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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

仏典の勝手な脚色ノベルシリーズ

てきとー訳 穢迹金剛説陀羅尼要門 ~ 汚物は消毒です!

作者: 阿僧祇

 シリーズ17弾の今回は密教系。寺院のトイレ等にときどき祀られている「烏栖沙摩うすさま明王(ウッチュシュマ=ビジャ=アランジャ)」こと穢迹金剛えしゃくこんごう、またの名を不壊金剛ふえこんごうが活躍するお経の、てきとー訳です。


 前世の俗人時代には煩悩、特に性欲が強かったものの、欲を離れるために「物理的な穢れを浄める」という大願を立てて明王に生まれ変わった方だそうで。

 主に概念的な穢れを浄める金剛こんごう夜叉やしゃ明王の別の姿(化身)という説もありまして、トイレや出入口など物理的な汚れのほか、金銭や人間関係などの穢れをキレイにしたいときにも助力してくれるというお話です。天台密教系の宗派では五大明王の一人(北方担当)でもあるとの由。


 ただし自力本願門の神仏ゆえ、ただ祈るだけで勝手に掃除してくれるのではなく、祈願した上で自分も明王さんと一緒に浄めるんだという気持ちで掃除をする必要があり……そうすれば力を貸してくれたり、金銭運や友人運・恋愛運といったご褒美を用意してくれたりもするとか。

 「トイレと玄関を清潔にしてると金銭運が上がる」というスピリチュアル説とも関係のある神仏であります。


挿絵(By みてみん)

(千葉県銚子市犬吠埼 満願寺のお手洗いにて)


 しかし経典の内容は密教系ゆえ、理屈だけで理解しようと思ってもなかなか困難なところがあります……ということで、これは教義の解説文書ではなく、あくまで「古代人の書き残した物語を娯楽目的の読み物にしたいという意図で翻訳したもの」とお受け取りのほどを。


 いわゆる「雑密ぞうみつ」というものでしょうか、後半には呪術のやり方とその効能がいろいろ並べられてます。けれど情報がどうにも不完全で、実際は多くの口伝によって補完されているのではないかと思われます。

 ここでは、ど素人によるてきとー翻訳ですし、興味本位で密教経典の内容を翻訳することは危険とお坊さんに叱られたこともすでに3回となったため、あえて詳しく調べたりせずに不正確なままにしてあります。

 もし書かれている呪術をやってみたいなら、ちゃんと行を修めた先生に「徳のある人物」と認めてもらい、教えを受けて行者なり阿闍梨なりになってからにしてくださいね、、、事故が起きたり悪霊とかに取り憑かれたりしても筆者は一切責任とりませんから。


 というわけで、これはあくまで物語として楽しむためのファンタジー小説という認識でお読みくださるようお願いします。


 あっと、もうひとつ重要なことを。


 *** お食事前やお食事中の方には閲覧を推奨しません ***


 ……警告はしましたからねッ!



 では……おん くろだや うーん じゃっく そわか。

 (ウスサマ明王に敬意を示すときに唱える小真言)



 北天竺國 三藏沙門 阿質達霰アシッダトサン(無能勝將) 譯

 東日本国 超ド素人 阿僧祇 てきとー訳

 


 

 穢迹金剛説神通大滿陀羅尼法術靈要門一卷



 如是我聞一時佛在拘尸那國力士生處跋提河邊娑羅雙樹間爾時如來臨入涅槃……



 「穢れを追いはらう金剛」(ウスサマ明王)の説いた、神通・大満ダラニの使い方に関する不可思議さの要点の教え、一巻。


 このように私ゃ聞いたんだわさ。

 あるときほとけ(ブッダ、目覚めた人)はクシナーラ国、大力の士が生まれる所、バディ河のほとりの二本のサーラ樹(ツバキの一種?)の間にいた。その時、如来にょらい(タタギャタ、そのように来てそのように去る人、ブッダの呼称のひとつ)は涅槃ねはん(ニルヴァーナ、輪廻転生せず宇宙と一体化すること)に入ろうとしているところだった。



 うわ、のっけからもう最後の時が迫っているのですか;



 この時、無量百千万(100,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000)の数の天龍八部、そのほか人でないひとたちまでが、ブッダの四方を取り囲んで悩み悲しみ喉を鳴らして啼泣しまくっていた。また諸天衆、天の神々もみんなやってきて、ブッダを供養していた。


 ただ梵天の王・蠡髻らいきつ梵王だけは、(天宮で)四方を天女たちに囲まれて座し、千万億(1,000,000,000,000,000)人の天女たちと(酒宴とかを? えっちなことを?)楽しんでいた。

