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小話2
会話文のみとなります。
「本気でビクッとしたんだからな!」
「ですからその件はすみませんでしたと言っています」
「俺も出ていくタイミングを見失いましたよ、焦りすぎて。カキ様も瞬間ひくついていましたから」
「だから、すみませんでしたってば。仕方ないでしょう、疲れているんですから」
「……やはり3日連続で仕事をさせるのは、リクトの身体に触るな」
「まぁさすがに3日連続だなんてのは今回だけでしょうから、心配はいりません。今後はきちんと3日に1回という定期的なペースになるはずです」
「悪いなリクト。お前にばかり無理をさせて」
「いいえ、この仕事ばかりは皆さんにはお任せできませんから。それにしても……」
「……なんでしょうリクト様。何か言いたいことがあるならば遠慮なくどうぞ」
「オリヴィエ。俺が気を失っている間に、奇行に走ったようだけれど……?」
「愛故の暴走です」
「「お前はプライド捨てすぎ」」