第十二話 夕食と脱獄
あれは神様だったかは分からないけど、この世界に転移させられた時『妹を探せ』と『名前と家紋』ってのは聞き取れたんだがな。その後が大変だったんだが、上空から落とされたからな。
まぁ『神様』の存在は知ってるのか?って質問に答えないとな。紙と筆・・・。
『『神様』は会った事がないな』
「お主は『神様』と答えたのう。良い答えじゃ。
やはり我が千八年前に転生された時の言葉通りじゃったか・・・」
おっさん千八歳か?見た目は筋骨隆々の五十台位にしか見えないのにな!ってかおっさん、何言われたのか知らんが、早く食べないと肉が無くなるぞ?これだけあっても食べるからな・・・ミキが。
「ごちとーさまでした!」
宜しいお上がりで!あれだけあったのにペロリだなミキは。とりあえず俺の頭の上で仰向けで寝ようとするのは止めような?更に言うが、寝る前に俺がお風呂作るから寝るなよ?入ってから寝なさいよ?
おっさんもかなり食べたし、体力と筋力も回復してるんじゃないか?
おっさんの娘は・・・未だ現実逃避か忘却の彼方か。
マキちゃん・・・気絶継続中。
二日目。(投獄された翌日)
今日も良い天気かが分からないが牢獄滞在中。
昨日お風呂を作ったんだが、何処からどう見ても銭湯。初めは露天風呂にしたかったんだけど、ここが地下だったから雰囲気出なさそうなので銭湯だ。おっさんの娘が投獄拷問されてた一番奥にある牢獄を改造した。魔消鉄鋼があるので、魔法を使うのがめんどくさいから全て撤去して次元収納へ。そこからは早かったな。昔通ってた銭湯と同じ様に作ったからな。
銭湯へ向かう前に、ミキを女湯に放り投げてから男湯へ。脱衣所で服を脱ぎ、さぁ一番風呂って思ったらミキがいた・・・。前々から言ってるが、もう少しだけで良いから淑女としての自覚を・・・。
男湯と女湯の壁上は少し隙間があるからな、次回があれば対策するぞ。
朝食を全員分作って食べて(ミキは食べさせた)片付けて、読みかけの魔法書を読み、魔獣魔物の図鑑で昨日ミキが倒した小鬼の上位種を確認してた。お昼になり朝と同じく作って食べて片付けして、夕方も同じく・・・って見張や巡回・食事の配給はないのか?
「あっ!娘がおらん!」
おっさん何処に目付けてるんだ?そこの隅っこで三角座りして・・居ないな。あれっ?朝居たか?
「小娘なら朝早く出て行ったよ?」
え?朝食と昼食の片付けの時、料理は綺麗に食べられて無かったぞ?
「私が食べちゃった・・テヘペロッ!」




