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秋の桜子詩集

夏よ来い

作者: 秋の桜子

風の色を見て 空の音を聞きたい。



飛ぶ鳥の白い腹を眺めながら


上に昇る朝顔のツルを眺めて


そう思う。



セミの声が聞こえない


彼らはまだ土の中で眠ってるのだろうか


セミは外に出て7日で終わると言うけれど


早く出て来な盆の風吹きゃ


あっという間に朝晩涼しい


秘境ど田舎 もののけの里。



そういやカエルの数も少ないか


交通事故のアマガエル


今年は数が少ないな。


今年はホタルの数も少なくて


朝夕吹く風冷たいからか


どちらもひっそり身を潜めてる。




ふあふあと チカチカ小さき平家の光


網戸に光る一粒も


今年は出会う日が少なくて


たまに入ったそれを


手のひら柔に包み込む


チカチカ チカチカ


よく見りゃ黒い虫が光ってる


生まれが違うと


大事にされるなと


ふと笑う。

 


カミナリ三日


夕立三日


三度くれば夏が来る。



ザザぁと 風が色を見せる


冷たい風が青波を 田んぼに生み出す


ゴロゴロと空から音立てる



気温が低い 伸びが悪い野菜や花達


グリーンカーテン 


朝顔 ゴーヤ スイートピー


気温と太陽 それから水と肥料


全てがカチリと合わされば


ぐんぐん伸びて行くだろう。



風の色を見て 空の音を聞きたい。



夏よ来い 早く来い



洗濯物が乾かんよ 


朝干したら パリッと乾く


それって 小さい事だけど

  


実は主婦にしてみれば



結構 大きな幸せなのだ。
















 


























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― 新着の感想 ―
[一言] セミは少ないですが、カエルはうるさいんですよ……まあ、どちらも、手を叩くと一斉に鳴き声がとまるのがラブリー♡
[一言] 洗濯物が乾かない(>_<) 地味に影響が大きいのです(;´д`) 実家の親や、仕事先のおばちゃんとの会話でも、 洗濯物乾かないので困るという話がしょっちゅうです( ̄▽ ̄;)
[一言] 民謡の歌詞みたいだなと思いました!(小並感) とにかく終始言葉のリズムが良いです! 詩は内容だけでなく、リズムも重要なのだということがよくわかりました! 勉強になります!
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