 如来が涅槃に入るって聞いてるはずなのに、会いに来ようともしなかった。


 集まってる大衆だいしゅう(天龍八部や人でないひとたちまで含むたくさんの人々)は彼のために言った。


大衆「本日、如来が涅槃に入ろうとしてますが、あの梵天の王は来ようとしません。きっと『自分はエライんだ』という我慢(慢心)があって来ないのでしょう。我ら衆徒は小呪仙しょうじゅせんを使いに出して、呼んできましょう」


 このように言い終わると相談して、百千(100,000)人の呪仙たちを生み出して彼の処へ迎えに行かせた。


 だが梵天の王は、おウ●チ様でできた城壁とお尿様でできた堀を設置して、それを見た呪仙たちは、ひどい悪臭ととんでもない不潔さのあまり、呪術を破られてみんな死んでしまった。



 そういや、アヘン戦争を題材にした小説で、糞尿を撒いて呪術(と勘違いされた新型大砲などの兵器)を破ろうとするエピソードが出てきたような。

 昔から、呪術は糞尿で破ることが可能という信仰があったのかもです。



 それを知った大衆は「なんですじゃこりゃあ!? こんなこと未曾有(前代未聞)ですぜよ!」と驚き怪しみ、今度は無量(10,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000)人の金剛(ダイヤモンドのように頑丈な神仏)たちに、マジナイを授けて行かせた。

 しかし七日が過ぎても帰ってこなかった。



 え、七日?

 ……まあいいや、「密教は、修行で実感しないと、理屈だけでは理解できない」と聞きます。何か言葉にできない概念を無理やりにこう表現してるのかもしれないから、なんでかは解らんけどとりあえず「命日から一週間経ってもブッダはまだ生きてたらしい」と納得することにして、続けましょう;



 大衆はこのことで前回の倍以上、悲しくなった。そして、声を合わせて偈を唱えた。


大衆「

♪うう苦しいなぁ、大聖尊が宇宙の真理と同化することがすごく速い

 神々もまだ悟りきってないから天人たちも次々と来て泣きわめていてるのに

 神の中の神というべき人が火の消えるように真理と同化することはなんと悲痛でありましょう」


 人々はこの偈を歌い終わると、以前の倍も嘆き悲しみ泣き声を上げた。


 その時、如来ブッダはこの大衆を憐れんで、全てを知ることができる大遍知神力をもって、心臓の左から「不壊金剛ふえこんごう」を出現させた!


 (不壊金剛は)大衆の中で座からドォォォン!という擬音とともに立ち上がり、ゴゴ、ゴゴゴ! という擬音とともに大衆へこう言った!


 不壊金剛こと烏栖沙摩うすさま明王

挿絵(By みてみん)


 すみません、画像間違い、、、

 これは漫画『汚物は消毒です!』(作:田口ケンジ先生)の、清家ましろ 姉さんでした。なんとなくイメージ重なるところがあって、つい;


 で、こっちが本当の不壊金剛こと烏栖沙摩明王です。

挿絵(By みてみん)

 (千葉県銚子市犬吠埼 満願寺)


 別のお経によれば、青黒い肌で六本の腕にそれぞれ法具を持ち、熱消毒を意味する赤い炎を背にし頭髪も燃え上がっていて、洗浄のための水を象徴する青や白の竜を腕などに絡ませている、とのこと。「ただしイケメン」という記述もありました。


 で、えーと、不壊金剛は大衆にこう言ったんです。


不壊金剛「我は、かの梵天の王をつれてこれる大いなる神呪(呪文)を知ってるのである!」


 そう言い終わると、大衆の中で(印を結び呪文を唱えて)大神通を発動させた。

 三千大千世界が六回震え、天宮も竜宮もあちこちの鬼神の宮殿もみんな崩れ落ちたほどの大地震となった。 


 そして彼はたちまち、梵天の王の城壁のとこへテレポート!した。

 そして指さすと、積もっていた臭くて汚い大量のウン●の壁とショ●ベンの堀は崩れて、普通の土に変わってしまった。(お●ンチ様とかが浄められた!)


 それから金剛は梵天の王にむかってこう言った。


不壊金剛「キサマ、この大バカモンが!! 我々の如来が涅槃に入ろうとしてるであるのに、なんで行こうとしないのであるか!!?」


 と、金剛不壊の力でわずかに指さしただけで、梵天の王は発心ほっしんし、如来のところへやってきたのだった。(捻くれた心が浄められた!)



 大衆は驚いて讃嘆した。


大衆「まさに大力の士だ! あなたは、かの梵天の王をここへつれてきてしまったほどの、こんな(ものすごい)神通力を持っている!」 


 金剛は答えた。


不壊金剛「もし、この世の衆生で、諸天・悪魔、すべての外道によって悩まされてる者は、我の呪文を十万回唱えるといい。我が自ら現れて、魂ある者すべてが貧窮を離れて常に安楽に令し、心のままに満足できるようにしてやるである。(状況が浄められた!)

