転校
俺の名前は、『東雲恋』とある町のとある県立高校に訳あって転校してきた俺は、転校初日に『無法部』とか言う謎の部に勧誘された。俺は、面白半分で入部したのだが、そこに居たのはどいつもこいつも変人としか言い様のない奴らだった!俺の新しい高校生活は一体どうなっちまうんだぁ!?ここで出会ったおかしな連中とノーマルな俺が送る日常を赤裸々に綴った物語。読んでも後悔しない奴だけ読んでくれ!
『どうも、東雲恋です。よろしくお願いします。』
俺は『東雲恋』高校一年だ。
前の学校で色々あって転校することになった。
そして、今日が転校初日。あいにく、この学校に知り合いはおらず、転校初日から見事に孤立していた。
さっきから女生徒が何人か声を掛けてくるが、正直鬱陶しい。元々自分から女生徒と喋るタイプの人間ではなく、女子は正直苦手だ。
適当に話をして女生徒を追い払った後一人の男子生徒が話し掛けてきた。
『いやぁ、モテモテだねぇ転校生。』
こいつのこの一言を聞いて俺は直感した
こいつ俺の苦手なタイプだ。
前の学校にもこんなタイプの奴がいたそして、こういう奴とつるむと決まって面倒なことになる。このままではまた同じことを繰り返すことになる。また転校なんて御免だ等と考えていたとき
『お前さぁ、うちの部に来ねぇ?』
色々考えているうちになに部に入るかという話題になっていたらしい。別に部活なんてどうでもよかったが、一応
『お前ってなに部なの?』
すると、
『無法部だ。』
無法部?なんだそれは
『無法部ってのは、色々やりたい事を部長に申請して許可が降りれば実行するって言う部だ』
頼んでもいないのに部活の無法部とやらの活動内容を説明したこいつは、『地矢軽介』
と言うらしい。
部活の内容はよくわからなかったが、
『やりたいことをやる部活』というワードにとても興味を持ち、特に入りたい部活もないのでその日のうちに 入部届けを提出した。いま思えば、この時もっと考えておけばと後悔している。しかし、この時点ではこれからあんなことになるとは思いもしなかった。俺の日常は、この日の放課後から一気に変わってしまった。
退屈な授業をすべて終えた放課後、俺は、軽介に連れられ無法部の部室に向かっていたなんでも部室は、今は使われていない会議室を使っているらしい
『おい、軽介会議室で普段なにしてんだ?』
なにも話さないのも気まずいので、とりあえず聞いてみた。
『それは、着いてからのお楽しみだ』
何故かもったいつけるような言い方で返されたが、別に知りたいわけではないのでそのあとは、なにもいわなかった。
『着いたぞ、ここが我が無法部の部室だ!』
お前の物ではないだろとツッコミたかったが、別にツッコムことでもないので、心のなかにとどめておいた。ところで、部室はもと会議室と言うだけあってなかなか立派な建前をしていた。
『入るぞ転校生』
『ああ』
キキィという音を立てながら木製の扉が開いた
するとなかには、
『な、なんだこれは』
扉の向こうには、机が何台かとパソコン、テレビゲーム、誰が読んだのか分厚い辞書のようなものがところせましと置いてあった。部員は、
ひたすら本を読んでいる丸メガネの女生徒
こちらもひたすらパソコンと向き合っているツインテールの女生徒
そして、何か特撮のコスプレをしている男子生徒
がいた。
『あれ、部長は?』
『少し生徒会の仕事でおくれるとの事でした』
丸メガネの女生徒が答えた。というか、部長って生徒会の人なのか?
『そうだよ、言ってなかった?』
聞いてないそれよりも生徒会の人ならば、この部室を片付けたらどうだろうか。どう見ても不要物だらけだが、そうこう考えているうちに、
一人の女生徒が嵐のように駆け込んできた、
『遅れてしまってすまない。生徒会の仕事が長引いてしまって』
『別にいいですよ部長』
部長?この人が?俺がそう思ったのにはいくつか理由があるが、一番の理由は、髪は腰まで伸びており金髪、目は黒と青のオッドアイで、完全に俺のイメージとは、正反対だったからだ。
『ん?みかけない顔だなどこの者だ』
不意をつかれた俺は、驚きながらも
『は、はい。東雲恋と言います明日からこの部でお世話になります』
『お前が東雲恋君か話は聞いている明日からよろしく頼むぞ』
とここで、気になっている事を一応聞いてみる
『あの、あなたは?』
『ん?私か?私は、この無法部の創立者にして、部長の野々村イチゴ(ののむらイチゴ)だ!』
こうして、俺の高校生活を狂わせるメンバーがほぼ揃った。
続く
今回初投稿でわからないことだらけだったので、訳のわからないことを書いてあるかもしれませんが多目に見てください。つまらなくてもどうか心のなかにしまっておいてください。ともかく最後まで読んでいただきありがとうございました。