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第12話 プチ旅行(4)

 ハルはサルたちに帰るように促してようやく事件は終了した。

 全く、今日はのんびりした旅行を楽しめると思っていたのに…(遠い目)。


「へぇ~そんな事があったんだぁ~」


 部屋に戻ったらお母さんが湯上がりですっかり出来上がっていた。

 ああ…お母さんが一番この旅を楽しんでいるなぁ。


「それよりお風呂入りなさいよ!ここ露天風呂で雰囲気もいいのよ~!」


「もうすぐ夕食なのにお風呂なんて入れないよ。食べた後に入るよ」


「あ~、もうそんな時間なのね~♪じゃあそうしよう!」


 それからしばらくして親子二人にはちょっと量が多過ぎるくらいの料理が運ばれてきた。

 どの料理も美味しくてあっと言う間に平らげてしまった。

 うん、旅行と言ったら美味しい料理、地元グルメだよね!


「それじゃあ私先にお風呂入ってくるからね♪後で来るのよ!」


 お母さん、今日何度お風呂に入ったんだろう…(汗)。

 でもそろそろ私達もお風呂に入んなきゃね。


「じゃあハル、行こっか♪」


 私は準備をしてハルと手を繋いで露天風呂へと向かう。

 散歩の時と同じようにハルの歩調に合わせてゆっくり歩いて行った。

 幸いな事に他のお客さんと会わなかったのでここでも特に騒ぎになる事はなかった。


「露天風呂、楽しみだね」


「僕は初めて入るからドキドキしてるよ」


 初めて会ってから二ヶ月も過ぎて私はハルの事がかなり好きになっていた。

 好きって言ってもアレだよ、ラブじゃなくてライク!ライクの方だからね!


「お母さん、来たよー!」


 夜の露天風呂は星空が綺麗で私達はすっかり魅了されてしまった。

 肝心の温泉もとても気持ちよかったし最高!


「これが露天風呂~」


 温泉に入ったハルはすぐにフニャフニャになってしまった。

 温泉の成分がそうさせたのか温泉の雰囲気がそうさせたのかは分からない。

 でもその様子を見て私とお母さんは一緒に笑ったのだった。


 夜、布団に入って私はお母さんに感謝した。


「お母さん、旅行ありがとう」


「いいのいいの、私が温泉入りたかっただけだから」


 やっぱりお母さん、ハルをダシにしていただけだった(汗)。

 ハルはと言えば温泉でのぼせちゃって後で引き上げるのが大変だったっけ…。

 今はぐっすり眠ってるけど一体どんな夢を見ているやら…。


 次の日、朝食の後に私達は旅館を出た。

 自然豊かな朝の気配に心が洗われるようだった。

 こうして私達のプチ旅行は終了。

 ハルもこの旅行をすっかり楽しんだようで結果的に大成功かな。


 家に戻ってから気付いたんだけどおみやげを買い忘れていたって言うね…(汗)。

 そのせいでお父さんがちょっとすねちゃった。お父さん…ごめん。

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