復讐だ!!ついでに親友登場
復讐してやる…。
女の子になって2日目の午後、僕は昨日の気絶二回の復讐しようと思うんだ。でも、僕だけじゃ希に効果的な仕返しは出来ないから、親友を呼ぼうと思う。というわけで、メールだー。
『祐樹ー話があるからうちきてー』
送信っと。
ピロリーン。
祐樹のやつ暇みたいだね。なになに?
『しょうがないなo(´^`)o 。10分待ってろ。』
祐樹め、顔文字なんて使って…。ナマイキなっ!僕はイマイチよくわからないのにぃ〜。なんか負けた気がするよぅ。
〜10分後〜
ビンポーン
祐樹かな?
窓から外を見ると祐樹がいつも使ってる自転車が見えた。
祐樹が来たみたいだね。今、秀兄と希は出かけてるから家には僕一人。よって、仕返しの仕込みもしやすいのだ!
ピンポーン
おっと、祐樹の事忘れてたよ。テヘッ☆
まあ、そろそろ迎えに行かないとね。
ガチャっ
「おーす、かえ…で?誰?」
あっ!祐樹に伝えるの忘れてた…。
「固まってないで入ってよ。僕が楓だよ、祐樹。」
「エェェェッ!」
祐樹、声大きいよ…。
「近所迷惑だから、早く入って」
「あ、ああ。お邪魔しまーす」
「祐樹先僕の部屋行っててね。お茶とか持ってくから」
「ちょっと待て楓。なんでお前女になってんの?!」
「もう、その辺も僕の部屋でするから先行っててよ!」
「わ、わかったよ。手伝わなくて良いのか?」
僕は少し膨らんだ(男の時に比べ)胸をはって笑顔で
「大丈夫だよ!」
というと祐樹は顔を赤くして「そうか」とだけ言って僕の部屋に行った。
「さあ〜て、お茶でも持っていくかな〜。」
僕はお茶を用意するとそれを持って部屋に向かった。
「お待たせ〜祐樹〜」
「おお、サンキュー」
お茶を渡して一息着いたところで、祐樹は僕になぜ女の子になっているかを聞いてきたので、牡丹に聞いたことを祐樹に話した。
「はぁー。何はともあれ助かって良かったな。だけどな、次からは気をつけろよ?」
「もう、わかってるよ。僕もそこまでバカじゃないもん」
「それで、耳と尻尾は今ないのか…。よし」
すると祐樹は急に立ち上がり、僕を抱きしめた。
抱きしめたぁっ?!ちょっと、え?なんで?祐樹、え?と顔を赤くしてわたわたしてると耳と尻尾が出てきた。
「おお。本当にて出てきた」
祐樹は笑っているので、僕は涙目の上目遣いで睨んだ。
「わ、悪かったよ。だからそんな目で見るなよ…。」
祐樹ぃ顔が赤いヨゥ?
祐樹への仕返しが済んだところで僕は本題に入ることにした。本題。そう希への仕返しダァー。と手を振り上げて叫んでいると、祐樹は冷たい目で僕を見た。なんだよぅ、そんな目で見るなよう。
祐樹はため息をついて
「そんなことで俺を呼んだのか…」
「そんなこととはなんだ!最重要事項なんだよ?!このままじゃ、僕は希のおもちゃになっちゃうんだよ?全年齢対象じゃなくなるようなことされちゃうかもなんだよ?」
「そんな大げさな」
半目で祐樹を睨む
「わかったよ。わかったから睨むな。それで、何するんだ?」
「へ?決まってないよ?そのために祐樹呼んだんじゃない」
「俺も一緒に考えるってことか」
やれやれといった仕草をする祐樹に少しムッとしたけど、僕は大人だから許してあげる。
「何が良いかな祐樹?」
「どうすっかなー。ん?ところで希ちゃんはお前が女の子になってどんな反応したんだ?何か参考になるかもしれないし」
「なんかテンション高かったよ?あと、おもちゃ見つけた目で見られた。」
「うーん、楓のことをおもちゃみたいに見たんだよな?」
「そうだよ」
「なら多分、反応を見てるんじゃないのか?なら相手にしなけりゃ良いんじゃないか?」
僕は雷が落ちたような衝撃を受けた。
そうか、僕の反応のせいであんな目にあったのか…。
「僕はどうすればいいの?」
「そうだな…。女の子らしい仕草とか希の行動に反応しなきゃ良いんじゃないか?」
「早速希が帰ってきたらやってみるよ」
「頑張ってくれ」
話が纏まったところで時計を見ると良い時間だった。
「もう結構良い時間だな。俺そろそろ帰るわ」
「ありがとね、祐樹。」
「じゃあ、高校の入学式でな」
「うん。じゃーねー」
僕は祐樹が見えなくなるまで手を振った。
高校かー。楽しみだなー。
………ハッ。高校僕どうなるの?
男で入学書類とか出してるから僕もしかして高校行けないっ?!
どうしよう…。
夜になった
高校のことは一旦置いといて、希に仕返しするぞ〜。
「おねーちゃん!お風呂一緒に入ろ?」
お風呂だって?!大丈夫僕は女の子なんだ一緒に入っても問題ない。
「良いよ。一緒に入ろっか」
「慌てる反応見ようと思ったのにぃ」
残念がってるね。僕の仕返しはまだまだこれからだよ!
お風呂にて
「希昨日は僕が洗ってもらったから僕が洗ってあげるよ♪」
「えっ?!良いよ別に」
「遠慮しなくて良いよ♪」
僕の味わった恥ずかしさをおもしるがいい。
ごしごしごしごし
「後ろ終わったから前やるね♪」
「前は自分で出来るよ!」
「昨日はやってもらったから遠慮しないで」
僕は無理やり希の胸を洗い始めた
「ひゃっ!やめておねーちゃん。んっ、あっ。ちょっ、めっ。」
なんか楽しくなってきたね♪
「楓姉やめてよぅ」
「ふっふっふっ。これは僕がの仕返しなのだ!昨日のお返しだ〜」
そうして希が気絶するまで洗い続けた結果、昨日の希と同じように秀兄のお説教を受けました。
なんでなのっ、納得がいかないよっ!
こうして僕の復讐は達成?されたのかなぁ?
誤字脱字がありましたら教えて頂けると幸いです。
お読み頂きありがとうございます。