表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹をたずねて三極里  作者: OTLはにぃ
68/113

閑話︰奴隷と自由


半人半獣ケンタウロス族・・お前は今からワシの奴隷だ。借金の額が・・・こりゃ死んでも返しきれないなぁ。まぁお前が死ねば、娘が借金の形になるだけだなぁ」

と言われ、暑い日も寒い日も休みなくこき使われて・・・。しかし強靭な身体で怪我も病もなく今日まで生き延びた。簡単には死ねない。

しかし今!その主が拘束され転がっているのは、夢か幻を見せられているのだろうか?この機に逃げられないだろうか・・・従属の首輪を着けられているから無理だ。主が気絶してるとはいえ、隷属の首輪は逃げたら発動してしまって・・・。

おいおい!『極風のミキ』が何でここにいるんだ?!小人族あいつが現れると『わざわいとわざわいが極風に乗って周囲に不幸を撒き散らす』と親父様から聞いた事がある。特徴が・・ピンクの髪、ツインテール、ゴスロリ・・・猿人族さる?・・・猿なんかはどうでもいい。金品財宝食料が綺麗さっぱり無くなり、瓦礫の山だけが残る・・・。確か地下迷宮で、地上まで貫く極風を発生させ破壊・・・崩壊。何処の国かは分からないが、指名手配になってるとか・・・。

あの兎人族クリンチの女の子が単騎で魔獣を倒し、軍兵士をも倒してしまう戦闘力。村で一番の戦士である私と互角・・いや言い過ぎだな・・足元にも及ばないな。目にも止まらぬ速さで・・・確か【百鬼夜行】とか言ってたな。速度あれ反則チートだろ?兎ってあんなに速いのか?まぁ私は見えているが、身体が反応出来ないだろうな・・奴隷だから鍛錬してなかったから・・・。

私の背中で『あ・・豚さん・・・かと思ったら海豹人族ラウトゥトゥ海豹アザラシ・・速鳥からあげの時に来た貴族様ボンボンに似てない?』だったな?ま・まぁ豚人族バビに間違えられるだろうな肥満体型あれは・・・。馬鹿息子ボンボンにも会ってるようだな小人族このこ猿人族さる。ってかいつの間に私の背中へ乗った?!小人族このこ精神的重圧プレッシャー・・本気マジで寒気がして大放水もらしそうになったんだけどさ・・・。

ところで・・この猿人族おさるさんは全く魔力が感じられないんだが・・何故極風のミキと一緒にいるんだ?そういえば・・・不可解な点が、小人族クルディオ猿人族ユイちゃんに指示した瞬間に現実となってる事・・・。事実極風のミキが『投入しておいて』で、あれだけの軍兵士が一瞬で消えたり、『縛って』で主が一瞬で達磨状態になってる・・・分かりまてん!

兎人族ユキちゃんに関しても不可解なのが、天使の毒剣で動けなくなったのに、途中から人格が変わった?ってくらいのなまりが強い話し方・・・しかも二名以上の人格ってどういう事なのか分からないし、仮に別人格が仲間おさるの事を『混物まざりもん』と呼ぶだろうか・・・分かりまてん!

分からない事を考えても仕方ない・・で、事実だけを語るなら、主は天使教と手を組み王都プティ・クリンチの・・この国の国王となる為、多額の寄付おふせをして天使召喚の水晶を手に入れた。更に天使教はどういった方法かは分からないが、天使の使い魔であるスライムを使って王都を制圧させ、制圧完了した後から悠々と王都へ行き乗っ取る手段だったが、不測の事態が発生した。ここにいる四百二十九番の勇者パーティーとの遭遇。兵士では勝ち目も無く天使召喚を行ったが・・・倒されたというか消えたが正解か・・。更に兵士も消えてしまい、主は拘束され気絶させられてるのが今・・・。

私はどうすべきなのか分からない。

半人半獣おっちゃん!ちょっと王都そこまで乗っけてって?」

小人族きみに『おっちゃん』呼ばわりされるのは心外です!親父様が若い頃から冒険者やってるから・・・確実に五百年は経ってるよね?という事は小人族あなたの方が私より年上ではないですか?

半人半獣おっちゃん聞いてる?ちょっと王都そこまで乗っけてって?報酬は首輪それ取って、交通費あしだいあげるわ」

小人族このこの目が怖い!まるでこっちの考えてる事が読まれてるように思える目だよな!?

「さ・先に首輪これを取って頂ければ・・・」

「おに・・ユイちゃん!とっ・・・たのね」

え?・・へ?くっ!首輪が無いっ!い・いつ取ったんだ?!さっきまで私は首輪を触ってたよな?!ってか猿人族ユイちゃんが私の首輪を・・。

「おぉーっ!これで自由だぁー!」

「おいっ半人半獣おっちゃん!まだ帰らないでっ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