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わたしの日記  作者: なつのゆき。
2/2

4月15日 川で遊んだ。

検閲開始


Xxxx年 x月x日

Q_8年 4月15日 くもり


私は”ゆする”と申します。

今日はあまりにも暇だったので川に行きました。


私は賢いので川に入る前に安全確認を欠かしません。

まずは……なんの確認でしたっけ。忘れたので入ります。

入ってみてやばそうだったら上がればいいのです。


川の底にあるやや大きめの石を退かすと色々な生き物が

居て面白いです。出来ればライオンとか出てきて欲しいと誰もが思うかもしれません。でもよく考えて下さい。


出てきたら多分死にます。左腕持ってかれます。

前日雨が降っていたせいで水が濁っているので

ライオンどころかチワワでも致命傷は免れません。

不意打ちはやばいです。気をつけましょう。


この時期山で遊ぶと9割でカメムシにやられるので

少々寒いですが川の方が安全です。ですが流石に寒い

ので1度上がる事とします。この川はゴロゴロと大きめの

石が多く、休憩するにはとてもいいです…ん、なにか手で

潰した気がします。___カメムシでした。


川に裏切られました。私は可哀想な19歳ですね。

4月に1人で川ではしゃぐ右手カメムシの女の子。

__同年代が居たら注目の的になる所でした。私を取り合う男の子の姿が目に浮かびます。私も罪な女です。


家にある本で読んだことがあるのですが昔私の住む国には”トーキョー”という大きな町があったそうです。

そこには”シブヤ”と言われる拠点があり、今では考えられない人数の人類が”タピオカ”と呼ばれる物を手に町中を闊歩していたとか。今カメムシ(の残り香)右手に川沿いを闊歩してる私もきっとそのくらいの貫禄があるに違いありません。”トーキョー”系女子ゆする誕生の瞬間ですね。


思ったより早く川から帰る事になったので家でお風呂を沸かして入ろうかなと思います。カメムシ(の残り香)ともここでお別れです。寂しいですね。


いつも使っている大きいドラム缶に川の水を入れ、ドラム缶(in水)の下で焚き火をします。ある程度暖まったら火を土で消し入浴タイムです。


私はとてもナイスボディで胸に物を置くと垂直に落下し足の指に致命傷を受けることで有名です…………。

…なにか言いたいことがあれば言いなさ_


__ふぅ、スッキリしました。身体中ぽかぽかして凄く

気持ちいいです。近所のおばさんに頂いた石鹸のお陰で

カメムシ(の残り香)もほぼ取れていい気分です。


カメムシ(の残り香)と入浴していたらもう夕方。

”デンキ”と呼ばれるものはないので今の私達にとって夜は結構怖いです。なので今のうちに夕ご飯を頂きに行きましょう。


私の村は係制で村の食事係の人達が昼間にメニューを決め材料を採り料理を作り朝、昼、夜とご飯を村のみんなに分けてくれるのです。ちなみに係は週ごとに入れ替わります。ちなみに今週の私はカーテン係なのですが、残念な事にカーテンは村のどこを探してもないです。



今日の夕飯は山菜と薬味のスープと川魚の焼き物でした

山菜特有の独特な風味を薬味がいい具合に消してくれるようでとても食べやすく、淡白な川魚の焼き物も身がホクホクしてて味付けが丁度よご飯が美味しかったです。

明日はお肉を夕ご飯にする予定らしく今からとても楽しみです。


本によると、小さい村は足に紐括って高所から飛び降りて20歳を祝う行事があったと書いてありましたが私の村はそんな事しないのですごくビックリしました。


家にある本のうちまだ読み終わったのは全体の1割程度なのでまだまだ色んなことが分かると思います。

明日も本読んで勉強をしつつ村の人たちと楽しく過ごせればいいなと思いました。もうそろそろ焚き火が消えそうなので日記をまとめたいなと思います。


カメムシとライオンがいなければ楽しかった1日でした。

カメムシの臭いは取れにくくて嫌だなと思いました。

また来週は村で仲のいい”あも”ちゃんと遊ぶ約束があるので楽しみです。



追記 ライオンはいませんでした。


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