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第十一話 刀ってかっこいいけど、正直振り回すの大変だよね

短いです。


では。



さっそく造った刀、フィアードエッジ(命名・英司)を使ってみる事にした。


英司は元の世界では一応、古武術をやっており、扱いは知っている。




現在英司たちは、再び演習場に来ていた。




「セイッ!!」




ズバァッ!!




・・・地面が割れた。




「威力はそこそこか。」


プラズマほど派手じゃないな。




「・・・いや、はんぱない威力だよ!?」




「うむ、振っただけでこれとは・・・

次は集積魔術をやってみようかのぅ。」




「了解。 マナを流し込めばいいのか?」




「うむ。 それを私が組んだ術式で刀身から発動するのじゃ。

どんな術式にするかはあらかじめ決めておいて、きーわーどで発動するようにしておけるぞ。」




「便利だな! どんなんがあるの?」




「詠唱魔術だと時間がかかるところを、わんたっちで発動させられるぞ。

とは言っても、本体が刀なので離れた相手には斬撃をとばすぐらいしかできんし、射撃系の魔術とは相性が悪いしのぅ。」




「・・・それビミョーじゃね?」




「使い手しだいじゃな。」



「んじゃ他にも武器造るか!

・・・でも全部持って歩くのもなー・・・」




「・・・こればっかりは他に武器を作って私を嵌め込み直すしかないのぅ・・・」



・・・それじゃ時間がかかるな・・・


「なぁフィア。」




「なんじゃ?」




「作って置いた武器をまとめてどこかにしまっておいて、使う時だけ召喚して組み合わせて・・・いや、直接フィアの周りに展開したらどうだろう。

てかそんな術式組める?」



「なるほど!

たしかにそれはいい考えじゃ!

問題ないぞ?

・・・そうじゃな、武器は異空間にでも収納しておけばよいのではないか?

普通は不可能じゃが、あるじなら朝飯前じゃな。」




「まじか! ・・・クックック・・・楽しくなってきたぜぇっ!」




「「・・・・・・」」




「なんだおまえら、その尊敬するような目は。」




「「別に。」」




「まぁいいや。 さっそくいくつか術式試してみようぜ?」




「・・・そうじゃな。」







・・・その後、いくつかの術式を登録し、一応の完成を見た。


そして再び武器開発に勤しむために部屋へ戻るのだった。








今回からはユニも武器開発に参加することになった。




「さて、どんな武器が良いかな?」




「やっぱり万能な杖とか、遠距離な弓とかじゃないかな?」




「そうじゃな。 そのあたりが無難じゃな。」




「でも弓って扱いにくそうだな。

・・・そうだな・・・銃とかどうだろう?」



「ジュウってなに?」




「この世界には銃が無いのか!?」




「初耳じゃな。 それはなんじゃ?」




「俺の世界の、最も普及してる武器だ。

兵隊はみんな持っている。

剣や弓は、時代遅れになっているんだ。」




「け、剣や弓が時代遅れ!?

魔術も無いのに!?」




「わ、私も驚いたぞ!?

それは一体どんな武器なのじゃ!?」




「そうだな・・・この世界に大砲はあるのか?」




「それはあるけど・・・

あんまり使われないよ?

戦術魔法とかがあるから。」




「あれを手で持てるサイズまで小さくするんだ。

弓よりよく飛ぶし、簡単に当てやすい。

威力も高くて鎧とかじゃ防げない。

すごい速さで連射もできるし、弾ごめも簡単だ。」




「そんなバカな!?」


「ほ、本当なのか!?」




「ああ。 だから今の兵隊は鎧も着ない。」




「科学のみでそこまで行くとは・・・凄まじい世界じゃのぅ・・・」


「す、すごいね・・・」




「国を一発で吹き飛ばす兵器もあるしな。」




「・・・いくらなんでもそれはないよ・・・」




「いや、本当だ。

だからその兵器で戦争すると、世界が滅亡してしまうので、条約でお互いにその兵器の使用を禁止してるんだ。」




「・・・想像を絶する物騒な兵器じゃな・・・」




「場合によっては何百年も毒を撒き散らすしな。」




「・・・とんでもない話を聞いてしまった気がするよ・・・」



「空を飛ぶ乗り物や、星まで行ける乗り物もあるぞ?」




「「うそォ!?」」




「いや本当に。

庶民でも結構簡単に乗って旅行ができる。

まぁ星まで行けるやつはまだ一般人は乗れないし、せいぜい月くらいまでしか行けないけどね。

音よりも速く飛ぶことができるのもたくさんある。」



「・・・一度行ってみたいなぁ・・・」




「・・・そうじゃのぅ・・・

しかしにわかには信じられん話じゃ・・・」




「まぁ確かに便利だけどね・・・

でも魔術も無いしね。

物はあるけど、いろいろめんどくさい世界だよ。」




「そういうモノかのぅ?」



「それにしてもすごい話を聞いたよ・・・

・・・で、結局何の話だっけ?」



「おおそうだった。

・・・で、銃を造ったらって話だったな。

魔術で魔術の弾を撃つってのはどうだろう?」




「うむ。 多分可能じゃ。

取り敢えずそれはどんな仕組みなのじゃ?」




「うーん・・・そうだな・・・

今の銃は薬莢っていう小さな筒に、円錐形の弾と火薬、信管が入ってるんだ。

その薬莢の後ろから信管を叩くと火薬が爆発して弾を飛ばすんだ。」


・・・と、図に描いて説明する。


「まあこれに複雑な機構が付いて、秒間15発とか撃てたりするんだけど・・・さすがにその仕組みまでは知らない。」




「なるほどのぅ・・・」




「ああ、あと、必ずしも火薬で飛ばすわけでもないんだ。

トリガーを引いたら攻撃が飛び出す手持ちサイズの武器はだいたいみんな銃って呼ばれてる。」




「ふむ・・・正直私にはよくわからないのじゃ・・・」




「じゃ基本的に俺が作るから必要な事・・・そうだな、杖や弓の事を教えてくれる?」




「うむ、了解じゃ。」




「ボクも手伝うよ!」




「ありがとう。 んじゃ2人ともよろしく!」




「うむ」「うん」









・・・そうしているうちに、いつの間にか夜はふけていくのだった。

すぐに次更新します。


感想とかもらえると嬉しいです。

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