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お狐な僕  作者: 蟹将軍
第一部〜家族と女の子な僕〜
6/20

僕大切なものを失う(お風呂編)

「おねーちゃん着替えよっか?ん?楓姉すごい汗かいてるじゃん!?よし!一緒にお風呂入ろうねっ?」

何を言ってるんだろうこの妹は…。お風呂、お風呂と言ったのか?男である僕と一緒に入ると言うのか?

「今、女の子じゃん楓姉。」

「僕の心読まないでよぅ。」

「おねーちゃん顔にすぐ出るからわかりやすいんだよね。」

そんな?!ぽーかふぇーすは完璧だと思ってたのに!?

「ほら、百面相してないで行くよ?おねーちゃんっ!」

「だ、大丈夫だよ。お風呂位一人で入れるよ!」

「へー。長い髪の洗い方とか、女の子のデリケートゾーンの正しい洗い方わかるんだね?

正しく洗わないと大変な事になるけど、知ってるなら教えなくて良いね?」

そんな、女の子は適当に洗うだけじゃだめなの?!

「の、希様教えて下さい」

「よろしい。じゃあ行こっか?」

脱衣所に着いた僕たちは最初の難関(僕だけ)服を脱ぐに挑戦した。

「おねーちゃん!いつまで脱ぐのに時間かけてるの!あと5秒で脱がないとさっきのやつ(ケモミミパニック!参照)倍の時間やるからね?」

なんて恐ろしい事を言うんだこの妹は…。

「すぐ脱ぐからそれだけはやめてよぅ。」

妹の前で裸になるなんて恥ずかしいよう…。

「さあ、入ろっか?」

僕が先に浴室に入ると希は何故か鍵を閉めた。

「希なんで鍵を閉めたの?」

「秀兄が入ってくると大変だからね。」

希さん顔は笑ってるけど目が怖いです。

「おねーちゃん?気がついてる?お尻の尻尾ふさふさで気持ちよさそうだよ?」

僕は尻尾が生えている衝撃より、さっきと同じ狩人の目をした希が怖くて動けなかった。

「おねーちゃんどうしたの。ふるえちゃってかわいいねっ。」

「の、希さっきと同じ事しないよね?」

「やだなぁー。私がさっきと同じ事するわけないじゃん」

そう言いながら手をニギニギしながら迫る希。浴室は狭すぎるよぅ…逃げ場がなかったよ。

「ふさ尻尾ゲットォォ!」

「ひぃっ!」

体に走る電流のような刺激に変な声がでたよ!

「さあおねーちゃん楽しもっか!」

僕の尻尾を撫でたりこすったりする希

「やっ!そこはダメぇ…。あっ、…んっ!ちょっ!やめっ!あっ、ダメぇぇ。」

そこで僕は頭が真っ白になった。

「あれ?おねーちゃん?どうしたの?ヤバッやりすぎちゃったっ!」


気がつくと僕はリビングのソファで寝ていた。横には秀兄に説教をせれている希の姿が見えた。

「秀兄、僕どうしたの?お風呂入ってからの記憶がないんけど…」

「楓、目が覚めたんだな。希がお前の尻尾弄りすぎて気絶したんだよ。それで今説教中」

「おねーちゃんゴメンね?やりすぎちゃった。」

舌を出して可愛く謝る希に僕は少しイラっとしたので、希に仕返しをする事にした。

何がいいかなぁ?

誤字脱字がありましたら教えて頂けると幸いです。

お読み頂きありがとうございます。

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