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元暗殺者現執事  作者: 夕霧
お嬢様と私
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朝の風景

0625

お嬢様起床

いつも通りの起床、しかし学院の生徒会で予算編成の確認で就寝が遅かった為に眠そうだ。

私が何があっても守るリュミエ―ルお嬢様は、大陸に数校で、そして最高峰の12年制魔術専門学院、フェルザ―ノ王立学院の高等部生徒会長を最年少6年生から現在9年生まで続け、卒業までその地位は確固たるものと言われております。


まあお嬢様の素晴らしいお顔に隈はいけませんので、化粧スタッフが隠すとして、私はまず朝食のセッティングをしなければ…

ああ、ちなみに当主のガルモンド様は現在王都に出張しており、奥様、メリアナ様はイルミナル家が経営している病院の大陸中央進出の為にいらっしゃいません。

決して親子仲は悪いわけでなく、むしろ溺愛しています。

証拠に私の首にはお嬢様に不埒な事をした瞬間に死ぬ呪いがかかっていますが、別に構いません。それで近くに居れるなら。


食堂には既に2人が準備している

「フェン、ユウ、準備は?」

「完了です、チェ―ニさん」

「無事故98日目達成です!」

「当たり前だ」

上は細身の従僕兼お嬢様専属運転手のフェン・カシウス。


元は王国軍の中尉だったが、とある理由で二年前にここに来た。

下はお嬢様専属メイドでこの国では珍しい黒髪のユウ・ナミエである。

彼女は一応普通の出だが、数枚同時食器破壊[一枚で国民の平均月収相当]、通称「デス・スクリ―ム」を普通にやらかす、ちまたではドジっ娘というものらしいが、実際は殺意の対象にしかならない。

それでもクビにならないのはあまりに無邪気で純粋で、チェ―ニですら殺意を通り越してあきれて、そして何だか気にかけてしまうのだから恐ろしい子。


既にセッティングは完了しており、皺一つない完璧な仕上がりである。

しばらく待つと

「おはようございます、皆さん」

「「「おはようございますお嬢様」」」

制服姿のお嬢様が入室する。

彼女は使用人にもしっかりと挨拶するお方であるので、朝から気持ちが良い。

素早く席を引き、座るのを確認してから料理をお出しする。

今日はシンプルに甘さ控えめのパンケーキである。

朝が苦手な方ですので、とりあえず収めて欲しいので。

彼女はパンケーキを食べると

「美味しい」

と顔を綻ばせる。

それを見るだけで私はどんな事よりも嬉しく感じます。

1から100まで良い所を挙げろ言うなら私は1000は答えられる自信があります。


「ごちそうさまでした」

ユイの両親の故郷では食の大切さと、生命感謝の言葉があると聞き、それを素直に実行するお嬢様の態度には感動を覚えます。

「そろそろ学校の時間ですか」

「お嬢様、車を回しておきますので準備を」

「分かりました。お願いします」

「はっ」

恭しく頭を下げる。お嬢様が退室すると、フェンは車を出しに、ユウは手早く片付けを始める。

いついかなる場合でもゼロコンマ以内に銃で敵をしとめなければならない。

懐に入れる愛銃、SIG SAUER P220を確認、弾倉も2本ある。

近接格闘に発展した時のサバイバルナイフも常備する。

時間にして数分、零点補正も済み銃をしまう。

屋敷から出れば

「チェ―ニさん、外は異常無しです」

王国では最高級車の黒塗りセダンを回したフェンが報告する。

常に敵が潜んで無いか警戒し、いかなる場合においてもお嬢様を逃がす。それが鉄則である。

お嬢様が命が常に狙われているのは周知の事実であり、お嬢様自身も自覚している所があるからこそ絶対に不安にさせない為に命を賭ける。


「遅れてごめんなさい!」

少し息を乱しながら外にでるお嬢様、長い廊下を走ってきたのが分かる。

「いえいえ、完全に間に合いますので、ゆっくりでも」

「でも待たせたくなくて」

そんな申し訳なさそうに上目使いでその言葉、

狙っている?と一部の人は言うかもしれない、それでも私には一撃必殺です。

とにかくそんな悶絶は顔には出さず、ドアを開けて中へ導く。お嬢様が乗るのを確認すると

「ユウ、家の事は任せた」

「了解です!チェ―ニさん!」

見送りに来たユウが元気良く返答する。本当に頼んだぞ…

少し不安を持ちながら、車は学院へと動き出す…。


次回は学院編、ハ―レム要素も入れます。


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