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第七話 謀ったな!? 誰とは言わないけど、謀ったなッ!?

そういえばpv4000超えていました!


わーおびっくりだぜ!


感謝です!

俺は、皇帝陛下に謁見する為に、カイゼル伯爵とユニと一緒に、皇室まで来ていた。



とは言っても、この研究所は皇城の敷地内・・・というか繋がっており、時間はかからない。



なんでも、こんな事は色んな意味で前代未聞だそうな。





皇室は凄まじいところだな。


なんか皆が跪いたり、口上をのべたりしていた。


すげー・・・


まさしく皇帝の住み処って感じ・・・


でも豪華ってよりも、趣味の良い実用的な感じがする。




「余が、エルディアス三十二世、ティーリス皇帝だ。


・・・とかはさておき、そなたは異世界から来たそうだな!?


是非とも、そなたの居た世界の話をきいてみたいものだ!




おっと・・・そういえばそなたの名はなんとゆうのだ?」



「えっ、あ、大神 英司といいます?」




「なぜに疑問形なのだ・・・」


カイゼルのオッさんが横から小声で突っ込んできた。



「いや、俺の居た国には皇帝とか王とかいなかったし・・・

国のシンボルみたいな人はいたけど、別に権力持ってなかったし。

正直どうしたもんかと・・・」




「お、おい・・・」




あ、声大きかったかなー?



「ほぅ!? 王も皇帝もいないとは、それではどうやって国は成り立っているのだ!?」




「それは・・・えっと、民主主義と言ってですね・・・・・・






などと、元居た世界のあれこれについて、根掘り葉掘りきかれた。




正直疲れきってダルくなってきたころ、横手にある小さなドアから、誰かが覗いているのが見えた。




「ん?」




「どうした?」




「いえ、あそこのドアに不審者が・・・」




「なに?」




と、その不審者と目があった。




「ひゃっ!?

・・・え? もしかして、不審者って私のことですか?」




「うん、不審者にしか・・・」




「あ、あー・・・すまん、その者は不審者ではなくてだな・・・

そのー・・・娘だ。

名はルセリナとゆう。」



「へ?・・・あー・・・それは失礼おば・・・」


なんか語尾が変になっている


「・・・えっと・・・なぜに皇女さまがそんなところに?」



「偶然ですよ?」




「ウソだッ!!」


・・・いかん、つい突っ込んでしまった・・・


いかん! フォローしなければ!


「しかし、いいセンスだ!」


・・・正直、ミスった感が否めない・・・




「そ、そんな! ・・・照れますね!」


あれ!? いいの!?




「・・・余はルセリナと初対面でまともに会話できる奴を初めて見たぞ・・・」




どうやら、皇女さまに入れてしまった突っ込みはおとがめなしのようだ。




・・・周りは白い眼で見ているが。




しかし、さっきから、なんか変な気配がする。


先程、兵士のおっさん達に斬りかかられた時のような・・・



でも俺が狙われてるわけでもなさそうだ。


さっきとは違う気がする。




まさか暗殺者がいたりしてね?




・・・なんかそんな気がしてきた。




・・・これがフラグというやつだろうか。




気合いで暗殺者とかわからんものだろうか・・・




試しに、『力』を広げてみる。



(それを感じ取ったのか、ユニが

「えっ、エイジ、突然なにを?・・・」



・・・とか言っているが、英司は気付かなかった。)




すると、その『力』でなぞるかのように、周りの物が感じ取れる。




皇帝や皇女、横にいる伯爵やユニ、後ろに控えている衛兵や、柱の陰に寄り添っている人影、部屋の外に控えている衛兵や、廊下を歩いているメイドさんまで。


うわ、本物初めて見た! ・・・見えないけど。




・・・よし、何も無いな。






・・・ん?・・・柱の陰?・・・




「あのー・・・皇帝陛下?

