第2話 〜メンテナンス〜
「ばたっ」と倒れた
[しかし、そこにあったのは狂猿の死骸だった
この辺りの狂猿はいなくなった]
美月「よかった、間に合って」
進「ありがどう、死ぬかと思った」
[美月の上に狂猿が降ってきた]
進「危ない!]
[しかし、間に合わなかったようだ]
美月「痛っ」
杏香「大丈夫?今回復するね」
美月「ありがとう」
[そういうと美月の周りを緑の光が包む]
進「この野郎、殺してやる」
[そう言うと進は狂猿を殺した]
光「もうこの辺りにはもう狂猿はいないみたいだ」
進「今日のうちはこれくらいにしとくか」
光「そうだね」
〜帰り道 始まりの洞窟 一層目〜
杏香「ほら、もう出口だよ」
美月「そうだねー」
進「うわっ、氷塊だ」
光「ファイア」
[ファイアは氷塊を倒し
そのまま洞窟の外に出て消えた]
光「そういえば、PKプレイヤーキルってどうなるの?」
進「それはそもそもプレイヤー同士攻撃できないから大丈夫だよ」
光「そうなんだ」
進「さらに接触拒否を設定すればその人が自分に触れることすらできなくなるよ」
〜街の広場〜
杏香「今日は楽しかったよ」
進「次はいつやる?」
光「それはメールで今後決めよう」
美月「それじゃあ」
皆「解散!」
[皆ログアウトしていく]
〜光の部屋〜
光「今日はありがとう」
進「じゃあねー」
杏香「またね」
美月「ありがとうございました」
久しぶりみんなと遊んだな
そんな趣味ないけど美月さんのアバター可愛かったな
やっぱお腹すくんだよなぁ〜
〜次の日〜
進からのメールだ
「次回いつ遊ぶか」
返信
「11日はどう?
お盆で部活ないし」
進の返信
「それでいいか
2人にも伝えておくよ」
光の返信
「お願いします」
〜その夜〜
今日もやるか
そういえばクラフトワールドってなんだろう
ちょっとやってみよう
〜クラフトワールド〜
[目を開けるとそこには真っ白な地面と雲が少しある空が広がっていた]
光「きれい…」
[ここでは想像どうりに物を作れてそれを現実同様の物理演算で試すことができる
設定で録画すれば某動画投稿サイトにアップできたりもする]
想像通りならファンタジーストーリーの
魔法も使えるのかな
光「ファイア」
[手から出た火の玉は白い地面にぶつかり消えた]
光「よっしゃ、使えた」
光「ファイアボール」
[手から大きな火の玉が出た]
光「ただファイアが大きくなっただけなんだよな」
光「ファイアドリル」
[手から一回火が伸びてそこから放たれた]
光「いや〜本当に名前どうりの技だよな」
光「まぁ、することもないし、帰るか」
〜光の部屋〜
光「今日はこれぐらいにして寝よう」
光「やっぱりお腹が空くな」
〜8月8日〜
[プルルルル]
光「はい、佐々木です」
進「おい、知ってるか?ファンタジーストーリーが、
今日の午前3時から12日の午後3時まで、
アップデートによるメンテナンスで、
遊べないらしいぞ」
光「遊ぶの延期するしかないな」
進「13日に遊ぶか」
光「そうしようか」
進「わかった。2人に伝えておくよ」
光「じゃあお願いします」
[ガチャ]
光「その間に宿題終わらせないと」
〜8月10日〜
光「やっぱ誘惑には勝てん」
[光はそう言うとプリペイドカードを持ってきて
many worldのストアに行きたいと念じた
そうすると、身の前に青い表示が出た
そこには色々な会社が作ったアプリが並んでいた]
光「これ前から気になってたんだよな〜」
[光はスポーツパーティというゲームをタッチして、
そのプリペイドカードで購入した]
光「お年玉溜めていてよかった」
[ダウンロード中はmany worldが
点滅するのでわかりやすい]
〜10分後〜
光「やっと終わったか」
[いつものようにmany worldを起動する
すると扉が増えていた
並び順は右から
クラフトワールド
ファンタジーストーリー
スポーツパーティ
となっている]
光「もちろん、スポーツパーティにはいるに
決まってるじゃん」
〜スポーツパーティ〜
[扉を開けると、ソロの扉とマルチの扉がある]
光「もう一つ扉があるのか」
[光はソロの扉を開いた]
光「次はメインメニューか」
[色々なスポーツが扉の上に書いてある]
光「野球でもしようかな」
[光は野球の扉を開いた
その先はグラウンドにつながっていた
そのグラウンドには
ブルペンやバッティングセンターなどがある]
光「久しぶりにバッティングセンターに
行ってみるか」
〜バッティングセンター〜
[カキーン
すっ
カキーン
すっ
すっ
のような調子で打った。
さらに守備も再現されてて、打率も出た.142だった]
光「中々当たらないもんなんだよな〜」
[光はそのままスポーツパーティを閉じて、
クラフトワールドに入った]
〜クラフトワールド〜
光「暇だし、ここで何か作るか」
[光はそう言うと手からファイアを出そうとする。
するとファンタジーストーリーは
メンテナンス中にも関わらず、ファイアを出すことが
できたのだ]
光「まじか‼︎なんで出てくるんだよ」
[あのファイアはファンタジーストーリーと
どうきして出したファイアではなく、
光が想像して出したファイアだったのだ]
光「あっそうだ、明日ちょっとこれを使おう」
〜光の部屋〜
光「もしもし、進、提案があるんだけど」
……
進「そうすれば楽しめるな。やってみようかな」
〜次の日〜
進「今日はファンタジーストーリーの魔法やスキルを
組み合わせて、技を作り出すために
集まってもらった」
美月「だけど今メンテ中でしょ」
光「それがね、クラフトワールドでも想像すれば
魔法やスキルを使えるんだよ」
杏香「そうか、じゃあ組み合わせ技が作り出せるね」