僕と高校とお狐様
昨日、祐樹が帰る時に言った一言
「じゃあ、高校の入学式でな」
そう!高校だよ!僕の高校生活はどうなるのっ!?入試受けた時は男の子で入学式では女の子なんだよ?絶対別人だと思われるよぅ…。
僕がベッドの上でうだうだしてると
ピンポーン
ん?誰か来たみたい。今日は誰か来るって話は無かった気がするんだけど…。
そんなことを考えながら僕はインターホンにでた。
「宅急便でーす」
「はーい、今行きます」
宅急便かぁ。また希が何か頼んだのかな?
判子何処だっけ?何処にも無いんだけど…。
仕方ないサインでいっか。
僕は早足で玄関を出た。
「お待たせしましたぁ」
「永守楓さんのお宅で間違い無いですか?」
あれ?ぼく宛だ。
「間違いないです」
「判子がサインお願いします」
カリカリ
「どうぞ」
「ありがとうございまーす。こちら荷物です。」
「あ、はい」
宅急便のお兄さんは僕に荷物を渡して帰っていった。
でも僕宛か…。何か頼んだかな?えーと宛先はっと、藤南高等学校か。僕の行く予定の高校だね。何が来たんだろう?内容物は…制服か。はぁ…。どうせ男物の制服が入ってるんだろうな。そんなことを考えながら包みを開けていくとそこには、女子の制服が入っていた。女子の制服がね!
「なんで、女子の制服が届くの?!」
僕が一人でわたわたしてると、希がやって来た。
「楓姉そんなに慌ててどうしたの?」
「希、高校の制服が届いたんだけど女子の制服が入ってたの」
「なんで?楓姉高校受けた時まだ楓兄だったよね?」
不思議だなぁ〜。うーん、よくわかんないよ。あっそういえば何かあった、妾のところに来いって牡丹が入ってたよね!ちよっと行ってみよう。それに、高校が女子になってるってことは戸籍もどうなってるかわからないよね。ちょっと確認しに行かないとね。
「希、僕ちょっと出かけてくるよ。」
「楓姉どこ行くの?」
「市役所だよ。戸籍とかどうなってるか確認しにね。」
「確かにそうだね。いってらっしゃい」
僕は財布と携帯だけ持って、外に出た。
まずは近くの牡丹からだね。
僕は近所の神社に向かって歩き始めた。
歩くこと5分、神社に着いたよ!
牡丹どこにいるのかなぁ?
「牡丹〜?どこにいるの?」
僕はちょっと大きめの声で呼んだ。
すると神社の社の裏から声がした。
「楓か、こっちじゃ。裏にいるからこい。」
僕は社の裏に向かうと、子狐じゃない女性バージョンの牡丹が立っていた。
「よく来たな楓よ。今日は何の用じゃ?」
「こんにちは牡丹。えっとね、僕の学校から制服が届いたんだけど女の子用が来たから、何か知ってるかなーと思って…」
「なんじゃ言ってなかったか?お主が女子になったからその辺の情報も書き換えたのじゃ。そちらの方が便利であろう?」
「そうだったの…。言ってくれればよかったのにぃ。」
ジトッと牡丹を睨むと牡丹は笑いながら
「すまんすまん。忘れておったわ」
「ありがと牡丹」
「気にするな。大事な眷属のためじゃ」
「ところで、情報って言ったけどどこまで変えたの?」
「ん?お前の家族と祐樹とかいう小僧以外の記憶や戸籍などじゃな。お主が男であった痕跡はもう家族と小僧以外にはないな。」
「そう…なんだ。」
驚くことを伝えられたのに僕は意外と落ち着いていた。
「要件が終わったなら妾はそろそろ消える。
この姿でいるのも疲れるんじゃ…。」
「そうなんだぁ。うん、じゃあね?」
「では、またの楓」
牡丹は気づくともういなかった。
さあーて一応市役所で戸籍見てこようかなぁ。
結果、やっぱり僕は女の子になってたよ。
「ただいまー」
「お帰り楓姉。どうだった?」
「戸籍も女の子になってたよ」
「へー不思議だね。でも、よかったね、面倒なことしなくて済んだんだから。」
「まあ、そうだね。僕ちょっと疲れたから部屋で休んでるね?」
「ご飯になったら呼ぶからねー」
「ありがと、希」
そう言って僕は階段を上がった。
あと晩御飯は希作カレーだった。
味は不思議な味がしたよ。
本当に不思議な味だったよ…。
誤字脱字がありましたら教えて頂けると幸いです。
お読み頂きありがとうございます。




