第五十七話 召喚と笑談
「つーかまえた!」
違うだろ!俺が鬼だぞ?いつもの定位置に収まるのは良いんだけどさぁ、戦場状況を説明してくれ。その前に下着履け!面倒くさいから俺が履かすけどな・・はいこれで良し。
「マキちゃんが魔獣の群れと汽車ポッポして、何処かの軍に突っ込んで乱闘が始まって、そこに私とユイちゃんが鬼ごっこしながら突っ込んで一部の兵士がぶっ飛んでユイちゃんが助けて治療しマキちゃんとミヨさんを鬼ちゃんが捕まえて、ユキちゃんが乱入して魔獣討伐したら兵士がユキちゃんミヨさんマキちゃんを殺そうとしてる最中だね!私とユイちゃんは速すぎて兵士達は目視出来てないわね」
「何なのよ!魔獣を討伐してあげたのにっ!」
「この軍隊は何処の領地の兵士なの?旗が全くないわ!ってか何で戦ってるのよ!?」
「俺は悪くない・・俺は悪くないんだって!」
とりあえずユキちゃんが魔獣討伐したから。
『つーかまえた!』
背中に貼ったけど・・分かってなさそうだな。まぁ良いや。ユキちゃんもミヨマキも俺達を目視出来てないな。
「たった三人に何を手間取っている!さっさと始末しろ!」
肥満体が指揮官か?総大将か?でも何処かで既視感したような・・ないような・・・。
「ユイちゃん!従車に乗ってる贅肉体に近寄って?」
巨漢体にか!?別に良いけど、認識阻害の魔法は使っておくぞ?・・ってか従車って半人半獣の奴隷が屋根無車を引いてるのか。しかし半人半獣は大きいな。五mくらいあるよな。で?油汗体・・の目の前まで来ちゃったけど良かったのか?ミキちゃん。
「あ・・豚さん・・・かと思ったら海豹人族の海豹・・速鳥の時に来た貴族様に似てない?」
あぁ〜あ?・・この森に入る前に釈放したお貴族様一行の?確かに似てるって言われたら似てるけど、釈放した時は皮下脂肪型肥満じゃなくて美男子になってたよな?・・ちょっと分からない。
「えーい!何をしておる兵士が!もう良い!今から天使様を召喚する!」
鞄から掌大の・・水晶か?その中に理力が入ってるんだな。
「来たれ!天使様ぁー!我の願いを成就して下されー!」
水晶を投げるのか。当然割れて・・理力が出てくる・・・上か。
「天使様が降臨されるぞ!退避ー!」
「なんですって!」
「天使ですって!何馬鹿な事するの!」
「俺は悪くないんだって!」
「ユイちゃん!皆の所へ戻ろう」
天使って召喚事も出来るんだな。とりあえず戻るか。・・で?三人の元へ戻って来たけど認識阻害とか解除して良いのか?とりあえず鬼ごっこは俺の勝ちで良いよな?
「天使の階級によるけど、私とユキちゃんで殺れる?」
俺に聞くなよ。何の冗談だ?笑話にもならないぞ?




