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仮面少女と騎士さま。  作者: 小椿 千冬
一章 目が覚めると、そこは異世界でした。
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プロローグ

もし世界を例えるならば、大きな仮面舞踏会の会場だ。


仮面の向こうの素顔を隠し、

誰しもが取り繕った姿で踊る。


薄ら黒い影を気取られぬ様に。


歪んだ本性を悟られぬ様に。


そして、踊り疲れた彼らは仮面を外す。

否。外さずにはいられない。


世界が美しいとは限らない。

でも、それを通して見える世界は、酷く歪んで見えるのだから。



ーー深みに嵌った私はそれを外せない。


信じてる「私」という人間はどこにも存在しない。


所詮、私は「私」という人間を演じているだけなのだから。


誰も私のことを知らない。

私でさえ「私」のことが理解らない。


ーーそれでいい。


「盾」は私のことを守ってくれる。


知らなければ、傷つかなくて済む。


ーー嘘を重ねる。

このセカイで生きていくために。


自身を守るために。


だから。


私は、「ココロ」にそっと蓋をしたんだーーー。





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