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お狐な僕  作者: 蟹将軍
第二部〜高校と僕〜
19/20

カラオケ!

「おいお前ら気は済んだか?」

「もう十分だよ。ぷぷっ」

「そうだね。もういいよ。くふっ」

結構写真撮ったし後で希とかにみせよーっと。

「そうかじゃあ着替えるから出て行ってくれ」

なんか祐樹が着替えるとか言ってるけどカラオケ中はそのままでいた方が面白いよね。

僕は愛梨ちゃんにアイコンタクトして、愛梨ちゃんは親指を立ててグッってしてくれた。

愛梨ちゃんよくアイコンタクトで通じるなぁ。

「祐樹、その格好は反省の証なんだよ?だ・か・ら、カラオケ中はその格好だよ?」

そう言って僕は祐樹の肩に手を置いた。

「そ、そうだよ祐樹君。とっても似合ってるよ?」

愛梨ちゃん笑いを堪えながら言っても説得力無いよ…。

「まじで?」

「まじまじ」

そう言うと祐樹はがっくりと肩を落とした。

「早く歌おうよ〜。私から入れちゃうよ?」

愛梨ちゃんは機械を弄りながら言った。

愛梨ちゃん切り替え早すぎだよ…。

「先入れちゃっていいよー」

「じゃあ入れちゃうね〜。祐樹君どうする?」

愛梨ちゃんはまだorz状態の祐樹に聞いた。

「まだそっとしといてくれ。後15分位で復活するから。」

祐樹もなんか平気そうだね。

「そっかぁ、よし転送っ!」

ピピッ

愛梨ちゃんが曲を入れた事で音楽が流れ始めた。

「じゃあ先に歌うね〜」

愛梨ちゃんは歌い始めた。


〜愛梨ちゃんが歌ってるよ♪〜


愛梨ちゃんが入れたのは最近流行りのアイドルグループの曲だった。

愛梨ちゃん歌上手いんだね。

曲もなんかどっかできいたことあるような気がするけど…うーん思い出せないや。後で愛梨ちゃんに聞こ〜っと。


〜愛梨ちゃんが歌い終わったよ〜


「ふぅ、どうだった?」

「凄いよ!愛梨ちゃん歌上手いんだね!」

「それほどでもないよ〜」

僕が興奮しながら言うと愛梨ちゃんは照れながら言った。

「さっきのなんて歌手なの?」

「SKYっていうアイドルグループだよ。私結構好きなんだ」

「へーそうなんだ。僕もちょっと聞いてみようかなぁ?」

「じゃあCD貸そっか?」

「ほんと?ありがと」

やったぁー愛梨ちゃんにCD借りれるー。

そうだ僕まだ曲入れてなかったよね?

何がいいかなぁ?この前やってたopでいいよね。

「えーっと、転送っと」

ピピッ

音楽が流れ始めで僕はマイクを持った。


〜僕が歌っちゃいます♪〜


楓ちゃんも歌結構上手いね。

祐樹くんは楓ちゃんが歌い始めた瞬間に飛び起きてタンバリン鳴らしてるよ。

祐樹君やっぱり楓ちゃんのこと好きなのかなぁ?


〜僕歌い終わったよ!〜


「楓やっぱり歌上手いな!」

歌い終わると祐樹が復活してた。

「ずいぶん復活が早いね」

「楓が歌ってるからな!」

そんな風に力説されても困るなぁ。

「楓ちゃん歌上手いんだね!」

「愛梨ちゃんほどじゃないよ」

「次は祐樹の番かな?」

「そうだね祐樹君だね」

僕と愛梨ちゃんは期待の眼差しを祐樹に向ける。

「そんな期待の籠った目で見られても困るからな?あんまり期待するなよ?」

そう言って祐樹は曲を入れた。

結果を言うと祐樹歌上手かった。

少し前の有名なバラードを歌ったんだけど声質と見た目で僕でもうっとりしちゃったよ。

そうしてカラオケは続いた。


プルルルルルル

愛梨ちゃんは近くの受話器を取った。

ガチャ

「そろそろ時間みたいだから出ようか」

愛梨ちゃんは受話器を置きながら言った。

ああ〜楽しかった。

「お前ら準備終わったか?行くぞ?」

「ちょっと祐「ガチャ」樹」

祐樹は先に出て行ったメイド服で。

「あれ?祐樹君着替えてなよね?」

ドドドドッ

なんか凄い勢いでこっちに来てるね

ガチャ

「なんで教えてくれないんだよ!!」

祐樹が顔を赤くして涙目で戻ってきた。

「僕言ったけどすぐに出てっちゃったじゃん」

「そうか…」

祐樹はがっくり肩を落とした。

「ほら早く着替えないと時間ないよ?」

愛梨ちゃんが優しく言った。

「私たち外で待ってるから終わったら出てきてね?楓ちゃんいこ?」

愛梨ちゃんに背中を押されて僕は外に出た。


少しすると祐樹が着替え終わって出てきた。

お会計の時に祐樹のメイド服を見たのか、お姉さんが笑いを堪えていたのは祐樹には内緒だ。





誤字脱字がありましたら教えて頂けると幸いです。

お読み頂きありがとうございます。

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