祐樹への仕返しが済んだところで僕は本題に入ることにした。本題。そう希への仕返しダァー。と手を振り上げて叫んでいると、祐樹は冷たい目で僕を見た。なんだよぅ、そんな目で見るなよう。

祐樹はため息をついて

「そんなことで俺を呼んだのか…」

「そんなこととはなんだ!最重要事項なんだよ?!このままじゃ、僕は希のおもちゃになっちゃうんだよ?全年齢対象じゃなくなるようなことされちゃうかもなんだよ?」

「そんな大げさな」

半目で祐樹を睨む

「わかったよ。わかったから睨むな。それで、何するんだ?」

「へ?決まってないよ?そのために祐樹呼んだんじゃない」

「俺も一緒に考えるってことか」

やれやれといった仕草をする祐樹に少しムッとしたけど、僕は大人だから許してあげる。

「何が良いかな祐樹?」

「どうすっかなー。ん?ところで希ちゃんはお前が女の子になってどんな反応したんだ?何か参考になるかもしれないし」

「なんかテンション高かったよ?あと、おもちゃ見つけた目で見られた。」

「うーん、楓のことをおもちゃみたいに見たんだよな?」

「そうだよ」

「なら多分、反応を見てるんじゃないのか?なら相手にしなけりゃ良いんじゃないか?」

僕は雷が落ちたような衝撃を受けた。

そうか、僕の反応のせいであんな目にあったのか…。

「僕はどうすればいいの?」

「そうだな…。女の子らしい仕草とか希の行動に反応しなきゃ良いんじゃないか?」

「早速希が帰ってきたらやってみるよ」

「頑張ってくれ」

話が纏まったところで時計を見ると良い時間だった。

「もう結構良い時間だな。俺そろそろ帰るわ」

「ありがとね、祐樹。」

「じゃあ、高校の入学式でな」

「うん。じゃーねー」

僕は祐樹が見えなくなるまで手を振った。

高校かー。楽しみだなー。

………ハッ。高校僕どうなるの?

男で入学書類とか出してるから僕もしかして高校行けないっ?!

どうしよう…。


夜になった

高校のことは一旦置いといて、希に仕返しするぞ〜。

「おねーちゃん!お風呂一緒に入ろ?」

お風呂だって?!大丈夫僕は女の子なんだ一緒に入っても問題ない。

「良いよ。一緒に入ろっか」

「慌てる反応見ようと思ったのにぃ」

残念がってるね。僕の仕返しはまだまだこれからだよ!

お風呂にて

「希昨日は僕が洗ってもらったから僕が洗ってあげるよ♪」

「えっ?!良いよ別に」

「遠慮しなくて良いよ♪」

僕の味わった恥ずかしさをおもしるがいい。

ごしごしごしごし

「後ろ終わったから前やるね♪」

「前は自分で出来るよ!」

「昨日はやってもらったから遠慮しないで」

僕は無理やり希の胸を洗い始めた

「ひゃっ!やめておねーちゃん。んっ、あっ。ちょっ、めっ。」

なんか楽しくなってきたね♪

「楓姉やめてよぅ」

「ふっふっふっ。これは僕がの仕返しなのだ!昨日のお返しだ〜」

そうして希が気絶するまで洗い続けた結果、昨日の希と同じように秀兄のお説教を受けました。

なんでなのっ、納得がいかないよっ!

こうして僕の復讐は達成?されたのかなぁ?


誤字脱字がありましたら教えて頂けると幸いです。

お読み頂きありがとうございます。

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