第二十四話 結果と食事
「ミキちゃん酷いです・・グシュッ・・もう少し優しくして欲しいです・・。あれだけ悩ませておいて、結果がこれ(カード)ですか?」
数分前・・・。
アスカちゃんが悩みに悩んで降格を決めたのに、俺達の冒険者組合札を出した後に出た言葉が『えっ??・・・降格は取り消します!勇者登録には地下三階の勇者課へ行って下さい。国王と私の推薦状は勇者課へ送っておきます。今日はもう遅い時間ですので、ここの宿泊施設の利用を許可します』だったかな?
それにしてもアスカちゃんが俺達の冒険者組合札を見た瞬間だったよな?アスカちゃん、血の気が引いて青ざめてたよな?それに組合長も推薦状を出してくれるんだな。ってか肉鎧を治す必要がなかったんだよな・・・俺の早とちりだな。
「ん?おユイちゃん考えてる?アスカちゃんの猿嫌いは昔からだよね!気にしなくて良いよ〜♪」
いやいや、俺達の札を見た瞬間に顔色が変わってあの発言だろ?結果を覆す何かがあったのは分かるんだが、普通の六級札だろ?
「あ〜分かった!札ね?んとね、普通の冒険者だけだったら組合長権限で降格出来るんだけど、私達って国王から『狩人』と『破壊者』の称号を貰って、更に商業組合の登録もしたからアスカちゃんの権限だけで降格や称号剥奪は出来ないのよ?」
それで結果が変わったのか・・・ミキちゃん知ってたな?知ってたなら教えてあげなさいよ?次回から。流石に机に塞ぎ込んで泣いてるのを見ると可哀想でしょうに。マキちゃんも正座しながら床を叩いてる。
「お姉様?私の下僕達は優秀なんですからね!」
いやいや、ユキちゃんが従属の首輪を着けてるんだからな?
「ところで・・・いつまで石抱責に座ってるの?とりあえずご飯食べてお風呂行こっか?ユキちゃん寂しかったら一緒にお風呂入ってあげるよん♪冒険者組合には職員専用の大浴場があるからね!アスカちゃんも一緒に入るから!」
「うっさいわね!このドヂヴィ(ドチビ)が!次からユキ様とか皇女って呼びなさい!」
「ミキちゃんにまた揉まれるの?揉まれるよね・・・」
ところでミキさんや・・・そろそろ俺の頭から降りてくれないか?
冒険者組合組合長室
「本日は大変失礼しました。細やかではありますが食事をご用意させて頂きました」
「アスカちゃん、本当に細やかだね!」
こらこらミキちゃん、十分に多い料理を準備してもらっておいて細やかって言っちゃ駄目です。それにしても言葉遣い変わったなアスカちゃん。
「お姉様?庶民の料理なんて食べられませんわ!それに下僕と同じテーブルでなんてありえないわ!」
ユキちゃんも庶民の料理を馬鹿にしちゃ駄目です。ほらーアスカちゃんが笑顔で冷や汗出てるぞ?
「ユキちゃ〜ん!食べなくて良いわよ?」
「ふんっ!・・・マキ着いて来なさい」
ユキちゃん席にも座らず出て行ったな。お腹空いたって後で言うよな?
「こきょのりょういもあーあーだえ!(ここの料理もまぁまぁね!)ゆいちゃんいああえるくぇおね(ユイちゃんには負けるけどね)」
食べながら喋るんじゃありません!ってかもう食べてるのか?食べるのは問題ないが・・・小人族専用の椅子がないからって、俺の膝の上に立たないでくれる?たまに飛んで俺の股間を踏んでるな・・・痛くないけど。アスカちゃん、その『お気の毒に・・・』って顔しないで!




