第四十六話 回復と販売
冒険者組合治療病室
「う゛ぉ〜っあ゛ぢがど〜!しじょ〜い゛ぎてでよがっだ〜!」
アスカちゃん・・・肉鎧着たままで俺を抱き締めるのは辞めて欲しい・・・涙と鼻水に唾液が凄い事になってるし、普通の人なら背骨が折れてるというか上半身と下半身がお別れしてるぞ?ってか君達、アスカちゃんに言ってあげなさい。
「私のおに・・ユイちゃんに抱きつかないで!」
ミキちゃん、何度も言うが俺は君のものではないからな?後、鬼って言うなよ?それに『抱きつかないで』は正しいんだが、『黒髭達磨で』が抜けてるぞ?しかし・・この状況であっても俺の左腕からは離れようとせず、アスカちゃんの黒髭達磨頭部をペチペチ叩かないであげて。
「お姉様!人前で大泣きしないで下さいまし!第六皇女としての自覚を持って下さいまし!」
ユキちゃんのユキちゃんで俺の背負ってる金庫から降りないよな?頼むからアスカちゃんの黒髭達磨頭部をパチパチと叩いてあげるなよ。
「だって〜ユイ殿が治した肉鎧の性能が、師匠より強かったんだよ!一撃でってヤバくね?」
「「ユイちゃん!!」」
お・俺?・・・二人共アスカちゃんから俺に叩くのを変更するなよ。ってか俺が肉鎧を治したからか?いやいや普通に直しただけだぞ?・・・ちょっと強くなった?って感じじゃないのか?
「まぁ何にしてもワシの身体は治ったわけだし一件落着だぞぉ。ガハハハハハハハハ!んじゃ他言無用で撤収じゃ!」
鶏冠爺の言葉で黒筋肉達がテキパキと後片付けするが・・アスカちゃんはいまだ俺を締め付けてるし・・・ミヨが一言。
「・・・ユイ兄さんは今世でも鬼ですね・・・」
後で説教だな・・・ミヨ。
冒険者組合長室
「ユイ殿、この度は助けて頂きありがとうございます。ところで、回復ポーションは何処で購入されてますかな?流石に回復水薬は何処の医療組合でも取り使いはないからのぉ。是非今回の分と合わせて売って頂ければと・・・弟子のお守りが出来なくなるからのぉガハハハハハハハハ!」
「師匠酷いです!」
回復水薬か・・・まぁ俺が作ってるんだが、今は【牢獄】に入ってる連中が作ってるからな。アカチンとヨウチンと極チンの三種類で、塗って良し!飲んで良し!ぶっかけて良しの優れ物。アカチンは軽傷・中傷でヨウチンは重傷や重症、極チンは何でも治るし、欠損部位も生えてくるのが凄い回復水薬。牛乳瓶に入ってるのは他に思い付かなかったのは内緒にしておこう。
しかし売るにしても相場が分からないし、極チンは売って良いのか?
「そんなポーションがあるとしれたら、誰もが欲しくて大金が動き、お金がない人は奪いに来るんじゃないの?下手したら戦争の火種に・・・」
ミヨの言う事は分かる・・・が、この世界は命が軽すぎるのも事実だからな・・・。
「アカチンとヨウチンは自動販売機で売るよ!」
ミキちゃんが良からぬ事を決めちゃった?
別の日の冒険者組合長室
「そういえば・・・マキは解雇にしたのか?」
「・・・自宅謹慎を解いてなかったですね・・・」




