表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/12

「LuckyStone」~ロシアンルーレットで死んだ俺が、世界を救うために願いを使い尽くす話~

「この物語は衝撃のどんでん返しがあるからね。警告したからね!」


「シュヴィーン~シュヴィーン~」


「この効果音の真似って何だよ!?」


「ようこそ!いらっしゃいませ、えっと…」


「えっ?えっとって何だよ?」


「えっとね…まだ名前が決まってないんだよ、作者が考えてなくてさ…」(首の後ろをかきながら)「とりあえずここは死後の世界ってことでいいよ」


「そんな簡単でいいの!?どこからそんな話が出てきたんだよ!?」


「どっち見てるんだよ、ボーイ?後ろを振り返ってみろよ」


彼が振り返ると…見えたのは濃い煙が道を覆っている様子。まるで謎のキャラクターの登場シーンみたいだ。硫黄のかすかな匂いが霧から漂い、不気味な雰囲気を醸し出していた。


「おい!あれ何だよ!?なんであんなにぼかしてるんだ?煙だけじゃ足りないのかよ!?」


「あああ~すまんすまん、予算切れなんだよ」謎の男が明るい声でにっこり笑った。


「俺、あそこに入らなきゃいけないのか—」


ヒュッ!


突然、その男が素早く彼の前に飛び出して止まった。風で周りの煙は吹き飛ばされた。男は背が高く、金色の髪が風になびいている。黒いサングラスで目が隠れているが、彼の笑顔は鳥肌が立つほど不気味だった。


「入ってくる必要はないよ、もうここにいるからね」


彼はまばたきしながらその男の姿を見た。


「で、お前は誰なんだ?」


「俺?うーん…名前はまだ重要じゃないんだよね—」


「作者がまだ考えてないんだな」


「名前はあるけど、今は世界の案内人って呼んでくれ」


「俺はお前のことを『ゼリー眼鏡』って呼ぶよ」彼は冷たい声で言った。


「失礼だな。でもまあいいさ」


「で、俺はもう死んだのか?」


「煮豆!お前は100%死んでるよ!」


ゼリー眼鏡が手を伸ばして彼の体を貫いた。


「ほらね…俺の手はお前の体を通り抜ける。もしこれがバトル小説なら、もうドーナツみたいになってるだろうね」


主人公は手が体を通り抜けたのを見て少し驚いた。息を呑み、一瞬動揺した後、落ち着こうとした。


「はあ~俺、本当に死んだんだな」そう言って少し安心したように微笑んだ。現実を理解して驚きと安堵が入り混じった気持ちだった。


「ところでこれって異世界ものじゃないのか?なんでいきなり死んだ後の話なんだ?」


「そうだね、じゃあ読者のみんなに、あなたの死の瞬間を見せてあげようか。私たちはあなたの死の映像をしっかり記録してあるんだ」


「天界の信者ってストーカーかよ」


「あなたの死の映像を記録するのは、天界で今までにない特別なイベントが開催されるからなんだよ」


ゼリー眼鏡が彼の肩を軽く叩きながら言った。


「しかもお前はその最初の一人なんだ—」


突然、モニターのような画面が現れ、メカ音が軽く響き、映像が流れ始めた。


「ああ、来た来た」


「早くしてくれよ、読者がもう飽きてるぞ」



---


作者からのあとがき


こんにちは、私は「トン」です。この話はずっと前から書きたかったのですが、なかなか時間がなくて、やっと少し時間が取れたので書きました。第1話はちょっと短めですが、ごめんなさい。本当はもっと長くて、7章に分けられるくらいです。次の話では主人公のロシアンルーレットが始まります! P.S. あとがきは毎回書けるとは限りません。


ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!

最初は軽い気持ちで書き始めたこの物語ですが、こんなにも長く続けられるとは思っていませんでした。

読者の皆さんの応援が、私の原動力です!


次回作も頑張りますので、また読んでもらえたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