不壊金剛「そのための呪文はこのように使うんだ。まずはこういう大願を発するのである。


南無なーむー我本師がーほんじー釈迦牟尼仏しゃーかーむーにーぶー

(私の根本的な先生であるシャカムニ=ブッダに信じて従います)

おー如來にょーらい滅後めつごー受持じゅーじー此呪ひーじゅー

(如来の滅後にはこの呪文を受持して)

せいどー群生ぐんじょう

(生き物たちを救うと誓い)

れい佛法ぶっぽう不滅ふーめつ久住くーじゅー於世おーぜー

(この世に仏法の滅びることなく長く存在するようにいたします)』」。


 と、願の立て方を説明し終わる。そして大円満な陀羅尼、神呪・穢迹真言とは、曰く!


不壊金剛「おん(オーン) ばざら(ヴァジラ) くろだや(クロダー) まか(マハー) ばらかなだ(ヴァラハナーダ) はばしゃ(ハパチャ) ……<<解読困難につき中略スマ;>>…… おんおん(オーンオーン) うんうん(フーンフーン) そわか(ソーヴァハ)!」


 彼の金剛はこの呪文を説明し終わると、またゴゴ、ゴゴゴ!という擬音とともにこのように言った。


不壊金剛「我は如来の滅後、常にこの呪文を誦し続けている。もし衆生にこの呪文を受持したいと請い願う者があれば、我はいつでも使者を遣わして、その者の願いの如く求めるところを行うのである!

不壊金剛「我が今、如来の前でこの神呪を説明したのは、如来が涅槃に入ってからも我らを照らし導いてくださるように願うからなのである。


不壊金剛「世尊! もし、いろいろな悪い鬼神に多々悩まされてる衆生がいれば、この呪文でもう害されることはなく、苦難から永く離れられるであろう。(呪いから浄められた!)

不壊金剛「世尊! もし万病から回復して救われたいと欲する善男子善女人がいたら、この呪文を誦えること四十万回。病のある者が治るという奇跡を見て、体が清潔だろうと不潔だろうと関係なく自由に身体を使えるようになるであろう。(病毒が浄められた!)


不壊金剛「我は、一切の願いを満たすために働くことを望むのである。

不壊金剛「もし枯れた植物に枝葉を生えさせたいなら、白膠香一大両を取り、幹にそれを塗って、呪文を誦えること百回。これを一日に三回やる。三日すると枯れ木は蘇り、実を成したりもするであろう。(枯死という穢が浄められた!)

不壊金剛「もし枯れた泉に水を出させたいなら、浄灰でこれを囲み、華水三斗を泉の中に置き、寅の刻に呪文を誦えること百八回。すると、車輪の如く水が湧き出すのである。(枯泉が浄められた!)

不壊金剛「もし、はげ山に草木を生えさせたいなら、カミソリひとつを持って山の四方を囲み、呪文を誦えること三千回。七日続けると、植物が生えてくるのである。(山地が浄められた!)

不壊金剛「もし野獣をおとなしくさせたいなら、安悉香を取り焼香して獣の棲むところへ向かって呪文を誦えること一千回。すると、夜になれば獣たちが集まって来て、その法を行った人の前に並んで首を差し出し、降伏した人間と同じように六畜たちは、命令に従って仕事してくれるようになり、すえ永く仲良くできるのである。(獣の本能が浄められた!)

不壊金剛「もし夜叉やしゃ(ヤクシャ、一種の人食い鬼)を降参させたいなら、桃の枝を十本ほど切って来て、一石の水を用意し、五斗ずつを煮立たせる。それに桃と柳の枝を漬ける。丁香三大両+乳頭香三大両+白膠香三大両を、柳を煮た五斗の水に混ぜる。そして一枚の破盆に、三尺ほどの桃の枝を取って、置く。水を跳ねさせながら呪文を誦えること百回。あらゆる夜叉がみんな現れて、法を行った人に語りかけ、むしろ先を争って『侍者サーバントにしてください』と頼んでくるのである。(夜叉が浄められた!)

不壊金剛「もし悪鬼・毒蛇・サソリ・猛獣などの毒で殺されそうなら、浄い灰を取ってその巣穴を囲み、出てきたら小さな声で呪文を唱えること百回、その蛇などすべてのムシ・ケダモノは、害意がなくなり人を傷つけるようなことはしなくなり、速やかに脱出できるのである。(悪毒が浄められた!)

不壊金剛「もし悪狗(猛犬)が人を襲ったりしないようにしたいなら、その食べ物を取って一回叩き呪文を七回唱えてから与えると、人を傷つけたり大声で吠えたりしなくなるのである。(悪狗が浄められた!)

