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小話３

会話文のみとなります。

「俺が言うのもなんですが、あまり彼女を刺激するような事はしないで頂きたい」

「おや、「愛故の暴走」ですが」

「っ……それに関しましては、既に反省して謝罪してあります。蒸し返さないで下さい」

「はいはい君達落ち着いて。お互い好きに行動することにしてあるけれど、彼女を傷つけたり無理矢理引き戻そうとしたりすることはしないって約束したろ？」

「カキ様自ら下ネタをふっておいて何をおっしゃるんですか」

「そ、っれは仕方ないだろ！　咄嗟に出たんだから！」

「あぁ、カキを煽ると話が進まなくなりますから、とりあえずみんな方向性間違ってたってことで一旦区切りましょう。カキ、その先を続けて下さい」

「あ、あぁ。そうだな、彼女と知り合うきっかけは作ったし、定期的に会う約束も継続して実行されそうだから、そろそろじわじわ地を出していっていいんじゃないか」

「警戒心を解くための180度変わったキャラづくりだったのに、それで怯えさせている今の事態は確かに芳しくないですしね。いいんじゃないですか？　キャラ作るのって意外に疲れますし。最近眉間が痛くなってきましたよ」

「俺もそれで構いません。最近は俺もリクト様も地が出てきましたから、案外するりと移行できるはずです。それと、最初からプライドは捨てていましたが、それでもそろそろ黒歴史になりそうなので」

「恥ずかしいとは思ってたんだな」

「……それなりには」

「でしょうね。……それにしても」

「ん？　なんだリクト」

「……俺達は良くこのキャラづくりと展開で仲良くなれると思いましたよね」

「……」

「シナリオを書いたのは、リタ様でしたから……」

「どうして誰も疑わなかったんだろうな……」

「……」

「「「ここから巻き返しってことで」」」