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妹をたずねて三極里  作者: OTLはにぃ
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第十五話 経験と理力


「チビ!何をしたんだ!ここは何処だ!」

「空間魔法はご存知よね?謁見の間からこの異空間に転送しただけよ。こっちの方が邪魔は入らないし、思いっきり暴れられるからね?」

何で最後は疑問形なんだ?まぁいいや、異空間の大きさは一辺一里(約四km)の立方体で十分かな?

とりあえず青白筋肉から獣化していない魔石を三つくらいコソッと拝借・・・取り寄せて調べようか。魔石自体は青白筋肉の魔力が魔石に込められて、魔石の大きさや属性によって異なる魔石獣になるのは分かった。魔石の魔力を吸収すれば普通に使えるようになったが、直ぐに獣化するから俺以外は魔力吸収が使えないから却下だな。次に獣化した後だが、倒すには致命傷を与えるか魔石を壊すか抜き取るかの三通り・・・全て魔石が壊れて使えなくなるし、死体は綺麗に無くなってしまうから素材が取れないので戦闘するだけ無駄だな。これはミキに言っておかないとな。

カキカキ・・サッ!

『魔石獣は美味しくない!』

「経験値が美味しいから大丈夫〜♪」

・・・経験値?美味しい?食べたら美味いのか?何の事か分からん。

しかし楽しそうに狩りするよな。ミキお得意の風魔法の【嵐珠らんじゅ】と【マキバ流】初伝・鎌鼬かまいたち牙狼がろう。後は自身の防御で風魔法の【風盾】か【風壁】、あー違ったあれは【嵐珠】か!あれだと全方位防御だから安全だな。時間はまだそう経ってないけど【嵐珠らんじゅ】を縦横無尽に飛ばしてもう百五十匹くらいは倒してる。風魔法を風魔法で操って、あの動きは真似出来ないわ・・・あ〜出来るわ。

「レベルアーップ!青白筋肉〜歯応えのある魔石獣を所望〜♪ちょっと経験値が不味くなったから!」

「ふざけるなドチビが!」

ほー!青白筋肉から出てきたのは真っ黒い魔石。あれは青白筋肉の魔力以外にも異様な魔力を感じるな。ちょっと調べるか。また拝借・・獣化してない魔石は本当に禍々しい魔力だな・・・この力は初めて感じるな。

「レベルア〜ップ♪楽しくなってきた〜♪」

「どういう事だ!天使様から頂いた理力りりょくで作った魔石獣がこうも簡単に倒されるとは・・・神の使徒とはこれほどの力を持っているのか!」

【りりょく】?どんな漢字なんだ?

「理力とは天使の力の源じゃて。ことわりちからと書くのじゃよ。しかもこれは闇より黒いから暗黒理力じゃな」

おっさん物知りだな。とりあえず俺が持ってない力というのが分かったし、魔石獣が強くなったけど倒す手段は同じと。ミキもその経験値?が美味しいから狩ってるだけみたいだな。

「そろそろ全力出してくんない?」

あれだけの魔石獣を一人で倒したものだな。結局?五百

匹くらいはいたよな?多少俺の方に襲い掛かって来たけど、ミキが【嵐珠】を置いてくれたから大丈夫だったな。

「おのれー!おのれおのれおのれー!おい!スライム!力を貸せ!」

青白筋肉が真っ赤になるんだな?

『ケイカク シッパイ。テンシサマ ホウコク』

なんだ?脳裏にカタコトの声が聞こえたような気がしたな?

「貴様!俺の身体から出うわーあああああっ」

急に苦しみ出して自身の首に両手で絞める・・・何かが飛び出してくるのを必死に抑えるように。血管が浮き出て苦しく悶え、顔が上を向き、大口から真っ黒い液体が飛び出した。青白筋肉の足元に水溜まりみたいになって、青白筋肉はその場で倒れ込み、意識が途切れたか。

液体っていっても水溶き片栗粉を煮た感じのトロトロじゃなくて、土と水の泥のようだな。

『コビト ツギハ ナイ』

俺の作った異空間の地面に吸収されるように水溜まりの泥が消えて行ったな。

「一昨日来やがれ!塩撒いてやらー!」

ミキ!塩撒くな!

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