不壊金剛「もし悪人を降伏させたければ、その姓名を書いて脚の下に置き、呪文を唱えること百回、心に念じたことが彼の人その人に届き、憎悪の心を捨て降伏してくるのである。(悪意が浄められた!)

不壊金剛「もし人を相い憎ませたければ、その二人の姓名を書いて足の下に於いて呪文を誦えること二百十八回。その人たちはお互いに背きあい、互いに敬愛することはもうないのである。(不浄な人間関係が浄められた!)

不壊金剛「もし憎みあってる人を敬愛し合わせたければ、彼の姓名を書いて足の下に置いて呪文を誦えること百八回。その人たちは敬愛しあい、永い間、相手を捨てないのである。(憎悪が浄められた!)

不壊金剛「もし苦しんでる人を安楽にさせたければ、その人の名字を書いて足の下に。呪文を誦えること三百回。そのときその人の(幸福の)ための大誓願を発する。すると我はすぐに自分をそこへ送り込み、その人が才能を発揮して問題は起こらず望むままに必要なものはことごとく与えられるようにするのである。(苦しむ運が浄められた!)

不壊金剛「もし呪文を誦える人が種々の珍しい宝や摩尼まに如意珠によいじゅ(願いが叶う宝珠)などを求めるならば、一心に呪文を誦えること、願いが叶うのに必要と思うだけの回数。我はすぐに自分を送り込みその願いを満たすのである。(不足による不満が浄められた!)

不壊金剛「もし他人の病気を治したいならば、頓病とんびょう印を作れ。左手の頭指とうし(親指)中指を以て索文を押すのだ(詳細不詳スマ;)。印を結んで呪文を誦えること百回、印を以て頓病人……七下立差(意味が解らないので漢文そのまま;)。(病苦が浄められた!)

不壊金剛「もし病人がもう死ぬというなら、先に禁五路きんごじ印(詳細不明;)を結び、その後でこれを治す。すると死なずに済む証拠を見ることができる。そして、先准せんじゅん印(詳細不明;)のように無名指むみょうし(薬指)を屈して掌の中に納め小指を堅くし、呪文を誦えること百回、その疾患はすみやかに除かれるのである。(病因が浄められた!)

不壊金剛「もし邪病を治したいならば、その病人の頭のあたりで安悉香を焚き呪文を誦え、これを除け。(邪病が浄められた!)

不壊金剛「もし毒虫毒蛇にやられてしまった者は、その人の名字を呪文を誦えよ。精魅病(詳細不明;)もこれと同じようにやれ。(蟲毒が浄められた!)

不壊金剛「もし伏連病(詳細不明;)を治したいならば、患者の姓名と病気を引き起こしている鬼(魔物や悪霊)の姓名を書き、患者の床の下の地面に埋めて、呪文を誦なえる。その鬼は遠くから自分の名前が奉られたのでやってきてそこに現れる。その鬼に、患者の過去現在未来を確認しろと命令し、ひとつひとつその人のことを説明すると、病はだんだん治ってゆく、(伏連病が浄められた!)

不壊金剛「もし時気病(季節病?)の患者が出たときは、呪文の修行をしていればすぐに治せるのである。(時気病が浄められた!)

不壊金剛「もし、病鬼王(ひどい疫病?)を追い払い二度と来ないようにしたいなら、十斎日(月に10回、定期的に斎戒修行する日)に我に向かってこの呪文を誦えること千八回、万里(遠く)まで病患が除かれるのである。」(病鬼王が浄められた!)


 ドォォォン! ゴゴ、ゴゴゴ……


 「穢れを追いはらう金剛」(ウスサマ明王)の説いた、神通・大満ダラニの使い方に関する不可思議さの要点の教え、一巻、おわり。



 ……

 で、ブッダはどうなっちゃったんでしょうか?(^^;

 


 


おまけ:

トイレ使用の呪文



 大小便時たいしょーべんじー

  (大小の便をするときに)

 当願衆生とうがんしゅーじょー

  (願いますことは(私も含めて)衆生の)

 懸除煩悩けんじょーぼんのー

  (煩悩(心身の穢れ)を除くことを心がけ)

 滅除罪法めつじょーざいほー

  (罪の起こす働きを消滅させられますように)



 これは「煩悩によってできた罪業カルマを排便と一緒に体の外へ出し、自他の心身を浄めてしまおう」という観法ビッバーサナをして、そういう感覚を自分の無意識に習慣づけることで、排泄行為さえも修行の一環にしてしまうという呪文なのなのかもしれません。そして、そういう概念をイメージしやすいように擬人化したのが穢迹金剛という神仏だったのかもです;。

(あくまで根拠のない個人的想像です;)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 物語としては呪文部分面白くないかもしれないんですが、当時の人がこんなことに困っていて、解決にはこれくらい頑張る必要がある、と考えていたのだろうなあと思うと胸熱です。学術的な訳ではなく創作含…
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