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日陰の主人公と日向の女子達 ①



 プレイヤー多目的エリア


 プレイヤー達がお祭り騒ぎをしていた。


「すげーな最近、新エリア解放だろ、そして十二座の水瓶アクアリウス撃破されたって言うじゃないかよ」

「それだけじゃないぜ」

「何か他にあるのか!?」

「アクアリウスを撃破したプレイヤーだが」

「だが?」

「女性プレイヤーだ」

「!!マジか」

「しかもだ、清楚系で可愛い」

「ふぉーー」


 プレイヤー達がアクアリウスのプレイヤーで盛り上がったいたがエリアの隅っこの席に座っているプレイヤーがいた、プレイヤー名はアクアリウス今話題のプレイヤーが一人でこんな隅っこにいる理由は何個かあった。


1・下手にアクアリウスに声を掛けると他のプレイヤー達から目を付けられる事

2・1番に準ずるが大手クラン同士の牽制が発生している事

3・アクアリウスがフレンドオンリーのプレイヤーである為にそれらを断っている事

4・アクアリウスが発生させている近付けない雰囲気である


 アクアリウスは深いため息を発していると女性プレイヤーが近付いていく、周囲のプレイヤー達は緊張する、流れに乗ればアクアリウスとお近付きになれるかもしれないのだから。


「ど~したのアクア」

「・・・うん、ちょっと」

「ふ~ん、なんか面白そうな匂いがするけどここだと出歯亀が多いからPR行こ」

「え、ええ」


 女性プレイヤーはアクアリウスを連れてPRに移動して行く、周囲のプレイヤー達は思惑が外れて解散して行った。


補足 PR

 プライベートルームやプレイヤールームと呼ばれている、購入や借用が出来る、ランクや種類が多彩でアパートや一軒家を想像してもらえれば早い、プレイヤーの任意で出入り出来るプレイヤーを選べるためにセキュリティは高い、持ちきれないアイテムや武具などの保管や設置してある物で、調理や精鋼などが出来るがそう言った設備が付いているPRはお値段もそれなりになる。


 PRに移動したアクアリウスと女性プレイヤーはリビングルームに設置してある椅子に腰を掛ける。


「どうしたのアクア?」

「うん」

「一人で悩んでないで話すだけで気分が楽になるから、ほら聞いてあげるから話てごらんよ、ほら」

「うん、あのね水瓶戦の時なんだけど」

「あの時はやばかったよね」


 時が戻り水瓶討伐前


「よーし、水瓶のダンジョンフィールドだよ、皆頑張ろう」

「「おー」」


 女性パーティの五人組で前衛3・後衛2でバランスが取れている事と、装備から察すると中堅以上のプレイヤーパーティーである彼女達は今水瓶討伐の為にダンジョンを進んでいる。

 この女性パーティは雛百合ひなゆりのクランを立ち上げて幅広い活動をしている有名なグループである事と、参加プレイヤーの女子のレベルが高い為に、別名で高嶺の花と呼ばれている。


「水瓶は何処かな?」

「ボスは一番深層部にいるのが常考、こんな浅瀬にはいない、でも浅瀬でも水瓶のダンジョンだから出現する敵には注意」

「分かってるって」

「不安」

「なにを~」

「二人ともケンカしないの」

「「はーい」」


 などの他愛の無い話をしながら水瓶のダンジョンを進んでいく、幾度かの戦闘などをこなしたり休憩を挟んでダンジョン最深部に到着する。


「つ、着いた~」

「うん、ながかったね」

「この扉の向こう側に水瓶がいるよ、もし討伐出来たら最後まで残った人が水瓶の称号を貰ういいね」

「「意義無~し」」

「さあ、行くよ」


 前衛プレイヤーが水瓶の間の扉を開くと体育館ほどの広さ程の部屋であった。

 周囲を警戒して前進する雛百合のメンバー達、部屋の中央まで前進していくと出入り口とは反対の奥にズドーンと音を立てて瓶が落ちてきた。


「戦闘準備」

【ボディアップ、アクアレジスト、リジェネート、クイックタイム】

【ストレングス、クールタイム、リフレクション、シェルシールド】


 後衛が分担してバフを掛ける、前衛がバフを確認して瓶に接近すると瓶から三つ叉の水大蛇が出て来た、前衛三人は一人が一つの首を対応するように分散する。


「やぁー」


 戦士職が首に斬りかかるが武器は水大蛇をすり抜けていく。


「え」

「離れて」

【アイシクルウインド】


 前衛が離れること確認してからマジックキャスターは氷結魔法を水大蛇に打ち込む、水大蛇が凍り付いていく、もう一度武器を振るうとすり抜ける事は無くダメージを与える。


「いける、いけるよ」

「よ~し、皆いくよ」


 前衛が各々の首に攻撃を加える、何度かの攻撃でピキピキと表面が削れていく、表面が剥離していくと下から氷とは違う面が顕になっていった、すると氷結して沈黙していた三つ叉の水大蛇が動き出す。


「前衛後退して」

「きゃーーー」


 水大蛇が前衛の一人を弾き飛ばす、氷結していた表皮が砕け落ちていくと大蛇が姿を現した。


「何こいつ!?」

「たぶん、これが本体、水を纏っている最中は凍らせたりしてダメージを与えれば水を排除出来て、ようやく本体に攻撃出来るみたい」

「説明ありがとね、と、と、と、ついでに現状打破出来る案は?」


 前衛が一人吹き飛ばされてそこにヒーラーが回復させている為に、前衛二人で大蛇攻撃を捌いていた。

 迫る大蛇と女性パーティ五人との戦闘は続く


                              To Be Continued

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