記憶喪失の少年
ふと浮かぶ疑問・・・・・・
『人間は何の為に生きるのだろうか?』ーーーーーーーーー
多くの人はきっとこういうだろう。『幸せになる為』と・・・・・・
だが、ある人は言った。『人間は自身の欲を叶える為に生きる』と・・・・・・
俺はそれを究極的な『解』だと思う。
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ドガアアァッーーーーーーン!!!っと轟音が鳴り響く。
暗雲に包まれて壊れた街並みの中、燃え盛る建物や悲鳴が響く。そこは地獄だったーーーーーー
死体の山、地面にはまるで吸い込まれるような紅い色に染まっていた。
またもや轟音が響く。そこには二人の『悪魔』と血塗れで傷だらけの少年が息を切らして背中に背負っている剣を支えにして立っていた。
少年「ちくしょう・・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
悪魔1「・・・・・・・・」
悪魔2「・・・・・・・・・・フン」
少年「くっそッ!!!」
地を蹴り、少年は相手に向かって攻撃を仕掛ける。その少年の動きは常人の肉眼では捉えられないほどの速さと鋭さだ。
だが、繰り出された拳や蹴りの連続打撃を平然と回避や受け流しで完全にガードされる。そしてその攻防は絶望へのカウントダウンを進めていく。
少年は二対一の中懸命に戦い続けるが、徐々にスタミナが切れていき相手の攻撃を受け始める。
そして・・・・・・
悪魔1「フンっ!!!」バキッ
少年「ぐふっ・・・・・!」
ついに致命的な一撃を喰らい、後方のビルに勢い良く体をめり込ませる程ぶつかる。
悪魔2「・・・・・・・・・」バシュッ
相手はエネルギー波を追撃で放ってくる。少年は躱そうとするが、めり込んでいるので動けない。少年はその光景を呆然と眺め、そのまま・・・・・・・・・
のみこまれたーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちくしょう・・・・・・・っ!仇を討てずに終わるのか・・・!今の今まで不運なことしかなかった。やっとこいつらに対抗できる力を手に入れたのに。
・・・・・・・・未練は残さないように生きてきたんだがなぁ。唯一の未練と言えば、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~一年前の回想~
???「よ、よろしくお願いします。師匠・・・」
少年「どうしてここにいるんだよ。公一」
俺のたった一人の弟子、新太公一12歳。《この時、主人公は14歳》『奴等』との戦いが始まる4年前に通っていた小学校の後輩だ。【※回想の中での4年前なので、主人公は10歳、公一は8歳】
少年「お前は分かってんのか?戦うってことは殺す覚悟と失う覚悟が必要なんだぞ?」
公一「お母さんの仇を討つ為に・・・・あいつらを倒したいんですっ!!」
そういう公一の眼から強い意志を感じ取った俺はその意志を汲み取った。
少年「・・・・・・・分かった」
公一「っ!!ありがとうございます!!」ペコッ
それから一年間はこの地獄を生き抜くための術を全て叩き込んだ。ホント、俺の師匠は『お前にしかできない仕事だ』っていって俺の弟子(勝手に)にしてくれやがったけど。
ただこういうのも悪くないと思ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~一年前の回想終了~
途切れていく意識の中、俺は呟いた。
少年「はは、あいつが家庭を持つ時まで生きてやろうと思ったけどこりゃ無理だな・・・・幸せになれよ、公一・・・・・・・」
完全に意識がブラックアウトしたーーーーーーーーーーーーーーー
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ううん・・・どこだ此処は・・・・・?
暖かい・・・布団か・・・・?
霊夢「・・・・・・・」
魔理沙「おっ!起きたか!」
???「・・・・ああ」
魔理沙「とりあえず、水飲め」
そう言って金髪の少女が湯呑を渡してくるので、受け取って喉に流し込む。
霊夢「とりあえず、さっきはごめんなさい。話も聞かず」
赤い巫女服の少女がそう謝ってきた。
???「ホントだよ。まったく」
霊夢「で、アンタは何で私の姿をしてんの?」
先程までのしおらしい態度はサッパリ無くなり、そう問い詰めてくる。
大生「まず名前言わせろ、俺は神山大生だ。・・・・・・お前らは?」
霊夢「・・・・私は博麗霊夢」
魔理沙「私は霧雨魔理沙だZE☆」
大生「霊夢に魔理沙と・・・・・で、俺が何で霊夢と同じ姿かっつーと・・・・・」
魔理沙「おい、なんか失礼なこと思わなかったか?」
大生「ソンナコトアルワケナイジャナイデスカーヤダー」棒読み
記憶を遡る。・・・・・・あれ?
やべぇ・・・・名前と刀以外出てこねえ。
大生「悪い、分からん」
霊夢「そう・・・」
そう返事して俯いてブツブツ何か言った後・・・
霊夢「・・・・アンタは外来人ね」
大生「『外来人』?」
霊夢「この世界《幻想郷》はアンタがいた世界《外の世界》とは結界という枠によって隔離されて接触出来ない筈なんだけど、『存在が認知されなくなった者』は此処に来るの。アンタ、何か外の世界のこと覚えてないの?」
大生「・・・・・名前とそこの刀のこと以外、覚えてねえ」
魔理沙「おいそれって記憶喪失じゃ・・・・」
霊夢「・・・・・とりあえず、『永遠亭』に行ってみましょ」
・・・・・目的は決まったようだ。
To be continued---------
第二回ゆっくりメt魔理沙「待てやコラアアアアアッーーーーー!!!」マスパ
うp主「ぐふうぅあああああああああ!?」ピチューン
霊夢「・・・・えー、うp主に代わってお詫び申し上げます。今回、投稿が遅れたのは様々な事情が重なってPCが使えない状況になってしまい中々投稿出来ませんでした。この小説は不定期投稿なのでご了承下さい」
魔理沙「クソ主の未熟な小説ですが、これからも宜しくお願いします」
うp主「大変申し訳ございませんでした」orz
うp主「てわけで今回のゲストは紅魔組の、レミリア、フラン、咲夜です」
レミリア「切り替えはやっ!?」
フラン「反省してないよねぇ・・・・・キュッとしてドカーンするぞ?」ゴゴゴゴッ・・・・
うp主「それは堪忍しておくんなはれ、フランはん」汗
咲夜「妹様、クソ主ごときにやるならどうぞ私nフラン「丁重にお断りする」」
うp主「うちの咲夜ドMだからなあ・・・・」
うp主「それじゃあしめますか、次回もフラン「ゆっくりしていってねっ!」俺のセリフううううううーーーー!」
あけましておめでとうございます。失踪はしていません