つかぬことをお聞きしますが・・・」




「なんだ?」




「護衛の人は、どこにいます?」




「お主の後ろにいるではないか。」




「それで全部ですか?」




「そうだが・・・いったいなにを・・・」




「では、その柱の陰にいるのはいったい?・・・」




そこまで言った時、陰に隠れていた男は、




「ちッ!」




と、吐き捨てると同時に、魔力を操り、マナを練り上げて魔術を放とうとした。



やばい!?


俺は瞬時に、皇帝の前に飛び込んだ。


やけに身体が軽い。



「ヴンッ!」



目の前で、魔術が音を立てて弾かれる。



「なにッ!?」




しかし、相当の手練れらしく、魔術が効かないと見るやすぐさま身を翻し、皇女さまを捕まえてナイフを突き付けた。




「きゃあッ!?」




「しまった!?」




「全員動くな! 武器を捨てろ!」



「い、いや、はなして!」



「・・・くッ・・・皆、ゆうとおりにしろ・・・」




や、ヤバい・・・予想、大的中!


・・・どうしよう・・・





・・・『力』で武器だけ弾けないかな?・・・




・・・行けそうだ!


よし!!




「せいッ!!」




「パキィィン!!」




と、音がして、ナイフが弾け飛んだ。




次の瞬間、




「オラオラオラオラオラオラオラオラぁッ!!」




「ぐはぁッ!?」




男は苦悶の叫びを上げて吹き飛んだ。



「・・・ふぅ・・・一度やってみたかったんだよなー。

・・・っと!

大丈夫ですかー?」




「え、ええ・・・あ、ありがとうございます・・・。」




青ざめていた顔が、もう赤みがかっている。




意外と気丈な人だな。




「なんとまぁ・・・

英司よ、礼を言うぞ。

危うく余も娘も、命を落とすところだった。」




「い、いえ、別にそんな・・・

夢中でして・・・」




「ほ、本当にありがとうございますっ!」


皇女さまがお礼を言ってくれる。




「いえ、べつに・・・それほどでもあるぜ!」




「はいっ!」




肯定されてしまった。


「・・・なんか肯定されるとそれはそれで困る・・・」






「ふむ・・・エイジよ」




「なんでしょう?」




「礼の方は後日、するとして・・・」




「いえ、いいですよそんな・・・」




「まぁそういうな。

この場合、受け取らない方が失礼にあたるのだ。

・・・それはさておき、一つ頼みがある。」




「な、なんでしょう?」




「時たま、ここに遊びにきてはくれまいか。」




「へ?」




「余も正直退屈・・・ゲフンゲフン・・・

娘の話し相手とかをしてもらえると良いのだが。」




「は、はぁ・・・ そのくらいでしたら。」




「そうかそうか。

で、そなたは学生だ、というておったな。」




「そうですが・・・」




「うむ、ならばここでも学生をやるがよい。」




な、なんだと!?

せっかく学校もないし、遊び回ろうとか思ってたのに!?

なんとしても断らねば!


「いやしかし学費とか」




「勿論此方で出そう。」




「いえ、そうではなく」


学校とかちょーめんどそう!




「なんだ、遠慮するな。

控えめなやつだな。」




「いえ、そうでもなく・・・」




「わーエイジも学校行くの?

いっしょだねー!」



!?ッ ユニ!お前もかッ!?




「エイジ様も行かれるのですか?

いっしょですねっ!」



くッ!? 周りは敵だらけかッ!?




・・・ふと、皇帝と目があった。




楽しそうに、笑っているが、目がこう言っていた。




・・・逃がさんぞ?・・・




・・・と。




「くッ!・・・ 謀ったな!?」




「クックック・・・ まさかそなたも断れまい!!

ハーッハッハッハ!」




「してやられた・・・

さすがは皇帝ということかッ!」




「フッ・・・ そなたが学生だったのがいけないのだよ」







「・・・お父様とエイジ様、楽しそうですね・・・」




「そうですねー」







・・・というわけで、俺の学園行きが決まってしまった・・・

皇帝は忙しいけど、退屈なのです。


そして、皇女さまフラグですね!




そのうち学園編になるかもしれませんが、それは主人公がもっとメカいじったりチートアップ(※チート能力がパワーアップ)してからです。

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