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4/奇抜なアクセサリー

アルクはボロボロになったサシャを横に抱えていた。


「ヤバイな」

「ヤバイわね」


実力を測る為の戦闘でサシャは負けた。

上層推定レベル5のゴブリンとのタイマンにズタズタに負けた。レベル5とは子どもが工夫すれば勝てる程度。


「才能あるって噂どうしたの?」

「大器晩成型なのね。うん、ほら......私ってばまだレベル5だし?」

「初耳だよ! ここの中層は推奨レベル40越えてたはずだが!? 何で入った!?」

「いや、私だって不本意よ? 才能あるって勝手に期待して勝手に落胆して捨てられたのよ? 頑張ってる方よ!?」

「話が重いよ。……レベル5って本当? マジのガチ?」

「マジのガチ。話もレベルも本当」


一拍。アルクは神妙な顔をしてため息を吐いた。


「うん。レベリングしようか!」

「お願いしまーす」


アルクはサシャを見つけた時に傷のあった箇所を見て、なるほどと頷くと視線が首に向いた。


「最初から気になってたんだけど、首につけてるそのアクセサリー奇抜すぎじゃない?」

「だろうね、奴隷の首輪だもんね」


アルクは頭に疑問符を浮かべてサシャに説明を受けた。

直ぐに本気で殴れば壊せるかもと提案するもサシャに丁重に断られた。

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