目次 次へ 1/4 零話 「毒」 と聞くと何を連想するだろう 毒というのはあまりにも抽象的概念すぎる 物理的に症状が出るものから精神的に支障が出るもの 人を死に至らしめるものから薬となるものまで、用途、用法によって様々である また、毒を持つものにも種類がある 植物、動物、言葉、心、先程話した薬 つまり極端な話、何かによって動かされる、あるいは作用するものであれば、どれでもなんでも毒になりうるのだ そして彼女は誰に対しても そして俺にとっても「猛毒」だった