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悪役令嬢だけど両思いになりたい  作者: 月乃
第1章
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転生

本編です。

「お嬢様!朝でございます」


えっなに?

だれ??


「お嬢様、そろそろお支度しませんと。今日はマナーのお勉強の日でございますよ」


私に話しかけてるの?

あれ?

わたし車で事故ったよね?

たしかガードレールに突っ込んで、頭をハンドルにぶつけて……。

死んだのかな?

ていうか痛くない。


痛くない!?


私は飛び起きて自分の顔や体を触って確かめる。

あれ、なんか小さい。

手もよく見れば子供の手だ。


キョロキョロと辺りを見たり、自分の顔や体をペタペタ触っているとメイドの格好をした女の人に話しかけられた。


「お嬢様、夢見が悪かったのですか?御気分が優れないようでしたら朝食は控えましょうか?」


えっ?

お嬢様って私?

これって転生ってやつ?

この部屋すっごく広いけど、貴族とかお金持ち?

お嬢様って呼ばれてたしお金持ちだよね?


生前はゲームとグッズにバイト代をつぎ込んでお金なかったからなぁ。

これからはお金の心配はないよね。

ラッキー。


ただ、この子の記憶ないよね。

こういう場合、病気とか頭打った刺激で前世の記憶が蘇るよね。

でも、どうやらこの子はそういったことなさそう。

そのうち思い出すのかな。

この子の家族に怪しまれないといいけど。


「お嬢様?本当に大丈夫ですか?」


ある程度状況を理解した所でメイドさんに大丈夫だと伝える。

あっ、声可愛い……。


「それではお召し替えをさせて頂きます」


そう言われ、鏡の前に立った。

鏡には銀より白い白銀の髪にアメジストのような大きな瞳で凛とした印象の女の子が立っていた。

パッと見、少し冷たいような印象を受けるが美少女だ。

可愛い。

これなら将来は絶世の美女だろうな。

前世の私の要素ゼロだな。

でもなんかこの顔見たことあるような……。



もしかして『銀の乙女』の悪役令嬢セレスティーヌ!?

いやいや、まさかね。

いくら転生したからってそんなね。

いくらなんでも悪役転生ってテンプレすぎるでしょ。

セレスティーヌはもっと意地悪そうな顔だしね。

気のせいよね。


「どうされました?セレスティーヌお嬢様」


セレスティーヌ!?


その瞬間、私の頭の中に今までのセレスティーヌの記憶が巡った。

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