第十四話 いやもちろんワザとだけどね?
遅くなってすいません。
話が思い付かなかったんです。
では
学校は歩いて十分もかからないところにあった。
話によると、大学のようなところのようだ。
制服とかは無いらしい。
ちなみに今の俺の服装は、ブレザーのような服だ。
ユニたちが用意してくれたらしい。
かっこいいけど若干うごきずらい。
フィアはライトセイバーみたいな柄だけの待機形態でポケットに入っている。
この世界に来た時のTシャツとジーンズは目立つのでしまってある。
ユニはうごきやすそうなワンピース(?)のようなものにジャケット、ズボン、ブーツ、そして小さなビンなどを収納できるホルダーやポシェット付きのベルトをして、手には機械じみた長い杖を持っている。
魔法少女と錬金術士を足して2で割ったようなかんじ。
なにこれかっこいい。
ちなみにリナの服装は意外に普通だ。
目立たないけどどことなく上品なかんじ。
長袖な上にひざたけのスカートだった。
・・・俺も服ぐらい自分で金稼いで買おう・・・
校門をくぐると、登校してくる生徒でごったがえしている。
やはりこのメンバーは目立つのだろう。
大勢の生徒達が、遠くからこっちを見ている。
2人はかなり目立つ容姿だからな。
あとは、黒髪黒目が珍しいのだろうか?
すると、取り巻きを連れた一人の生徒がやってきた。
なんかいけすかないイケメン野郎だな。
そしてどことなく小物臭がする。
「これはこれはルセリナ皇女殿下、ご機嫌麗しゅう。
私、ザイール・ロスフェラともうします。
以後、お見知りおきを。」
と、言ったのを皮切りに、周囲の人間が、我先に挨拶を始めた。
・・・いやしかし・・・なっがいなー・・・
リナもイヤそうな顔をしている。
・・・しょうがない・・・
「なぁリナ、そろそろ行かないとマズいんじゃね?」
と、声をかける。
「え、えぇ! そうですねっ!」
なにこのめっさ嬉しそうな顔。
挨拶攻めがそんなにイヤだったんだろうか。
気持ちはわからんでもない。
すると、周りが一斉に睨んできた。
「?」
なんだ?
「なんとゆう呼び方を・・・」
とか
「無礼な!」
とかいう声が聞こえてくる。
しょうがないじゃん本人にそう呼べって言われたんだから。
するとさっきのイケメン野郎が、
「きみ、今僕達が殿下にご挨拶申し上げているんだ!
邪魔をしないでくれ!
・・・殿下、このような下賎な者を身の回りに置くと、よからぬ誤解を招きますよ?」
・・・この野郎・・・絵に描いたようないけすかないキャラだな。
とりあえず無視だな。
「行こうぜリナ・・・リナ?」
返事が無い。
ただのルセリナのようだ。
どうした?
・・・ズゴゴゴゴゴゴゴ!
・・・間違えた。
ルセリナではなく鬼のようだ。
なんかめっちゃ怖い。
「・・・謝りなさい。」
「は? 今なんと?」
「そ、そうだよ、エイジに謝って!」
・・・ユニ、お前もか・・・
ぶっちゃけ超はずい。
軽く現実逃避するぐらいに。
「うるさい! 触るな魔眼持ちめ! 気味が悪い!」
・・・このクソが・・・
「あーっ、足が滑ったー!」
と、言いつつクソの顔めがけて跳び蹴りを放つ。
メキョッ!!
っとイイ音をさせて吹き飛ぶクソ。
「すまん、ワザとじゃないぞ?」
「き、貴様ッ!?」
おぉ、みごとな靴の跡だ。
「ぷークスクス。
すまんなクソ。
すまん、クソに失礼だったな。
肥料として役に立つもんな。
うん、カスだな。
形骸である。
敢えて言おう!
カスであると!
すまんカス。」
「かッ!?・・・きッ!・・・貴様ッ!?」
「なんだカス。」
「ふ、ふざけるなよ貴様!
この僕を侮辱した上に足蹴にするだと!?
僕を誰だと思っている!?」
・・・うわぁ・・・
「セリフにもひねりが無いな。
所詮カスか。」
「こッ・・・こッ、こッ」
なんだコイツ鶏だったのか?
いや鶏に失礼ry
「こけこっこー?」
「殺してやる!」
「来てみろ・・・ハエども(ものっすごいバカにした声で)
たびたびすまん、ハエに失礼だったな。(真面目な声で)」
「しッ、死ねェェェッ!」
叫びつつ、腰にさげていたレイピアを抜いて跳びかかってきた。
「ほいっと。」
素早く手を捌き、足をかけて投げ飛ばした。
カスはひっくり返って背中から地面に落ちた。
「がッ!? く、くそッ!」
よし、今のうちだ。
「行こうぜ!」
ほうけた顔をしている2人の手を取り走る。
「ま、まて!」
しつこいヤツだ。
てか待てと言われて待つやつがいるかっての。
「あばよーとっつぁーん!」
・・・まてーいルパーン!
とは言ってくれなかった。
うむ、当たり前か。
また少し時間がかかるかも・・・
ではまた。